ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Doors〜時空を超える魔法の扉〜
日時: 2010/07/24 15:29
名前: アリエッティ (ID: gM9EmB37)

おはよう!!orこんにちは!!orこんばんは!!
アリエッティです!!
みんなに身長が小さいからそう呼ばれています。
初めて小説を書きたいと思います。
コメントやアドバイスなどなどどんどんお願いします。荒らしはやめてね*。+


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Re: Doors〜時空を超える魔法の扉〜 ( No.1 )
日時: 2010/07/24 15:49
名前: アリエッティ (ID: gM9EmB37)

魔法の世界編 大原家にて・・・


「すーぱーいもーとぷれす!」
「ぐはぁっ!何度言えば、お前は理解するんだ!鳩尾に当たってめちゃくちゃ痛ェーんだよ!」

全く、何度言っても理解しそうに無いなぁこの妹は、
と愚痴ってみてもアイツには100%効果無いのだが。
「じゃあ、あばら骨に当たって、みーんな粉々ってのが良いのかな?」

なんて事言い出すんだ妹!
「それよりは鳩尾に当たって、激しい腹痛の方がいいよね?お兄ちゃん」
「痛く無いようには出来ないのか?」
「何を甘ったれた事言ってんの!お兄ちゃん!これはね、すっごい痛みでお兄ちゃんにすっきり目覚めて貰おうとしているんだよ?
痛くなきゃお兄ちゃん起きないもん!」
「あぁ、そうかい」
「それとも、お兄ちゃんが起きるまでずーっとディープキスしたりしちゃう?」
「はぁ、また機会があったら、な…」
「ん?どーしたの?お兄ちゃん」
「いや、何でもないよ、うん」

はぁ、なんて女だ…いくら俺しか愛せない、ブラザーコンプレックスとか言うやつだったとしても、ここまでされるとさすがによく…いや、何でもない。
はぁ、過去に起きたことを、記憶を整理しようっと。
不覚にも、妹によくじょ…何でもない。

Re: Doors〜時空を超える魔法の扉〜 ( No.2 )
日時: 2010/07/24 16:44
名前: アリエッティ (ID: gM9EmB37)

時は少し遡り、十年前。
その時はまだ孤児院のお世話になっていた頃だ。
孤児院にはさらに一年前に、両親が交通事故で死んでしまい、養う人物がいなくなり餓死寸前の俺達をお隣のご老人が見つけて、近くの孤児院に渡された?まぁそんな感じだ。

で、ある時、その孤児院で事件が起きた。
孤児院の子供、そこで働いていた人が皆殺しにされたのだ。

俺達は何とか生き残ったが、俺の兄が殺され、額に一生残る傷を負った。
それからはあまり覚えていない。まぁ、こいつだけでも守ってみせる!って心に決めたことだけは覚えているんだがな…

で、彼女を安全地帯から一歩も出さずにひたすら通信教育を続ける毎日、休み時間には、俺がありったけの愛情を注いだからな…ブラコン娘になるのも仕方無いのかもな…

Re: Doors〜時空を超える魔法の扉〜 ( No.3 )
日時: 2010/07/24 16:44
名前: アリエッティ (ID: gM9EmB37)

「…ちゃん!お兄ちゃん!どうしたの?ぼーっとして」
「あぁ…昔の事を思い出してた」
「そう…あの頃は大変だったもんね。それにしても、もう8時半なんだけど?」

俺は驚き、時計をみる、見事に8時半を指していた。
「おっ、おい!なんでこんな時間になっているんだ!5時に起こしたんじゃないのかよ!」
「それなんだけど、お兄ちゃんの目覚まし時計のアラームが7時半に鳴るようになっていたから、私、寝坊しちゃった!」

彼女は「てへ」とか言って、誤魔化そうとしている。俺は完全に絶望した。絶対に遅刻するからだ。
「でもでも、朝ご飯はしっかり食べてもらうからね?」

悪魔かぁぁぁぁぁ!
「だってお兄ちゃんがだぁい好きだもん」
「それは無理だと思うなぁ。うん」
「なんでだよぉ〜お兄ちゃんのい・け・ず〜!」
「ん?お前はたまに俺ですら、訳の分からんことを言う。じゃあ、稜、行ってくる、元気にしてろよ?」

俺は急いで着替え、食パンを頬張り、妹の見送りもろくに見ずに新しい学校、大山第一高校に向かって猪突猛進の勢いでひた走る。俺の激動に満ちた、高校生活が始まろうとしているのだ

Re: Doors〜時空を超える魔法の扉〜 ( No.4 )
日時: 2010/07/25 19:13
名前: アリエッティ (ID: gM9EmB37)

魔法の世界編 プロローグ2 美少女との出会い

「きゃあ!エッチ!」
「いやあ!!ヘンタイ!」
「なんてこと…!」
「すまん!そんなつもりはなかったんだ!俺は急ぐ!またな!」
「ちょっ!コラっ!待ちなさい!」
「へんたぁぁぁぁぁい!」
「ガッデム!」
はぁ、とんだあばずれ共だったぜ。俺がいつスカートなんか捲ったよ?ガキじゃないんだし。パンツなんかに興味な…い………かな?うーん…



Re: Doors〜時空を超える魔法の扉〜 ( No.5 )
日時: 2010/07/25 19:14
名前: アリエッティ (ID: gM9EmB37)

そんな風に考え事をしていると、曲がり角で謎の美少女とすごい勢いでぶつかった。
「いったーい! ちょっと! 気を付けなさいよね! 平民のくせに、生意気なのよ!」
「うるせぇ!それはこっちの台詞だ!なぁに貴族ぶってるのか分からんが、曲がり角にさしかかったら一度は確認しやがれ!」

自分はどうなんだって言うツッコミは禁止ね。
「う、うるさい!う、る、さ、いぃぃ! いいわ! こうなったら貴族の……じゃない、私の恐ろしさを思い知らせてやるわ!」

うわぁ……いきなり俺でもわかるオタクに出会ったよ。
「……今、私をオタクだなんだと思ったわね?」
鋭っ! 心読んだんじゃ……
「さ、さあね?」

読んだ。読みました。超能力者いました。
「バレたら仕方ない、始末するわ!」
えええええ!こ、殺される!
「真空の刃【エアカッター】!」

彼女は突然俺を指差す。俺は反射で身構える。しかし何も起こらない。
当然だ。こんな魔法も超能力も無い世界、何か起きたほうがおかしい。
彼女は「あぁ、昨日寝てないんだっけ」と呟くと、こちらに近づき、一言、
「ムカつく!」と、大胆にも水色の下着をさらけ出しながらのかかと落としを、俺の脳天に喰らわせる。意外と強烈な一撃に混乱しそうになり、狩猟本能が表にでそうになる。
「てめぇ、何しや…」
「土下座」

俺は一瞬だけ、ほんの一瞬だけ思考回路が全停止する。
「もう一度言うわ、土下座しなさい。五秒以内にしないと次は蹴りが飛ぶわよ?」
俺は訳も分からず、土下座した。なのに強烈な蹴りが飛んできた。

「何で蹴る! 土下座しただろう!」
「土下座してなさい!」
「ぐうぅ!」

泣かす! 後で絶対泣かす!
「何故って言ったわね?理由は五秒たったし、なによりパンツを見られたからよ」
「2.5秒しか経ってねぇよ! それにパンツも…」
「パンツもなんだって?」
「…………………」
「パンツは?」
「…………………
「パ・ン・ツ・は!!」
「……………見ました」
「なんて言ったのかしら? 聞こえなかったわ?」
そう言ってるお前の足はさっきから俺の足をぐりぐりと踏みつけているがな!

「い、異議あり!」
「認めません!」
「認めろよ!」
「はいはい、どーぞ」
「かかと落としで攻撃したあなたが悪いと……あべしっ!」
「あれ? なんか空から声が聞こえるわね」
「いだい! いだい! いだい! 下! 下!」
「蟻は黙ってなさい!」
美少女の踏みにじる力が一段と強くなった。
「ギィヤァァァァァァァ!」



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