ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 悪魔の契約の館
- 日時: 2010/06/23 17:21
- 名前: 黒薔薇 (ID: kpG4msIT)
どうぞよろしく♪
みなさんは、今願い事はありますか?
ゲームが欲しい、あの人と両想いになりたい。などさまざまな願望がありますが、それを叶えることが出来る契約があったらどうしますか?
契約をする時はどんなものでもちゃんと注意書きを読まなければいけませんがね。
申し遅れました。
私は「黒薔薇麗華」。この館の主でございます。
あら、お客様がいらっしゃったみたいですので私は失礼いたします。
今回の登場人物
・森川 桃子
片想い中の少女。
・中山 佑介
桃子が片想い中の少年。しかし佑介は綾子が好きらしい。
・美吉 綾子
現在誰も好きな人はいない。
第一章「片想いの辛さ」
この辛さは誰にも分からないだろう。
私はある男子に片想い中だ。
でもそいつは別の子の事が好きで、きっと私なんか眼中にない。そのはず。
「オハヨッ!」
綾子が馴れ馴れしく話しかけてくる。
この子は私の好きなやつが片思いしている子なのだ。
「おはよう」
私もできるだけにっこり返事をする。
私は綾子と昨夜のテレビの話などをしながら学校に到着した。
椅子に腰をかける。
ふと目に入ったのは、私が片想いしている佑介だった。
隣の席は綾子。2人は楽しそうに話している。
ムカつく!
憎たらしいきもちをおさえながら、カバンを後ろの棚に置く。
第二章「悪魔の館」
今日も学校を終えての帰り道。
いろいろ考え事をしているうち、知らない場所に来てしまった。
「ここどこだろ・・・」
目の前に建っているのは、少し不気味な御屋敷。
窓の方を見ると、誰かいるようだった。
顔はよく見えなかったが、ドアの方を指している。
「入って」と言うことだろうか?
少し怖かったがとりあえず入ってみることにした。
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- Re: 悪魔の契約の館 ( No.2 )
- 日時: 2010/06/24 10:03
- 名前: uitti (ID: kpG4msIT)
苺牛乳さま、コメントありがとうございます(*^_^*)
がんばります!
- Re: 悪魔の契約の館 ( No.3 )
- 日時: 2010/06/24 10:16
- 名前: 白魔女 (ID: MnBE3vuR)
こんにちは! はじめまして(。・ω・。)ノ
カッコいい題名ですねw
続き、楽しみにしております。頑張ってください。
- Re: 悪魔の契約の館 ( No.4 )
- 日時: 2010/06/24 10:31
- 名前: 黒薔薇 (ID: kpG4msIT)
白魔女様
ありがとうございます、がんばります^−^
- Re: 悪魔の契約の館 ( No.5 )
- 日時: 2010/06/28 16:30
- 名前: 黒薔薇 (ID: kpG4msIT)
中に入るとそこにはあたしと同い年くらいの女の子がいた。
しかも、すごい美人!
クリーム色の髪はストレートヘアになってて、目は大きくてまん丸。
鼻は高くて透き通ってるし。ていうか、目の色、青色だね。外人さんかな?
「私は黒薔薇麗香。そしてここは悪魔の館」
あ、日本語喋ってるし、名前からして日本人だね。
「それで、ここに来たってことは願い事があるんでしょう?」
「え?」
だって、あたしはたまたまここに来ただけ
「この館は、願いをもったものの前にしか現れないのよ」
願い事、あるかな・・・。
「あ、あった」
すると、麗華さんはにっこりわらって聞いてきた。
「その願い事を教えていただけるかしら」
「綾子を、美吉綾子を殺して」
「かしこまりました。美吉綾子様を殺せばいいんですのね。」
なんだか、自分の言ってることがあまり悪いことではない気がしてきた。
アイツガイナクナレバ・・・フフフッ
笑いが込み上げてきた。
「それでは、お望み叶えさせていただきますしかし、その代償としてあなたの大切なものを—
気がつくと、あたしはベットで寝ていた。
「早く起きなさーい」
お母さんの声が聞こえる。
「ふぁーい」
そういえば、夢だったのかな?
ま、いっか。
学校
チャイムが鳴って、みんな着席。のはずなのに、綾子がいない?休みかな。
先生が教室に入ってきた。
「あら?なんで佑介君の隣が空いてるのかしら。」
え?みんなも首をかしげてる。綾子のこと、覚えてないの?
休み時間、綾子の座っていた机とイスは無くなった。
放課後あたしは急いであの館に走った。
バーン
勢いよくドアを開けると、麗華さんがきょとんとした顔であたしを見つめた。
「どうしましたの?そんなにお急ぎになって」
「綾子は、綾子はどうしたんですか?」
「お望み通り、殺させていただきました」
夢じゃ、なかった。
「何かと面倒ですので綾子様に関する皆様の記憶は消去させていただきました」
だから、みんな綾子の事忘れてたんだ。
「明日、あなたの大切なものをお引き取りに向かいます。」
あ、そんなこといってたね。
でも、なんだろ。大切なもの。
お母さんやお父さんではない気がするし、そういえば、綾子を殺そうと思ったのってなんでだっけ。
たしか、佑介が綾子のこと好きなの知ってて嫉妬して・・。
まさか、大切なものって・・・。
いや、そんなわけない。ちがう、絶対・・・。
翌朝、あたしは大急ぎで学校に向かった。
なぜって、遅刻しそうだから。
「急げぇぇぇっ」
あたしが席に着くのと同時にチャイムが鳴った。
ガララッ
あれ、先生やけに悲しそうな顔。
「中山佑介君が、今日の登校中に車にはねられて亡くなりました。」
え・・。まさか、ウソ・・
「森川桃子さま、契約は無事、完了いたしました」
うそ、イヤァァ!
この少女がどうなったかは私には分かりません。
私の仕事は、代償、「大切なもの」と引き換えにお客様のお望みを叶えることですから。
この契約は大変危険なものでございますから、皆様も古いお屋敷にはお気をつけくださいませ
- Re: 悪魔の契約の館 ( No.6 )
- 日時: 2010/06/25 11:06
- 名前: 黒薔薇 (ID: kpG4msIT)
第一話終わった^^;
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