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アリスとありすの秘密の出会い
日時: 2010/07/16 20:41
名前: 心 (ID: uzSa1/Mq)

    アリスとありすの秘密の出会い 

  † 注意 †
・怖い系の話です。
・↑がOKな方のみの御観賞をお勧めします

  † ルール †
・荒らしNG
・広告等NG
・↑が守れない人NG

  † お知らせ †
・マイペース更新有りです

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Re: アリスとありすの秘密の出会い ( No.1 )
日時: 2010/07/18 15:28
名前: 心 (ID: uzSa1/Mq)

   ———合ってはならない二人———



私の部屋の勉強机の上に白色の封筒に蝋印のされた手紙が置いてあった。
差出人は…書いてない。
私は、その手紙に書いてある通りにしてココまでやって来た。
そして…女の子に合った……。

Re: アリスとありすの秘密の出会い ( No.2 )
日時: 2010/07/18 15:28
名前: 心 (ID: uzSa1/Mq)

「あのぉー…」

「…………」
ありすは座っている女の子に声をかけたが返事は無い。

「あーのー!」
さっきよりも大きな声で声をかけた。

「………何…」
女の子は、ありすの事を見ずに返事をした。

「あっ!返事してくれた!」

「…………」

「あっ、貴方も…手紙を読んでココに来たんでしょ?」

「………なぜ聞くの…」

「えっ?なぜって…私は手紙を読んでココに来たから…」

「…………」

「…貴方って…物静だね」

「………ねぇ…」

「なぁに?」

「………死んで…」
女の子はありすを見ながら言った。
女の子の瞳は…真っ赤な血の色だった。

「キャー!」
ありすは女の子の瞳の色が恐ろしすぎて座り込んでしまった。

女の子は、座り込んでいるありすの前まで来ると、言った。

「………貴方は私…私は貴方…」

「……え…?」

「………私達は同じ…」

「お…な…じ…?」

「………パラレルワールドだから…」

「パラレルワールド…世界は一つじゃない…」

Re: アリスとありすの秘密の出会い ( No.3 )
日時: 2010/07/18 15:27
名前: 心 (ID: uzSa1/Mq)


   ———パラレルワールド———


女の子はありすの「パラレルワールド…世界は一つじゃない…」と言う言葉を聞くと、少し驚いた表情をした後、座り込んでいるありすの隣に自分も座った。

「…私達が今居るココがドコだか分かる?」

「えっ…分からない…けど…」

「でしょうね。ココはパラレルワールド『第一の世界』。『名無し』なんだもの」

「名無し…?」

「そう。幾重にも枝分かれしているパラレルワールドと言う世界の内の一番初めの世界に付けられた名前」

「幾重にも枝分かれ…『もしも』の数だけパラレルワールドが存在するって事?」

「そうよ。貴方、なぜ知ってたの?」

「なぜって…何でだろう?調べたりした訳じゃないのに頭に入ってて…」
ありすは頭に?マークを浮かべながら言った。

「そう。なら別に良いわ」

「…ねぇ…一つ…聞いて良い?」

「…答えられる範囲ならどうぞ」

「何で…さっきと違うの?」

「…考えてたから」

「考えてた?何を?」

「ココがドコだか考えてたの」

「あぁ〜…」

「それとさ、貴方の名前は?」

「…それは…」

「答えられないの?」

「…アリス」

「アリスちゃん?」

「そう」

「そっか!私と同じ名前なんだ!」

「…ただ同じなだけじゃないわ」

「え?」

「幾重にも存在するパラレルワールドで唯一生きている『七星 アリス』と『七星 ありす』なの」

「…唯一…?」

Re: アリスとありすの秘密の出会い ( No.4 )
日時: 2010/07/18 15:46
名前: 心 (ID: uzSa1/Mq)


   ———『アリス』と『ありす』———

「唯一って…どういう事?パラレルワールドは沢山存在するんでしょ?」

「…貴方の世界と私の世界が違うのは分かってるでしょ?」

「うん…」

「他の世界にも私達がいるのは分かってる?」

「うん…」

「でもね、他の世界には私達がいないって言う事」

「…どうして?何で?」

「…私達が神様から生まれた一番初めの子供だから」

「…一番…始め…?」

「そう。神様は世界を作る時に私達を一番初めの人間としてパラレルワールドに授けた。勿論、死んでしまう。そしたら、別人として生まれ変わらせるの。それを私達は何回も繰り返して生まれた100番目の子供だから狙われたの」

「じゃぁ…その事を知ってる人がいるって事?」

「そう言う事になるわね…」


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