ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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×ドラキュラ-呪われた恋×
日時: 2010/08/21 16:46
名前: ビスケット (ID: 9jf1ANEm)

はじめまして。

初めて小説を書かせていただく
ビスケット、という者です(^u^)ノ

本当に初めての、初心者ですので…
色々、間違ってるところとかが、
あるかもしれません^^;

なので、ゆるーい目で
見てあげてください_(_ _)_


−目次−−−−−

プロローグ   >>1

第一話     >>2



−−−−−−−−


−−コメントしてくださった方々↓−−




−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Page:1



Re: ×ドラキュラ-呪われた恋× ( No.1 )
日時: 2010/07/23 12:09
名前: ビスケット (ID: 9jf1ANEm)

プロローグ


俺は、ドラキュラだ。

色々事情があって、人間達の世界で暮らしている。

だけど、やはりニンニクも食べれない。

十字架を見ると目眩がする。

血を飲まないと、死んでしまう。


だけど、こんなドラキュラの俺が

人間に、恋をした——

Re: ×ドラキュラ-呪われた恋× ( No.2 )
日時: 2010/07/23 12:38
名前: ビスケット (ID: 9jf1ANEm)

第一話


俺は、ドラキュラ族の王子だったらしい。

俺が生まれた頃、世界はドラキュラ族の天下だった。
町にはドラキュラ達が飛び回り、人々の血を吸いまくっていた。

世界のあちこちにドラキュラの城があり、
そこには奴隷の人間が沢山いた。

そんな良い時代だったのに(ドラキュラ達にとっては)
それから三年で、ドラキュラ族は俺を除いて全滅した。

なんで天下のドラキュラ族が全滅したかって?

俺が生まれた一ヶ月後に、人間共にとっての「勇者」が現れたからだ。

その「勇者」はとてつもなく強かった。
だからたった三年で、ドラキュラ達は全滅させられたってわけだ。

俺の一番昔の記憶は、目の前でその「勇者」にお父さんとお母さんを殺されたところからだ。
手にお母さん達を殺した剣と、でかい盾を持って、「勇者」は俺に近づいてくる。
そのとき、俺はまだ三歳だった。
逃げようにも、まだ翼すら動かせない。
はっきりいって、なにが起こっているのかもよくわからなかった。
たが「ここのままだと、殺される!」とは感じていた。
とっさに、俺は城の中に残っていた、奴隷のフリをしたんだ。
ドラキュラっていっても、尻尾と牙と翼を隠せば、人間に見える。
すると、勇者の奴

「まだ奴隷の子供が残っていたぞ」

って仲間に報告をして、どっかに行きやがった。
馬鹿だよな。ドラキュラの王子を残して行くなんて。

まあ、そういうわけで、俺はただ一人、ドラキュラの生き残りとして、人間のフリをしながら、今日も生きてる。

周りの奴等は、だれ一人気付かない。
俺がドラキュラだって……。


第一話 完

Re: ×ドラキュラ-呪われた恋× ( No.3 )
日時: 2010/07/24 13:30
名前: ビスケット (ID: 9jf1ANEm)

第二話

俺は、人間のフリをしながら、今日も生きている。
職業は、ただのサラリーマンだ。
働かなくては、食うものも買えないからな。

まあ、食うものなんて無くても、血さえ飲めれば生きていけるのだが……。
人間の世界では、それでは色々と不便だからな。

会社に行くときは、尻尾を折り畳んで、翼をスーツの中に隠して、牙をしまうようにしている。
たまに勘が良い奴がいて、正体がバレそうになるけど、そういう時は、そいつを殺して口封じをするから大丈夫だ。
おまけにそいつの血も吸えるから、一石二鳥だ。

血にも、色々な味がある。
太っている奴の血は、油っぽくて、ベトベトしている。はっきりいって、不味い。
痩せている奴の血は、サラサラしてて、飲みやすい。が、量が少ないのが残念だ。
子供の血は……。あまり飲みたくない。いくらドラキュラだからといって、良心が無いわけじゃないし、それに子供の血は甘っぽくて苦手だ。
やっぱり、一番美味しいのは、女の人の血だ。絵本とかにも、よくドラキュラは美人の女の人を襲う。ってあるけれど、本当に美味しいから、間違ってないと思う。

逆に、この歳になっても、ニンニクだけは無理だ。
見るだけで吐き気がする。
あんなものの、どこが美味しいのだろうか?
人間の考えている事はよくわからない。

十字架も駄目だ。
見ると目眩がして、倒れそうになる。

本当に、この世から、ニンニクと十字架は消えればいいのに。

第二話 完


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