ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 街の狩人
- 日時: 2010/06/21 21:59
- 名前: 狩人 (ID: V9.d7PSD)
ハジメマシテ〜 狩人です
タイトルだと「どんな小説だよ」って気がしますが、英語にするとどんなのか分かる人もいると思います
頑張って書くのでコメントをしてくれるととて嬉しいです
☆★注意★☆
Ⅰ・荒し、中傷は禁止
Ⅱ・更新は遅いです
Ⅲ・少し流血シーンがある予定です
Ⅳ・それでもいい人だけ先に進んで下さい
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- Re: 街の狩人 ( No.1 )
- 日時: 2010/06/21 22:12
- 名前: 狩人 (ID: V9.d7PSD)
私に名前は無い
あるのはコードネームと生き残る術(すべ)だけ
孤児だった私は幼くして完璧な暗殺者へと育てられ
私は生き残る為に多くの仲間を殺してきた
そして、一人前の暗殺者と認められた今
この街で 依頼されたターゲットを 殺している
- Re: 街の狩人 ( No.2 )
- 日時: 2010/06/22 17:04
- 名前: 狩人 (ID: QNBNv.Ac)
☆★第一話 コードネーム★☆
私は人ごみの中を歩く。
目的地は、公園。
この公園にある唯一のベンチが私の 居場所 であり目的地でもある。
そこに迷いなく行くと男が一人雑誌を読みながら座っている。
私は気にせずにその男の隣に座り、公園にいる人達を眺める。
はしゃぐ子供、話しをする大人、散歩をする老人。
沢山の人がいる。
「時間に正確だな。」
その男が雑誌を読みながら突然喋りだす。
「そういう性格なの。」
私は前を向いたまま返事をする。
「流石は優秀なだけある。」
「……お世辞を聞きに来た訳じゃないわ。」
「そうかい。」
そう言って男は読んでいた雑誌のページを開いたまま自然に私に渡す。
私も自然に受け取り、中身を確認する。
そこには、一枚の写真とメモがクリップで留められていた。
「それが今回のターゲットだ。」
写真には男性が一人写っていた。
「……そう。」
また誰かを殺さなければいけないのか。
別に嫌なわけではない。
ただ、
「この人は何者なの?」
「それは言えないな。」
ただ、意味も分からずに殺すのが嫌。
この人が悪いのか、それとも悪くないのか分からずに殺すのが嫌なの。
「それじゃあ、終わったらまた会おう。」
男はそう言って、ベンチから立ち上がり、
「失敗するなよ、ナ イ ン 。」
と言って去って行った。
ナイン
それが私のコードネームで私の唯一の 名前 。
- Re: 街の狩人 ( No.3 )
- 日時: 2010/06/22 19:19
- 名前: 狩人 (ID: QNBNv.Ac)
☆★第二話 ナイン★☆
ナイン
このコードネームはある諺から来ている
A cat has nine lives.
直訳すれば、ネコには9つの命がある
つまりは、なかなか死なない って意味
今まで多くの任務をこなしてきても死なない私に、畏怖と尊敬を混ぜてつけたのだ
誰がって?
それは、私を完璧な暗殺者として育てた人
その人がどういう人なのかは今でも知らない
15年間一緒に居て鍛えられたが全く自分を語ろうとしない人だったから
ただ、分かっているのは 女性 で
完璧な私よりも 絶対に強い って事だけ
☆★ END ★☆
話……と言うより説明…かな? それと、短過ぎですよね
でも次回はちゃんと話進みます!
- Re: 街の狩人 ( No.4 )
- 日時: 2010/06/22 20:27
- 名前: 狩人 (ID: QNBNv.Ac)
☆★第三話 狙撃★☆
月の出ている夜
私は、廃墟となったビルの屋上に居る。
ターゲットは向かいのビルでまだ働いているが、残業だろうか?
ターゲット以外は誰も居ない。
多分これは偶然ではなく、上の存在が仕組んだ事だろう。
ちなみに、私のボス(師匠)は関係ない
ボスは私を育てただけで、この街に来てから一切音沙汰が無いのだ
だから、生きているかもしれないし、死んでいるかもしれない
もっとも、病気ならまだしもアノ人を殺せる人は 絶対に居ない と思うが
何はともあれ仕事がしやすい事には感謝しなければ。
私は、しゃがんで足元のケースを開ける。
中には私がこの街で 生き残る のに必要な道具の一つが入っている。
今回の道具は狙撃銃の M700 。
ボルトアクション式で高い命中力が有名だ。
だが、ボルトアクション式ゆえに 一発必中 が必要。
もし外せばターゲットは私に気付き逃げてしまうだろう。
そうなれば私は不要な存在となり、上から密かに 抹殺 されてしまう。
だけど、私が 失敗するなんて絶対に無い 。
これまでも、これからも 。
私は銃をケースから取り出しパイポッドを立ててうつ伏せで構える。
そして、スコープ越しにターゲットの 頭 を狙う。
準備は出来た。
私は弾をポケットから取り出して装填する。
そしてもう一度スコープを覗き狙いを定め、引き金を引く。
前にターゲットは携帯を取り出して話し始めてしまった。
ダメ、今殺したら電話相手に異変が気付かれてしまう。
私は結局話が終わるまで待つしか出来なかった。
二、三分がたっただろうか。
ターゲットは話を終えてまた仕事に戻った。
今度こそ。
私はしっかり狙い、引き金を引いた。
銃口から出た弾はビルの窓を貫きターゲットの 頭 に当たり、ターゲットは椅子から崩れ落ちた。
確実に 死 んだだろう。
だけど、私はターゲットから目を離さない。
死んだと思っても もしもの事 がある。
5秒…10秒…20秒
ターゲットの周りの 血の海 が大きくなってゆくが、ターゲットはピクリとも動かない。
完全に 死 んだようだ。
私は 安心 してスコープから目を離す。
「……」
そして、胸には 安心 が消えて 疲労 と 罪悪感 が残った。
- Re: 街の狩人 ( No.5 )
- 日時: 2010/10/18 10:17
- 名前: 司命 (ID: SSGIlw3x)
こんにちは!
こういうの大ッ好きです(*^_^*)
更新頑張ってください!(^^)!
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