ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ウォーカー・ジョーンズ
日時: 2010/10/26 08:00
名前: ぴょんす ◆/UYeS30HBo (ID: P8fkdnbW)
参照: ぴょんすは 工場長に役職が あがった!

はい。おはようございますこんにちはこんばんわ

ぴょんす と申します。 ちなみに工場長に名前変更しました。
おそらく皆さんはじめましてになると思います。過度な期待はしないでください


さて
この物語は友達に最初の1ページだけ見られて厨二病と罵られた問題作ですが、おそらくそこまで厨要素は無い


はずです!



とりあえずこの物語は
インディージョーンズ、もしくはアンチャーテッドのような
『くそかっけー遺跡泥棒』
みたいな感じの小説です。もっとも僕はインディーみたことないんですが。早くみたいと感じる今日この頃です
なんで全体的にアンチャーさんよりになると思います


【第一話 >>4
【第二話 >>13

間をあけると小説読みづらいから一気に2本ぐらいうpた方がいいのかな。でもそれだといくら時間がかかるんだろうな



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Re: ウォーカー・ジョーンズ ( No.4 )
日時: 2010/09/29 22:50
名前: 工場長 ◆/UYeS30HBo (ID: K9K7P5UY)
参照: ぴょんすは 工場長に役職が あがった!(名前を変えただけ

【第一話】

時計台があった
地に足を付け悠然と建つその時計台は赤レンガで端正に作られたもので、縦長の立方体の上に円錐が乗っかったような形状をし、高さは10mほど
作られたのは80年前と随分古いが、地域の後援などにより今もなお、誤差無く正常に動いている

その時計台のほど近くに、とある建物があった。
白を基調にした大きな建物だが、形は長方形とシンプルでぱっと見小さな学校、もしくはアパートのようだった。
事実、それはこの近辺にある公立高校の生徒のための寮であり、しかも時計台はこの寮の駐車場のド真ん中に建っていた
それもそのはずで、この時計台は寮の創立記念に寄付を受けて建てられたものであり、時計台の正面には寄付した人間の名前とメッセージが銀色のレリーフで彫られている

現在。その時計台の錆びれた針は短針長針ともに5を指している
時間的にそろそろ朝になるが、それでも5時半ほど。やはりまだ世界は深い闇に包まれている
月明かりは雲に遮られているため、時折通る車のライトと鈍い青色の光を放つ街灯だけが、時計台と寮を幻想的に照らし出している


その寮の一室のドアが小さく重い音を立てて開いた。50㎝ほどの隙間ができ、そこから部屋に入った——侵入したのは、1人の男性。明りも無く、暗い部屋の中で彼の細くて華奢な体つきだけが分かる
寮の部屋はお世辞にも広いとは言えないが、タンス、脚の低い小さなテーブル、2人でこの部屋を使用しているであろうことが分かる木製の2段ベット、と学生が生活するにはとりあえず困らないであろう家具は備え付けてあった
侵入した男はその暗い部屋の中を手さぐりでゆっくり進んでいく。が、目を慣らすことをしていなかったのが祟ったのだろうか、テーブルの脚に小指を鈍い音をたてて強打した。

「……痛い」
その場にうずくまり、小さく泣きそうな声で呻いた男は痛みが引くまでしばらく待つ。ほどなくして痛みは引き、再度進もうとしたが

「……怖い」
トラウマにでもなったのか。入口へいもむしのようにもそもそと這っていき部屋の電気をいれた
暗闇を振り払うかのように部屋に眩しい光がつき、先ほどまで暗くて見えなかった部屋のいたる所が見えるようになる。勿論男も例外ではなかった
紺色のチノパン、腰には茶色のポーチ。黒のTシャツに肌寒い季節なのでその上にカーキー色のジャケット。
光の届かない深い谷底を連想させるような黒い髪に、中性的な容姿をしているのだろうが今は疲れた顔をしている20代ほどの男性
男の黒い双眸は、部屋に無造作に置いてある鞄にも、タンスからはみ出した女物の下着にも——ちらりと向けられたが、男は部屋の奥にある2段ベットを見ていた
その2段ベットには上段も下段も軽い膨らみがあり、人が寝ていることが分かる
男は慎重に——足元に細心の注意を払いつつそこへ歩み寄る
そうして、ベットの脇にたどり着いた男はベットの下段に目をやった
そこにあったのは、赤い花柄模様の羽毛布団。両手両足を中に入れているのか、布団はこんもりと盛り上がっている
男はその布団の上半分を恐る恐るめくり

「ぉー」
男が小さく感嘆の声を口にした
そこで山を形成しながらぐっすりと寝ていたのは、17歳ほどの少女。
上下、発色のきれいなオレンジ色の寝間着を着て、横向きの体勢で熟睡している
肩まである少し茶色がかった髪にところどころ遮られてはいるものの、その隙間から見えるものは至福の表情
その花が咲いたような笑顔に男は10秒ほど見とれていた——が、我に返って首をブルンブルンと高速で振る
再び男は少女をしっかりと見据えて

「……ごめんね。頼まれたことなんだ」
男は寝ている少女には聞こえないとわかっていても語りかけるように呟く
そして腰のポーチから、黒光りする細い棒状の物をとりだした。先端に空いた穴はしっかりと寝ている少女のほうへ向いていた
男はその自動式拳銃を少女の側頭部に近ずけ——

Re: ウォーカー・ジョーンズ ( No.5 )
日時: 2010/09/30 15:26
名前: みやっさん ◆E53IZBWzfE (ID: nRHlsEri)

おーヤベw面白そうww
ってなわけで支援者が通りますよ^q^
続編wktk!

Re: ウォーカー・ジョーンズ ( No.6 )
日時: 2010/09/30 17:04
名前: 工場長 ◆/UYeS30HBo (ID: RcHXW11o)
参照: ぴょんすは 工場長に役職が あがった!(名前を変えただけ

>>5

次はいつになるんだろうな…w
気長に待っててくりゃさいw

Re: ウォーカー・ジョーンズ ( No.7 )
日時: 2010/10/12 12:03
名前: ЙЁЯЪ ◆PliOGVumjs (ID: BSNeBYwh)

もとはぴょんすか
工場長頑張れ
ただ漢字多いね。よみずらいお

Re: ウォーカー・ジョーンズ ( No.8 )
日時: 2010/10/12 16:03
名前: 通りすがり (ID: NHSXMCvT)

文章が凄く上手。
見習いたいな。

>>7
ちょwwおまwwこのくらいで漢字多いってwww


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