ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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探し物の白ウサギ
日時: 2010/07/26 01:41
名前: 遮犬 (ID: SmzuliUF)

クリックありがとうございます!遮犬ですw毎度コメディ・ライトのほうで書かせて頂いておりますw
シリアス・ダークのほうでは初投稿となりますっ
若干コメディっぽくもなるかもしれませんがそこらへんはもう勘弁してください・・・w

(題名はまだハッキリとは決まっておらず、この題名は仮の題名となります><;)

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プロローグ ( No.1 )
日時: 2010/07/26 01:41
名前: 遮犬 (ID: SmzuliUF)

私には、探し物がある。

それは私にとってはとても重要で、私の運命を決めるものといってもおかしくはない。

それは、私の"双子"という存在。

私はどこで生まれて、どこに住んで、何をしていたのか。それよりも、自分の名前すらわからない。

なんで私とアナタは離れてしまったのか、わからない。けれども、私には命同然の存在なの。

顔も、体も、名前も、どんな髪をして、どんな事をして、私のことを知っているのかさえ知らない。でも、

私にとっては、家族同然なんだ。たった一人の。

絶対に見つけてみせる。たとえ全てを思い出し、罪がその身にかかろうとも。

たとえ私のことを世界中の誰もが知らなくても。たとえ世界中に私の居場所がなくても、

私にとっては、かげがえのないたった一つの家族だから。

見つけ出さなきゃ、いけないの。

見つけ出さなきゃ、いけない。必ず。

それが私の、罪であり、償いなのだから。

Re: 探し物の白ウサギ ( No.2 )
日時: 2010/07/26 08:40
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


おおお、ついに書き始めましたね!!待ってました!!若干コメディっぽくなるとか・・・ばっちこいですね!←古w

見つけ出すことが、罪であり、償い・・・。何やら気になる感じですねぇ。コメディのほうでも軽くシリアス入ってたし、それがまた上手いし・・!!

こっちでも楽しく読ませてもらいますね^^
頑張って下さいbb

Re: 探し物の白ウサギ ( No.3 )
日時: 2010/07/26 17:16
名前: 遮犬 (ID: SmzuliUF)

<<神無月様!

ありがとうございますっ!!本当にコメディっぽくなりかねませんが・・・!がんばります!w

ハッキリとコメディならコメディ、シリアスならシリアスってできないんですよねw
なんか裏設定作るのが好きで…w下手なんですけどねw
どんな小説になるのかわかりませんがどうかよろしくお願いします><;

第1話:騒々しい目覚め ( No.4 )
日時: 2010/07/26 17:50
名前: 遮犬 (ID: SmzuliUF)

なんで俺はここにいるんだろうな?

自分自身に問いかけてみても何一つわからない。

いくら目の前に広がる青空に手を伸ばしたとしても、届きなんかしない。

そんなことは分かってるのに、伸ばさずにはいられない。そんな、思い。

ジリリリリリリリリリ!!!

ほら、きた。憂鬱な朝が。

眠たい目を擦り、起き上がる瞬間は一体どれほどの苦痛か。

「起きろぉおぉおおっ!!!」

「耳元で叫ばなくても、ジリリリリ!!ってるっての!」

「え?何て!?」

「だからっ!ジリリリリリ!!!ってるって・・・うるせぇえええ!!!」目覚ましを勢いよく止める。

「晴樹っ!(はるき)そんなことだからいつまで経っても魔術値が平均にも満たないんだろうがっ!」

「それとこれとは別の話だよっ!」

俺の名前は樋野 晴樹(ひの はるき)。んでこの起こしにきたバカは五十嵐 憐(いがらし れん)。

どうにもこうにもこの五十嵐の名前の憐は可憐というところからきているらしいが・・・。

あ、ちなみに一応女だから。

「一応って何だよっ!こんな美人が起こしにきてくれるなんてそうそういないぞ?」

「…ふぁ〜あ、さぁ飯だ飯」

「ちゃんと聞けっ!バカァッ!!」と、憐が投げてきたさっきのアホ時計が俺の頭に当たり、コケる。

それもこれも晴樹が寮生活ということから始まる。

隣部屋に憐が住んでて、話したら意気投合して、仲良くなって、現在に至る。

確かに美人ではあるが口調に、名前的にも女性っぽくないために友人感覚になっている。

見た目は可愛いんだけどな。ただ話してみれば・・・っていうことだな。三度の飯よりスポーツ好きだし。

「アンタを起こしにくるのはこの寮の学生寮長だからに決まってるでしょ?」

とかなんとか言い訳をする。はいはい、わかったよ、と相槌を交わして俺は仕度をする。

「そんなに急がなくて大丈夫なの?」

「あ?大丈夫だろ。ていうか逆に聞くけどお前も急がなくて大丈夫なの?」

「私は点検とかがあるから遅れるっていうことわかってるけど・・・今日、召喚テストでしょ?」

「なん・・・だと?」

説明しよう。召喚テストというのは魔術値というものがあり、いわゆる自分の力みたいなものなのだが。

魔術値はどの人間にも存在し、その魔術値が第六感などにも影響するとかなんとからしい。

それは期間的に行っているテストで向上できたりはする。

まあ、何せその魔術値に対してあらゆるものを生み出すことが出来るのだが、

人それぞれ同じ構造で作られたわけではない。遺伝子などからも影響されて出来るのが魔術値でもある。

なのでそれぞれの人間によって魔術値はことなり、またどのような影響、能力を及ぼすかはわからない。

だが、召喚テストは違う。

召喚テストは魔力値は魔力値なのだが、その中で最も重要なのは己の心の魔力値。

心の魔力値は何よりも自分自身の力によって示されるものであり、並大抵の人では成し遂げられない。

つまり、世の中にいくら魔術師が多かろうと召喚術師は少ない…というわけだ。

だが逆に他の魔術値が低くても心の魔術値が高ければ召喚術師にはなれるということ。

ただ心の魔術値とは一体他の魔術値とどう違うのかはいまだ解明はされていない。

そして今日、召喚テストがある。このテストは素質のありそうなやつだけが選ばれ、やらせてくれるのだが

「俺の場合は別だろーが」

晴樹の場合は例外そのものだった。

あるはずの魔力値が一つも引き出されておらず、レベルが最大10まであるとすれば断然0というところ。

「ま、そうね。でも重要なテストだからいったほうがいいんじゃない?」

「あぁ、そうだな」そういって俺は憐より先に学校へと向かった。


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