ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

━Justice of evil━
日時: 2010/07/23 19:48
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

クリックthank you♪

〜お客様〜
夏希s 獏様



━━━━━━━━━

国立栖鳳刑務所>>5
プロローグ>>1

【囚人番号5番】>>4   【囚人番号44番】>>10
【囚人番号4番】>>6

>>11 CHAPTER1【逃げだせない刑務所】
>>12 CHAPTER2【β級フロアの噂】

Page:1 2 3



Re: ━Justice of evil━ ( No.1 )
日時: 2010/07/22 18:30
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

【プロローグ】


2020年 


世界は、今の様な平和な状態ではない。
始まりは何だっただろう・・・・忘れてしまった。

「おい!!囚人番号5番、面会だ!!」

看守の声で目を覚ます。
夢だったか・・・・。まるで、外にいるような夢だったな。
「はいはい・・・今行きますよ。」
囚人番号5番と呼ばれる男、名前は分からない。
髪はボサボサ、服は全身真っ白な奇妙な服だ。しかも、背中には「5」と数字がプリントされている。
5番は牢屋の入り口に近づき、鉄の扉が金属音をあげながら開く。

「面会って誰?」

「しゃべるな。していいのは呼吸だけだ。」

看守の冷たい言葉に、5番は不貞腐れる。
手に付けられた鎖の手錠をジャラジャラと鳴らしながら、面会室に入る。

「風真!!」

「あ・・・姉ちゃん・・・」

囚人番号5番を「風真」と呼ぶ女性は、目から涙を流しながら思わず立ち上がる。
「時間は15分だ。変な行動は起こすなよ。」
看守はそう言うと、面会室の隅にある机に向かって座った。
風真は姉と向き合うように座る。
2人の間には、一枚のガラス。この壁が、どれほど邪魔か・・・・。

「あんた、自分がどうなるか分かってんの?」

「死刑だろ?そりゃそうだろ、日本の王様殺したんだぜ。」

そう、風真の言うとおり、現在は列記とした日本総理大臣は存在しない。
理由は簡単。風真が加入していたテロ組織が殺したのだ。

「ふざけないで!!!あなたのせいで、パパもママも死んだのよ!!!」

「それなら、姉ちゃんも死ねば?」

弟のまさかの発言に、姉は呆然と立ち尽くす。
後ろにいた看守も、さすがに風真の言葉に顔色を変えた。

「俺にあんたは必要ない。興味もないし、家族とも思ってない。」

「・・・・分かった。さようなら・・・・」

姉は涙も枯らし、最早表情は絶望に染まりきっていた。
そのまま立ちあがると、足早と面会室から出ていく。
「最後の家族だったんだろ?大切にしろよ。」
看守は呆れ果てながら、風真に言う。

「あんたに関係はない。さっさと牢屋に戻りたい。」

そして、風真は牢屋へと戻って行った。

Re: ━WORLD━ ( No.2 )
日時: 2010/07/21 20:52
名前: 夏希 ◆qI7CDpFQyQ (ID: gM9EmB37)

風真っていいのか悪いのか・・・?

あっ!!申し遅れました、夏希っと申しますっ!!!
おもしろそうです、応援します。
更新がんばってくださいっ★


Page:1 2 3



この掲示板は過去ログ化されています。