ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 超能力人造人間 -ハイパーバイオロイド-
- 日時: 2010/07/26 17:18
- 名前: 英 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)
おはようございます、こんにちは、こんばんは!
英と申すものです。
この小説は戦闘・アクションが主なため流血表現などが多々ありますので苦手な方はお戻り下さいませ。
荒らし・中傷・晒し・パクリ目的の方もお戻りお願いしますoyz
主はタメ語でも全然おkですのでじゃんじゃん話しかけてやって下さいw
かなり喜びまs(ry
題名はかなりマニアックですが、実際にバイオロイドが出るわけではありません(おま
それを期待している方は、残念ながら……orz
gdgdと失礼致しました。
ここまで読んで下さり、大変感謝致します!
それでは、本編の方をごゆるりとお楽しみいただければ幸いです。
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- Re: 超能力人造人間 -ハイパーバイオロイド- ( No.1 )
- 日時: 2010/07/26 17:23
- 名前: 英 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)
■序幕*これは僕の独り言
汝、平穏を望み平和を求め温和を目指すなら戦に備えよ。
汝、その力を与えられたのならば戦に備えよ。
汝、力を追求しおもむくままに動くのならば戦に備えよ。
汝、これから始まる戦に備え少しの余興を楽しみ絶望感に浸れ。
——『超能力人造人間112篇@これは僕の独り言』より。
- Re: 超能力人造人間 -ハイパーバイオロイド- ( No.2 )
- 日時: 2010/07/26 17:39
- 名前: 英 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)
■1幕*ほら、新しい世界の幕が上がるよ
屋上。
それが僕たちの部室。
厳密に言うと、室内ではないから『部室』というのもどうかと思うけど、皆そう呼んでいるから僕もそれを真似ている。
少し錆びついた扉に手をかけて、周りに人がいないのを確認にし、グッと手に力を込めた。
ガチャ、と音がして6月の湿ったい階段に涼しげが風が流れると同時に、僕は屋上に入り扉を閉める。
6月にしては珍しく、今日は心地が良いくらいの快晴だ。
「あおりん遅いぞー」
少し色素の抜けた髪。
カラコンで片目だけ碧い瞳。
同じ部活で同級生。クラスは違うけど色々な意味で目立つから、初めて会った時から印象に残っている。
——立花レイ。
「あおりん、今日は珍しく遅いじゃん? 何かあったのー?」
「立花さん、僕のことを『あおりん』って呼ぶのはやめてくれないかな。それに遅いって言っても僕と立花さんしかまだ来てないじゃない」
「だって名前、青井凛太郎でしょー? 凛太郎とか長いし『あおりん』なら苗字と名前で一石二鳥!」
僕の方に親指をグ、とつきたてて言う。
遅い云々の方はノーコメントらしい。
「あ……もう二人とも来てたんですね」
「おー、更科君だー」
- Re: 超能力人造人間 -ハイパーバイオロイド- ( No.3 )
- 日時: 2010/07/27 12:24
- 名前: 英 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)
僕の次に屋上に入ってきたのは、更科君。
この部の唯一の1年生だ。
細い黒色のフレームの眼鏡に中性的な顔立ちのうえに性格がおとなしいのでパッと見女の子にも見える。
「……私をいれて4人ですね、あとは部長だけでしょうか?」
一人称が私。
私服なら完全に女と思ってしまうぞ僕は。
「へ? 4人? あたしと、あおりんと、更科君で3人だお?」
立花さんが変な語尾をつけて尋ねた。
たしかに、3人だな……。
「え? だって、日向先輩があそこに……」
更科君は屋上についている水槽タンクを指差す。
よくよく眼をこらして見ると、黒い物体がタンクの上で寝ているのが分かった。
いつからいたんだアイツは……。
「もう集まってるか?」
部長が屋上に入ってきた。
短めの茶色い髪で360°何処から見てもイケメンという完璧な部長。
「門崎先輩、こんちゃー」
部長こと門崎先輩に敬礼をしてみせる立花さん。
「じゃあ、まず手始めにいつものメンテからだ。おい日向、起きろ」
「……んむ」
部長の声とともに、水緒はタンクからむくりと起き上がり、ぴょん、とタンクから飛び降りこちらに走ってきた。
この日向水緒は僕の幼馴染で家が近所。
ただちょっと変わり物で、黒っぽいフリルやらがついたドレスを普段着にし(ゴスロリというらしい)、制服すらも改造して、立花さんの女子用の制服と比べると一目了然。
「じゃあメンテはじめんぞー。目ぇ、つむれ」
部長の声とともにその場の全員が目を瞑る。
「超能力・阿・云(サイコ・ア・ウン)!」
その部長の言葉と共に全員が一斉に目を覚まし、『暗号』と唱える。
「16380-023821.284632……」
皆呟くようにそれぞれの『暗号』と唱える。
一番初めに言い終わった水緒の足元には、ふわッと水色の魔方陣が現れ水緒の周りを囲った。
次に立花さん、部長、僕、更科君という順番で次々とカラフルな魔方陣が足元に現れ、それぞれの周りを水緒と同じように囲う。
——シュンッ。
という風が擦れるような音とともに魔方陣が消え、水緒のは大きな水瓶を、立花さんは大きなライフルのようなマシンガンのような図太い機器を腕にはめ付け、部長には何ら変化はなく、僕は手に大きなトゲのついたメリケンサックと長い鞭が出てきた。
——これが、この『部活』の部員の共通点。
こういった超人的な、むしろ人では有り得ない能力をもった僕たちのような人間を、政府のお偉いさんたちは『超能力人造人間(ハイパーバイオロイド)』と呼ぶらしい。
実際のところ、僕らはこの力を無しとすれば普通の人間だし、親たちの愛から生まれた正真正銘の人間であり、人造人間(バイオロイド)なんかではないのだが……。
- Re: 超能力人造人間 -ハイパーバイオロイド- ( No.4 )
- 日時: 2010/08/02 11:45
- 名前: 英 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)
「……よし。特にバグったりはしてないな」
「あたしの姫ちゃんは元気満々だよ〜」
立花さんの図太い機器は『Princess・custom(プリンセス・カスタム)』というのが正式名称だが、立花さんは勝手に愛称(?)をつけて姫ちゃん、と呼んでいる。
今おもうと、ホントそのまんまの名前だよなー……とか思ったり。
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