ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 狂った学園と傍観者
- 日時： 2010/07/27 21:24
- 名前： 梓 ◆817kN1phPw （ID: 8I/v6BBu）
どうも、こんばんは！
クリック感謝です＾＾
*
改めまして、梓と言います。
シリアスの小説スレ立てさせていただいたんですけど、
話が書けそうになかったので…無責任で誠に申し訳ありませんｍ(_ _)ｍ
この話はコメディの方と同じく学園ものの話ですｗ
学園もの…書きやすい！という事で今度こそシリアス書きます
よろしくお願いします！
*注意*
・更新は 月〜金…不定期
土・日…どちらかに更新
・誤字脱字の出現率は高((黙
・主人公は話ごとに変わりますが、
“傍観者”が1番主人公に近い…かな？
・オリキャラは近いうちに募集？
・この小説のジャンルは『狂』 とにかく狂っています。
以上です！
*目次*
プロローグ >>1
Page:1 2
- Re: 狂った学園と傍観者 ( No.2 )
- 日時： 2010/07/27 22:25
- 名前： 月兎 （ID: QuEgfe7r）
おおおお、面白いです!!
凄い、プロローグだけで魅了されました＞＜
本編も楽しみです!
頑張ってください☆
- Re: 狂った学園と傍観者 ( No.3 )
- 日時： 2010/07/28 21:24
- 名前： 梓 ◆817kN1phPw （ID: 8I/v6BBu）
＞月兎様
初コメありがとうございます！
プロローグで面白いといっていただけて光栄です＋
本日は本編の更新はしませんが、登場人物をUPしたいと思います←
本編も早いうちに更新しますので、どうかよろしくお願いします＾＾
- Re: 狂った学園と傍観者 ( No.4 )
- 日時： 2010/08/10 21:06
- 名前： 梓 ◆817kN1phPw （ID: 8I/v6BBu）
- 参照： 文章の形式変えました
1話
運命って残酷だとは思わないかい？
逆恨みでナイフで刺されて殺されても、飲酒運転のトラックに轢かれて頭がつぶされても、「誰でもよかった」って言う無差別殺人の被害者になったりしても、
それは全部「運命」って言葉に片づけられるのさ。
どんなに故意的であっても、どんなに偶然だったとしても、最後に残ったものが、「運命」。無論、最後に何も残らない事もあるけどね。
ま、僕が言いたいのは———何が何でも抗えないのが運命って事さ。運命なんて変えれないんだ、特に他人のは。
…何で言いきれるかって？単に僕が経験者だからさ。
誰かを陥れたり、友情をグダグダに割いてやるくらいはできるんだけど、最終的には元に戻っちゃって…全っ然思い通りにいかないんだよねー、これが。
…何？人を陥れるとかサイテー！とでも言いたいの？
ハハッ
君もいい子だよねぇ。偽善じゃなかったらの話だけど。
———そうだね、僕は最低な奴だね。否定はしない。
でも、運命を“造る”事と、“知る”事は…本当にできるんだよ。
＊
僕はちょっとしたゲームを考えた。
なに、ただの簡単なゲームさ。トランプゲームの『ダウト』や『座布団』と全く同じ、嘘吐きを見つければいいだけだよ。このゲームも、この学園に隠れた嘘吐きを見つけるだけというシンプルなルール。
だけど、それだけじゃあ面白くも無いから…“反則”と“ペナルティ”を加えよう。
“反則”は僕のちょっとしたプレゼントさ。刺激が強すぎるから要注意しなよ。
“ペナルティ”は時間制限。タイムオーバーはゲームオーバーと同じだから気をつけて。
…だけど、僕はそのゲームには参加しない。
僕は“ただの傍観者”だからね。そうだな、言えば君たちや狂った奴等が“主役”、反則は“エキストラ”…って言っても、エキストラのクセに主役より目立っちゃうかもね、ハハハッ。
そして僕が観客。客は舞台には上がれないんだ。ただそのお遊戯を見ているだけでつまらない役回りさ。
しかも、そのシナリオを全て把握している。君たちの運命を知った上で、僕はそのストーリーを眺めているんだ。
———つまらない話だろう？
結末を知ったお遊戯なんて見ても楽しくもなんともない。おまけに、どんなに楽しいものでも、そのストーリーに僕は参加できないんだからね。
間接的な事を別にしての話だけど。
何？
僕が本当に見ているだけとでも思ったのかい？———そんな訳ないじゃないか。
何度も言うが、僕は人を陥れる事が大好きで仕方がないんだ。苦悩に歪んだ顔、相手への裏切り、憎しみの感情、全てが、好きで、最早愛さえ覚えるくらいに大好きなんだ。
…それを聞いて、君が僕を蔑んでも、忌々しく思っても、別に構わないさ。ぞくに言う「イタイヒト」でも別にいいかな。
ただ純粋に、僕は他人を陥れるのが好きで仕方がないだけなんだから。
けど、今回はあくまでストーリーを盛り上げるためだけに干渉するんだけどね。
———さ、もう舞台が始まる。
君はどうするんだい？僕と一緒に見てるかい？それとも、舞台に上がるかい？
…ま、君は“主役”だから、嫌でも舞台に上がってもらわなきゃいけないんだけど。
じゃあせいぜい、僕が退屈しないよう頑張って踊ってくれよ。
さて君は、僕の造った運命に抗うか、弄ばれるのか————————
＊
夏休み
8月の上旬が過ぎ、まさに真夏日ともいえる炎天下の空の下、携帯電話を片手に液晶画面を不思議等に眺める少年がいた。
まだ幼さが残る顔立ちに、好奇心に満ちた瞳。背丈もあまり高いとは言えないが、高校2年生にしては少し低いだけであって、世間から見ればその背丈は決して低いものではなかった。
携帯の画面に表示されていたのは、一通のメールであった。そのメールには、ただこう書かれている。
Ｒｅ：緊急の連絡、不知火高校2年と生徒会
内容：2年2組の奥村 颯人が事故で亡くなったのは、各自電話で連絡がいったと思う。
その事について今日、学校体育館にて緊急の集会を行う。
11時までに、全2年生徒と生徒会委員は学校に来てほしい。
なお、用事で来れない者は委員長に連絡をしておくように。
持ち物は筆箱とノート(B5が好ましい)、話が長くなると思うので水筒。不要物は不必要。
携帯電話を持ってくるなら、マナーモードにしておく事。服装は制服で来るように。
その画面を見つめながら、少年は難しそうな顔を浮かべていた。
…彼は内心学校へ出向くか迷いがあった。彼は今年の7月の下旬にこの地に引っ越してきたばかりの、いわば転校生だった。
2年1組のクラスとなったが、クラスの皆との面識はまだ二度しかなく、ましてや違うクラスの子なんか会った事もない。
漫画では、転校生は昼休みに皆に囲まれて設問攻めをされる様なシーンを見るが、実際の話それはなく、隣の席の子等が少し質問をして皆に言いまわるような—————むしろ何か少し寂しい気持ちを感じるほどだ。
そんな事を考えながら、少年は苦笑を浮かべていた。
『奥村…颯人？会ったこともないし、名前さえ聞いた事ないしなぁ…。それに、そんな連絡電話でなかったし…』
だが、その少年は自分が転校生であるからか————と考えていたので、その電話の事はあまり疑いはしなかった。
しかし、その電話が無かったという事は、学校にも行かないほうがいいという事なのだろうか？
少年はそこが気がかりとなり、どうしても学校へ行く気になれなかった。
- Re: 狂った学園と傍観者 ( No.5 )
- 日時： 2010/08/10 21:06
- 名前： 梓 ◆817kN1phPw （ID: 8I/v6BBu）
- 参照： 文章の形式変えました
しかし、そんな少年の所に、また一通のメールが届いた。
差出人は不明だが、件名に“1組委員長”と書かれてあったので、安心してそのメールを開いた。
Ｒｅ：おはよいございます
内容：こんにちは、常盤君。メールは届きましたか？
僕は西藤 要です。君のクラスの学級委員ですが、覚えていてくれたら幸いです。
転校してきたばかりがから、来るか迷っていると思ってメールを送ったのですが…
そうか———学級委員だから出席を取る訳だしね…
少年は早速、返信の文章を打ち始めた。
Ｒｅ：常盤 悠です
内容：態々、連絡をありがとうございます。
でも、僕はその奥村っていう人と面識がなくて…行くか迷っています。
そして、そう綴ったメールを送信すると、1分もたたないうちに彼から返信のメールが送られてきた。その速さに驚きを感じながらも、常盤 悠という少年は再びメールトレイを開いた。
Ｒｅ：そういえば
内容：この召集って、奥村君についての事もあるけど、
聞いてみると何か他にもする事があるとか何とか…
一様来てみるだけ来たらどうかな？
“他の事”…？
常盤が疑問に思った瞬間、今度は再度先生からメールが届いた。
Ｒｅ：学校の件について
内容：メールは見たか？お前は奥村と面識がないと思うが、
もう一つ連絡事項がある。だから、できればお前も学校へ来てほしい。
……本当だ。
僕は思わず唾をのみ、ただ一言『では、僕も学校に行きます』と、送信して携帯電話を閉じた。そして、自分の通う学校へと足を向けた。
これがゲームの始まりという事にも気付かず、幼すぎる少年は目的地に向かう。
自分が陥れられているという事に気付く事無く、疑う事さえしなかった。
- Re: 狂った学園と傍観者 ( No.6 )
- 日時： 2010/08/11 21:48
- 名前： 梓 ◆hRE1afB20E （ID: 8I/v6BBu）
2話作成中。。。
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