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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ☆に願いを
- 日時: 2010/07/13 00:30
- 名前: 猫にご飯 (ID: soYaU1K5)
かつて、星に願いを叶えた人類が存在したーー
そんなことをこの世で言ったら、厨二病かと思われるかもしれないわね。
でも、そのかつての星々は今の人々が考えるような存在なんかじゃなかった。
これは、そんなお話ーー。
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- Re: ☆に願いを ( No.1 )
- 日時: 2010/07/13 12:22
- 名前: 猫にご飯 (ID: soYaU1K5)
「はぁっ。はぁっ。はぁっ。」
深淵に佇む夜の森。そこに響くのは一人のみすぼらしい格好をした痩せた男。風の吹きすさぶ静音が、ただただ彼の走りゆく先を拒んでいた。男が音を立てて踏み砕く木々の枝。それらはただ空しく、まるで彼の心を映し出しているのかのように。
対するは、彼の背後から迫りくる一つの影。それは風の風圧には遮られず、木々の音を立てず、ただ彼を追っているのみ。
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