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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- よだかの星 [第一話更新完了]
- 日時: 2010/07/25 16:06
- 名前: 櫻庭 良悟朗 (ID: vDb5uiaj)
はじめまして、櫻庭 良悟朗と申します。
これから、シリアス物語を描いていきます。
よろしくお願いします。
皆様からのコメントを、求めないのは他でもありません。
"この物語の感想を心で感じてほしい"から、です。
なるべく、永く続けたいです。
それでは、「よだかの星」はじまります。
兄さん、ぼくを置いていかないで下さい。
ぼくは、兄さんが居ないなんて とても辛い。
ぼくは、空に昇って 君を見守るよ。
さようなら、カワセミ・・・
さようなら—————————
そして兄さんが、天高く舞い立った。
【第一ノ話】 [よだかの星 -始り-]
酉達に蔑まれ、鷹に命を狙われて・・・
そのような自分が、命在る蟲を喰らう。
恐ろしさに絶望した、醜い"よだか"・・・
ザン ザァッと空を切り裂き、宙を目指します。
夜に、その名を返すため・・・
きしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきし
ボッ・・・
宙に輝くその"もの"を見詰める、弟のよだか。
その裂けたくちばしも、木の皮のような羽根だって ぼくは本当に好きなのに・・・
視えるだけで、もう触れないなんて。
嗚呼、あんなに綺麗。
だのに、あんなにも遠い・・・
醜い"夜鷹"は星になりました
カシオペイアの直ぐとなり
青白い光は今も燃えています
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