ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ペルソナ - 事実と戯言  【実話】
日時: 2010/07/31 23:23
名前: 九蛍 ◆WpSnIpcg.c (ID: cRxReSbI)

 ペルソナ
   =
 劇・小説などの登場人物。また、文学作品の語り手という意味でのペルソナです。
 別に超能力とか期待しないでください。

 ※注意、作中に一人称を〝私〟としている部分がありますが、九蛍は正真正銘の男です。
  話によって一人称は異なりますが(内心だけ)内容としては嘘偽りないノンフィクションです。

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Re: ペルソナ - 事実と戯言  【実話】 ( No.7 )
日時: 2010/08/04 16:58
名前: こづふれ こぶ (ID: nWEjYf1F)

鑑定のご依頼、有難う御座います。それでは、さくさく結果に参りましょう。

最初に言います。文章構成はとてもお上手です。ですが、一節一節が短いです。
本格的な小説を目指しているのであれば、もう少し一節を長くしてみるのはいかがでしょうか。


気になった点が少しありました。
○一番初めの「私がまだ、中学一年生のときでした。」の事です。
これの節は、「0.」とされていますが、節にするには短すぎると思うんです。ですので、「私がまだ〜」は、「1.」の冒頭に入れたほうがいいと思います。
そうすると、こんな感じになります。↓
 1.

 私がまだ、中学一年生のときでした。
 私の通っていた中学は給食製なので、時たま、ゆでたまご用に塩がついてたり、トンカツ用にソースがついてたりと、そんなことがありました。

○「そんなことはさて置き、(私以外)皆お待ちかねの給食の時間がやってきました。」
この文の「(私以外)」という表現についてです。
ライトノベル等では、こういった表現の仕方をすることはありますが、基本的にはやめたほうがいいと思います。
この場合は、「(私以外)」のカッコを外しても意味が通じますので、外してみると良いかと。
こんな感じになる。↓

 そんなことはさて置き、私以外の皆がお待ちかねの給食の時間がやってきました。


○すると、私の近くの席で、色黒でブサイクでサッカーやってて微塵にもモテないコーヤと呼ばれる変態がわけのわからないことをしてきました。
 ——なんか、持ってたケチャップを私の頭にぶち撒けて来たのです。


上の文章なんですけど、ここはあえてこういった表現にしているのでしょうか。
本来の小説であるならば、


すると、私の近くの席で、色黒でブサイクでサッカーをしていて微塵にもモテないコーヤと呼ばれる変態がわけのわからないことをしてきました。
 ——なんと、持っていたケチャップを私の頭にぶち撒けて来たのです。


など、あくまで丁寧な描写をするはずですよね。
これがあえての表現であるならば、わたしは否定しません。むしろこちらの方がいいかもしれません。



このくらいでしょうか。
あまりおかしい部分は見つかりませんでした。

物語の矛盾等は、まだ話が短いのでありませんでした。

全体的に、九蛍さんの小説の腕はいい方だと思います。
これから頑張ってください、期待しています。

余談ですが、わたしもこの作品の読者になりました。(笑)

Re: ペルソナ - 事実と戯言  【実話】 ( No.8 )
日時: 2010/08/04 17:00
名前: 九蛍 ◆WpSnIpcg.c (ID: cRxReSbI)


 こぶさん、ありがとうございました!
 また鑑定を頼むことがあるかもしれないので、そのときもよろしくお願いします!

Re: ペルソナ - 事実と戯言  【実話】 ( No.9 )
日時: 2010/08/04 17:02
名前: こづふれ こぶ (ID: nWEjYf1F)

いえいえ。
こんなダメ鑑定士にお付き合いくださり有難う御座いました。
はい、またのご来店をお待ちしております。

Re: ペルソナ - 事実と戯言  【実話】 ( No.10 )
日時: 2010/08/04 17:06
名前: 九蛍 ◆WpSnIpcg.c (ID: cRxReSbI)


 はい、ではまたww

Re: ペルソナ - 事実と戯言  【実話】 ( No.11 )
日時: 2010/08/05 13:48
名前: 九蛍 ◆WpSnIpcg.c (ID: cRxReSbI)

 【八月四日】

   0.

 いま——
 そして今日——
 もしくは昨日や一昨日、またはただ「このまえ」や「結構まえ」と称されるときが来るだろう。
 そのとき、僕はこのときを懐かしむことなんて絶対にありえない。
 厄日でもなければ、いいことがあった日でもないのだから。

   1.

 そのときはもう十時過ぎだった。
 僕は塾の講師の人に「ありがとうございました」と実に女々しく言うと、そそくさと重い鞄を片手に、その場を去った。


「はぁ……疲れたぁ……」
 言ってどうなる? 独り言が多いとハゲるぞといつも内心思うのだが、一人のときくらいはいいだろう。独り言と称されるくらいなわけだし。
 夏休み後半、僕は嫌々ながらも塾に通い、そして部活にもやあやあ参加するという、そんなどこにでもいそうな中学生だった。ちなみに、まだ夏休みの宿題が殆ど手付かずという計画性皆無のアホでもある。
 ——さて、関係ないが、僕はひどく人間が嫌いだ。
 小学三年生くらいには信じられないくらい子供なガキに育っていて、尋常でないほどめんどくさがりやだった。もちろん、いまだってそうなのだが、少なくとも駄々こねるほどのみすぼらしい真似をするのには、些か羞恥心が邪魔と思うようになった。
 そして小学三年生にして、僕は実の母親に向かってとんでもない、冗談でもなければ嘘でもふざけてるわけでもない、正真正銘の本音を言った。
「お母さん、死にたいんだけど痛いの嫌だからさ、安楽死したいんだけど」
 母は絶句した。
 なぜだろう。僕は血の繋がりがあるというだけの居候に過ぎないのに。
 そしてその頃、僕は安楽死にいくつかの条件が必要なことも知っていた。
 死期が切迫していることと、耐え難い肉体的苦痛が存在すること。苦痛の除去・緩和が目的であること、その本人が意思表示していること、医師が行うこと、そして倫理的妥当な方法で行われること。
 以上の六つの条件を満たさない場合は、違法行為とされるらしい。
 生憎、死にたいという欲求を持つだけ僕の場合は、殆ど当てはまっていなかった。
 それでも、当時マザコンだった僕は母に頼んだが、やっぱりだめとのこと。僕は欲しかったゲームソフトを買ってもらえなかった子供のように拗ねた。——僕の命はゲームソフトより上かっつうの。自意識過剰にもほどがあるんじゃないかな、あの頃の僕。
 そして何年経ったのやら、ちょっとした計算もめんどくさいけど、現在僕は中学二年生。そしてあと数ヶ月で受験の年に突入、というわけでこうも塾通いに追われている。
 それにしても——
「ほぇ……すげぇ……」
 夏の空というのは、実に綺麗なものだ。
 周りに人がいないのをいいことに、僕はえびぞりになって夜空を見上げた。
 星座にも疎い僕だが——そして街中の街灯がすごく目障りなのだが——この程度の星空でも十分に満足できた。ただ単にバカなのか欲がないのかと訊かれたら僕は間違いなくバカだと言うだろう。綺麗とかすごいとか、そんな言葉しか浮かばない。


 二十分くらいえびぞりしてたら首がチョー痛くなったので、さして遠くない自宅にとぼとぼと帰ることにした。

   2.

「ただいまぁ〜」
 とは言わなかったが、父がリビングで洗濯物を畳んでいたので、僕はそれを軽く手伝った。もっとも、父が殆ど終わらせておいてくれたので、僕がしたことなんて「あってなきが如く」というやつなのだが。
 父に適当な挨拶をすると、僕は二階にある自室に行ってクーラーをつけた。ついでにパソコンの電源を入れて、立ち上げるのに時間がかかるので、僕は一階に降り、母が買ってくれたらしいマクドナルドのビッグマックをバレれないように持ち去った。
 僕が自分の部屋の扉を開ける頃にはパスワード入力画面になっていて、手馴れた手付きで十三桁のパスワードを打ち込んだ。そしてお馴染みの起動音が流れるや、USBメモリをぶっ指してメモ帳に保存してる小説らを開いて読み返した。
 う〜む、なんか自分でいうものなんだがつまんない物語ばかりだ。う〜ん……。
 かといって、僕が毎日のようにアクセスしている小説サイトでも面白い物語なんて見たことないからわからないのだが。
 とか思いつつ、僕はビッグマックにかぶりついた。うん、おいしい。
 誰か『面白いハナシだよぉー、面白くなかったらバック転やってやるよぉー』くらいの自身に満ちた小説を書いてくれないものかね。
 というわけのわからない内心が僕の創作意欲を掻き立てる。自分が納得できないものを他人が面白いと思ってくれるもんか、とね。


 ってなわけで、今回はオチどころかイベントそのものがないただの文字の羅列だ。
 最後まで読んでくれた人にはありがとう、最後だけ一応見たという人には中くらいありがとう、変なクレーム入れてきた人には「帰れ」。
 とまあ、ネタがないわけなのですが——
 最初の方の、今日はいいことがなかったというのは訂正しておこう。
 今日、僕は死んでもそのために生きてきたというのなら納得できるようなことがあったのだから。

 ……?

 え? わかんない? 本当に?
 あれだよ、あれ——

 今日食べたビッグマックがおいしかったって、十分過ぎるくらいいいことじゃん。

 もしも明日僕が変な病気で死んでも、本当によかったって思える。——あんなにおいしいビッグマックが食べれたんだから。
 嘘じゃないよ? 僕は自覚がないけど、小さなことで幸せになれて、小さなことで不幸になっちゃう人間だから、さ。

   3.

 さて、あと三十分足らずで明日だ。どうしよう。
 どうしよう、どうしよう。
 どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう——

 よし、なんとかしよう!
 明日——がいま、今日になったとき、そのとき後悔できないように楽しいことも、しておかなくちゃいけないこともすませちゃおう!

 と、いうわけで——

 ——寝ます、おやすみなさい!




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