ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 魔の海賊船 〜Remake version〜
- 日時: 2010/07/21 20:55
- 名前: 絶櫨 ◆kaIJiHXrg2 (ID: aeLeTDX9)
いつも通りの駄作とでも言うべき物ですが、飽きずに読んでいただけると光栄です
荒らしなどはPCの電源をその場で落としてください〜(ブチッと
コメント、感想、意見など、大歓迎です
ただし、堅苦しいのは無しで全員タメがルールです
これは一応今年1月頃に書いていた魔の海賊船のリメイクですが、所々変えてあります。
なお、魔の海賊船で募集したキャラクターは使用しません
ちなみに、前に出した登場人物の名前はそのままですが、
性格がもの凄く違うかもしれません
何故迷い猫達の海賊船じゃあないかって?
魔の海賊船にしないと綺麗に〜Remake version〜が入らないからじゃぁぁぁぁ!
>>1 プロローグ
>>2 Episode1 真夜中の訪問者
>>5 Episode2 海賊船の骨の医者
>>10 Episode3 正体
>>13 Episode4 恐怖
>>17 Episode5 キオク
>>22 Episode6 魔法
>>23 Episode7 特殊性質【特性】
- プロロ〜グ ( No.1 )
- 日時: 2010/07/16 15:38
- 名前: 絶櫨 ◆kaIJiHXrg2 (ID: aeLeTDX9)
私は昔、人間の剣により死んだ
人間の剣は恐ろしい力を秘めている
その人間とは……人間とは……?
人間とは、何だ?
動物……?
最高の生物……?
神……?
どれも、違う
だけど何なのか私には分からない
こんな人間だらけの世界、壊してしまおう
消してしまおう、文明の……跡も残さずに
消してしまおう、いや、消さなくてはいけない
これから我ら、21代目魔王軍は人間殲滅戦を開始する
二度と、悲しいことが無いように、
二度と、憎しみが世界を掌握せぬように……
二度と……苦しむ事が無いように……
- Episode1 真夜中の訪問者 ( No.2 )
- 日時: 2010/07/17 13:13
- 名前: 絶櫨 ◆kaIJiHXrg2 (ID: aeLeTDX9)
ある夏の夜のことだ、月の光が平凡な村の家々を照らす。
その光景が壊される瞬間が直ぐそこまで迫っている事も分からずに、人々は眠りについていた。
その、脅威の足音が聞こえるまで、人々は気が付かず、眠っている。
村の東外れにある海岸に、この時代には珍しい1隻の木製の船が止られた。
その船からは、2人の人影が陸へと歩くと落ち葉が鳴らす音が周囲に危険だと知らせた。
その足音は、村の方へと近づいていく。
その足音が1歩鳴るたびに、村の人間は本能で目を覚ます。
とてつもない存在感を発する何者かがこの村で何らかの行動を起そうとしていると、ここで始めて気が付く。
気が付くものの、もう遅い。
しかし、村の小屋には興味を示さずその足音は真っ直ぐ村長屋敷へと向かっていった。
村長屋敷の中で、私はとてつもない存在感に当てられ目が覚めた。
ガンガン!
その気配の本人が戸を叩く。
しばらくしてデブの村長がブツブツと愚痴を言いながら戸を開けた。
太った人間に限って警戒心が薄いものだ。
「誰だね、こんな夜中に尋ねてくる礼儀知らずは——…」
その言葉が終る前に訪問者が冷静な口調で口を開く。
「ここに居る奴隷に用がある、貴様のような能無しに用は無い。ソフィア・S・ダクティルを出せ」
屋根裏部屋で私はその言葉を聞いて、驚いた。
私の様な人間のクズとでも言うべき奴隷に何の用が……?
「フン、面白い事を言う。あの奴隷はわしの持ち物だ、やるわけなかろ。さあ、帰った帰った」
その言葉の直後、ドンッ!と言う音と共に村長が跪いた。
その音は村長の頬を掠め、後ろの窓を軽く突き破るどころか壁に大穴を空け、
家の中を外の生ぬるい空気で満たした。
小柄な方の影が指をクルクルと回すような動作をしている、今何かしたのは小柄な方……?
「おっと、指が滑った。次は君の脳天にこれが直撃するかもね……?」
落ち着いた口調が恐怖心を書き立てる。
村長は屋根裏部屋へ行くと、私を盾として海岸へと逃げた。
それを2人は黙って見ている?
目的は私では無いのか……?
そんな考えの最中、ドン!と言う銃声が私の胸に穴を開ける。
見れば鮮血が噴出し、意識は見る見るうちに遠のいていく……。
「フン、貴様はまったく。迷惑な客を引き寄せおって!」
心臓が撃ち抜かれ意識が朦朧とする私に、村長は蹴りを入れている様だ。
不思議だ、痛くもなんとも無い。
その直後にした、ゴリィッと言う音と共に私の意識は途絶えた。
死んだんだな、私は……。
- Re: 魔の海賊船 〜Remake version〜 ( No.3 )
- 日時: 2010/07/16 21:55
- 名前: 銃王 ◆A3WuK2y8UQ (ID: RGCZI60V)
- 参照: 友達募集中だぜぃ!!!!!!!
初コメ取ったりぃ!!!!!!!!
応援してるぜ!本物の小説家だな、、
まるで・・・・・・・・。
- Re: 魔の海賊船 〜Remake version〜 ( No.4 )
- 日時: 2010/07/17 12:46
- 名前: 絶櫨 ◆kaIJiHXrg2 (ID: aeLeTDX9)
いらっしゃーい!です
応援ありがとう^^
自分ではまだ満足しておりませぬ…
- Episode2 海賊船の骨の医者 ( No.5 )
- 日時: 2010/09/01 16:05
- 名前: 絶櫨 ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)
私は多分、死んだのだ。
銃で胸を撃たれた、そして傷口を開くかのように蹴りが数発、そして正体不明の音。
これらが私が死んだと悟らせるのに十分な証拠を突きつけていた、だが現実はどうなるのか分からないものだ。
死んだはずの人間が生き返り、寝ているのだから。
「う゛……」
生きている事を確認し、目を開く。
私の目に色が戻ってくる。
木の天井だ。じゃあ、今揺れているのは何……?窓から光が差し込んでいる、外を見てみるとしよう。
恐る恐る外を見ると、水平線が目の前に現れた……?
ここは……船の中か。
外を見て体を起した私はまず、部屋の中を見渡した。
薬棚、フラスコ、何か分からない光る液体の入ったビンが幾つか、そして葉巻タバコを吸う人体模型が1体。
船の中の……治療室?
外は海。見渡す限り水平線が広がっている、恐らくそれが正しいだろう。
考え込んでいる私を何かが小突く。
誰が……?私以外にこの部屋には誰も居ないはず、それに不自然な物も……!
葉巻タバコを吸う人体模型……?驚く事に煙も立ち上っている、確かにタバコを吸っている。
「何……コレ?」
恐る恐るベッドから起き上がり人体模型を眺めると、驚いた事に口元で空気が出たり入ったりしている……、生きてる !?
「生きてる……人間……?」
その言葉の直後、人体模型は急に動き出した。
模型を立てておく台から降り、直ぐ近くの机に座って何か髪にメモを取った後、終に喋った。
「21代目魔王軍隊長さん、体の具合は……?」
その言葉と同時に部屋の戸が開き、……風変わりな紫色の髪の男とも女とも付かないような奴が入ってきた……?
そこで私の意識は途切れる。
何が……何なの……?
この骸骨は……医者?
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