ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 俺は、好きだったよ？
- 日時： 2010/07/01 12:14
- 名前： あいみん （ID: LoNNmS79）
俺はさ、自分を責めたよ？
どうして生まれてしまったんだって。
きっと、姉ちゃんも俺を恨んでるんだよね？
俺が生まれてしまったから、母さんが死んだんだし。
絶対、許してもらえないよね？
でも……それでも俺は
———————姉ちゃんのこと、好きだったよ？
初めまして！初心者の小説書きのあいみんです！！
心の広い方限定でお読みくださいませっ☆
(荒らしはお帰りくださいませ)
- Re: 俺は、好きだったよ？ ( No.4 )
- 日時： 2010/07/02 18:00
- 名前： あいみん （ID: KoVjVisw）
１絆〔ごめんな〕
「……ただいま」
薄暗い部屋に、トントンと包丁の音が響く。
……姉ちゃん、もう帰ってるんだ。
のれんをくぐり、リビングに出る。姉ちゃんが、少し目を伏せて、夕食を作っていた。
「ただいま、姉ちゃん」
返事は無い。それも、いつものことだった。母さんは、母体に危険を伴う出産をし、俺を生んですぐに他界した。
母さん、どうして俺を生んだの？俺を生まなければ姉ちゃんは……。
ぎゅっと下唇を噛み、ガタリと椅子を引いた。
「手、洗いなさいよ」
包丁から目を離さずに、冷たく言い放つ。
「……うん、ごめん。今日の夕飯は？」
「見たらわかるでしょ」
「野菜炒め。かな」
「…………」
なにも言葉を返さない姉ちゃんを数秒見て、自分の部屋へと歩を進めた。包丁の、トントンと心地いいリズムが途切れる。それでも、声はかけられなかったけど。俺は、背を向けたまま片手をひらひら振った。
「部屋で休んでる。出来たら呼んで」
小さく、ん。と聞こえた気がした。
がちゃりと『勇大の部屋』と書かれたドアを開ける。隣には、亜美の部屋と書かれたドアがある。かばんを投げて、自分のベッドに崩れ落ちた。
自分が生まれたことの罪悪感と、姉ちゃんの冷たい態度が、自身の精神を蝕んでいく。苦しくて、涙が出た。死のうと思ったことは何度もある。けれど、自分は臆病だから死ぬことが出来なかった。
どうして……俺は、ここにいるだけでこんなにも息苦しさを感じているんだ。家族だろ……？姉ちゃんは、俺の大切な家族だろ？
涙が止まらない。頭の中は、冷たい態度の姉ちゃんでいっぱいだった。
……じゃあ、姉ちゃんは？姉ちゃんは俺のこと、大切な家族と思っている？……そんなはずはない。だって、姉ちゃんは俺を恨んでいる。母さんを殺した俺を、憎んでいる。
「ごめん。ごめんな。姉ちゃん」
声は、響くことなく消えていった。
- Re: 俺は、好きだったよ？ ( No.5 )
- 日時： 2010/07/02 20:46
- 名前： ラブ♪くま☆ベア〜 （ID: XdEokog0）
はじめまして！小説読ませてもらいました♪
弟が姉を思うなんて・・・・(TДT)感動です！！
私も小説を書いているので見ていただけたら見てください♪
- Re: 俺は、好きだったよ？ ( No.6 )
- 日時： 2010/07/02 21:42
- 名前： 美紗樹 ◆IONIO5AWPU （ID: lD2cco6.）
わぁ〜〜＞＜
お話もすごいですっっ！
感動です！！
頑張って下さい〜〜ノシ
- Re: 俺は、好きだったよ？ ( No.7 )
- 日時： 2010/07/02 21:49
- 名前： 梓 ◆817kN1phPw （ID: 8I/v6BBu）
初めまして！
コメディの方で小説書かせてもらってる梓です。
めっちゃ泣けます(ノд; )
弟さんと姉がこれからどうなっていくか気にないます。
更新がんばってくださいね、応援しています＾＾
- Re: 俺は、好きだったよ？ ( No.8 )
- 日時： 2010/07/03 21:24
- 名前： あいみん （ID: KoVjVisw）
『コメ返信』
>ラブ♪くま☆ベア〜様
兄弟愛はとっても美しいですよね！
勇大はあくまでもlikeですが^^(loveじゃないですよ
感動していただけたんですか！？嬉しいです☆
小説、読ませていただきますっ！
>美紗樹様
わわっ！また来てくださったんですね^^
私なんかの子供が書いた文で感動してくださってありがとうございます！
がんばりますー^^
>梓様
泣かないでください！というか…コメディからわざわざいらっしゃってくださいましたかっ！
もうホントありがとうございます。ジャンピング土下座でよろこんでおります(笑
更新頑張りますね♪
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