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A KING GAME—王様ゲーム—
日時: 2010/07/09 22:22
名前: 玖宇 (ID: IWyQKWFG)

『私は3日後に蘇る』
『悲劇の王様ゲームは始まったばかりだ』

——とある集落に住む若者が自殺した——

 ——1つのとても不気味な遺書を遺して——


       ≪A King game≫


「ん〜、眠いー・・・」
「もー・・・何やってんの亜美!早くしないと遅れち
ゃうよ!」
「んー・・・もうちょっとぉ・・・」
「「今日は移動教室!!」」
「ぁあ———ッ!!!!忘れてたぁ!!!!!」
ばッ 勢い良く起き上がる。
「ちょっと待ってて、文ちゃん!」
「はいはい、さっきからずっと待ってるけど?」
「ごっ、ごめんなさぁいッ」





「ばっ・・・バス・・待ってぇ・・・」
「あら、遅かったわね、二人とも」
「先生・・・良かった・・間に合った・・」

「そろそろ出発よ。さッ、早く!」

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Re: A KING GAME—王様ゲーム— ( No.1 )
日時: 2010/07/19 10:17
名前: 玖宇 (ID: IWyQKWFG)

ж 王様のオーダー § Ⅰ ж

「ん・・・」
ふわぁあ... あくびをする
「もぅ着いたの・・?」
そこは密室。
クラスの全員がいる。
大半は自分と同じぐらいに起きたようで、
まだ目がうつらだ。
「亜美・・・?」
「え・・・文ちゃん?」
どこ・・・声は聞こえるのに・・
「ここだよ・・・!亜美・・っ」
「え?どこ・・・」
振り返る。
そこには、水晶玉のような、綺麗で巨大な玉。
そして、その中に人が1人。
「文ちゃん・・・!!!」
「亜美・・っ、ここから出して!」
「でも・・・どうやって・・」
「割るんだよ!早く!!」
「ぅ・・うん・・・」
バンッ バンッ
「ダメだよ文ちゃん・・・割れないよ・・」
「そんな・・」

——そんな時だった、

≪迷える子羊の皆さん、こんばんは≫
「え・・・?誰・・」
≪私はこの王様ゲーム専用特別ルームの管理人・・・い
わば゛王様゛です≫
「王様・・!?」
「誰よ・・・あんた!」
「ここから出して!」
「俺たちをどうするつもりだ!」
≪落ち着いて下さい。私は、あなた方の味方です≫
味方・・・?
≪あなた方は、人類の最後の光なのです≫
人類の光?
≪今、地球では、核などの大戦争が世界中で起こって
います≫
戦争?世界中で?
≪そこで、私は人類の滅亡を防ごうと、人類の希望の
星であるあなた方、いえ、貴重な遺伝子を運ぶ事に
致しました≫
「はぁ?意味分かんないだけどー」
「何だよ、それ」
「んなワケねーだろ」
≪証拠は、これです≫
突然画面が現れ、戦争の様子が映し出される。
「ウソ・・・っ」
「やだ・・・まさか、本当なの・・?」
「マジかよ・・」
≪大体の方は把握できたようですね。それでは、次の
段階に進みましょう≫

≪ここは、宇宙船の中です≫
ザワッ...
「宇宙・・船・・?」
≪そうです。ここでは、生き抜く為に絶対に必要な掟
が1つだけ、存在します≫
≪それは———・・・≫

≪゛王様゛、つまり私の指示、命令は絶対なのです≫

≪従わない者は排除、それだけです≫
「え・・・っ」
「何でよ・・!」
≪従わないというのは、つまり、不要な遺伝子だから
です。そう、失敗作です。ですから、運ぶ必要はない
と判断します≫

≪命令は、週に1度。日曜から月曜へ時計の針がまわ
った瞬間に下されます≫

≪カレンダーは前の画面に常時表示しておきます≫

≪命令は、その時だけ前の画面に映します≫

≪では、次に生活面の説明です≫


≪まず、食料は命令をしっかりと成し遂げた方にだけ
渡される、カードで購入できます≫

≪後方にある扉、見えますか?そこを開けると銭湯、
食堂、生活品店、ホテルなどがあります≫
≪それらの施設は全て、カードがないと使用できませ
ん。ご了承下さい≫

≪それでは早速命令です———。≫



    ≪私の正体は誰でしょう?≫

Re: A KING GAME—王様ゲーム— ( No.2 )
日時: 2010/07/10 09:58
名前: 真琴 (ID: EUHPG/g9)

はじめまして!真琴といいます。
玖宇さん、すごくうまいですね!
私も見習わなきゃ!


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