ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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≠GAME SPACE≠
日時: 2010/08/01 10:39
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

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【エントリータイム】
>>1

【ファーストゲーム】
>>2  >>5

Page:1



Re: ≠GAME SPACE≠ ( No.1 )
日時: 2010/07/31 14:30
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

【エントリータイム】


東京  秋


都内にある公立高校。

新宮学園高等学校は、今日も普通の学校生活を送っていた。


1−2の生徒である九宮翔太は、一番後ろの席で数学の授業を受けていた。

「暇・・・眠いし・・・・・」

クシャクシャの髪を掻きながら、シャーペンをクルクルと回す。

彼を知らない人間は、最初の第1印象をやる気のない駄目な生徒だと思う。

しかし、翔太はその考えを覆すほどの成績、運動神経の持ち主だ。

成績は学年トップ、運動神経は学年2位という実力を持っている。

「翔太、次は昼飯だけどどうする?」

「ん・・・・?俺は屋上で食うよ。」

翔太の幼稚園からの友人である桝宮小次郎はその言葉を聞くと、首を傾げながら問う。

「お前、いつもどうやって屋上行ってんの?鍵閉まってんじゃん。」

「秘密」

翔太のその言葉と同時にチャイムが鳴る。

そして、翔太は弁当と水筒を持って屋上へと向かった。


*****


翔太は誰も知らない秘密のルートを使い、屋上へとたどり着いた。

「気持ちいーーーぃ!!!!」

背伸びをしながら、その場に寝転がる。

「やばい・・・・眠たくなってきた・・・・・」

翔太は弁当と水筒を脇に置くと、そのまま目を閉じた。




そして、目が覚めたときには________




すでに最悪の事態が起こっていたのだった________

Re: ≠GAME SPACE≠ ( No.2 )
日時: 2010/07/31 18:20
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

【ファーストゲーム始動】


屋上


「うっ・・・やばっ、寝過ごしたか?」

翔太は急いで起き上がり、辺りを見渡した。

しかし、A棟の壁に設置されてある時計を見ると、まだ12時10分だ。

長い間寝ていた感覚がある。それに・・・・


「なんか、静かだな・・・・」


昼休みは、屋上まで聞こえる生徒達の歓声。

だが、今日は何も聞こえない。

というより、妙に静かだ。不気味なほど、何も聞こえない。



『新宮高校生徒及びに職員諸君、おはようございまーす!!!!』



突如、この静けさを破る謎の放送。翔太は体をビクリとさせて驚いた。

放送の声は・・・男らしい。だが、どこか幼さも感じ取れる。

『それでは、アローン・エンド・ゲーム。第1ステージを始めるよ〜ん♪』

「ア、アローン・・・・・・何?」

翔太は首を傾げ、屋上の金網に近づき校舎を見渡した。

どうやら、向かい側のA棟は全員目が覚めたらしい。

廊下や教室で大騒ぎをしている光景が見える。



『第1ステージは、サバイバルゲーム。ルールは教室や廊下の掲示板に貼ってますのでよろしく。』



翔太は放送の意味が分からなかった。

それ以前に、何か不思議な感覚がある。





『それでは・・・第1ステージ・・・・』








スタート__________

Re: ≠GAME SPACE≠ ( No.3 )
日時: 2010/07/31 19:33
名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)

ワオ、新作ですね。
サバイバルゲームとはこれまた私ホイホイなジャンル・・・。
更新楽しみにしてます。

Re: ≠GAME SPACE≠ ( No.4 )
日時: 2010/07/31 20:53
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

>>3 紅蓮の流星s
初コメありがとうです♪
たぶん長編になるので・・・・
長くなりますがよろしくですヽ(^o^)丿

Re: ≠GAME SPACE≠ ( No.5 )
日時: 2010/08/01 10:37
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

【01】

「おいおい・・・なんで誰もいないんだよ・・・」

屋上から4階に下りてきた翔太は、閑散としたフロアを見ながら呟く。

ここは1年生がいるフロアだが、なぜか誰もいない。

「誰かいないか!!」


「助けて!!誰かぁぁぁぁぁ!!!!!!」


突如、翔太の耳に男子生徒の悲鳴ともいえる声が聞こえた。

振り向くと、突き当たりの角から翔太のクラスメイトである星田戒が走ってきた。

何かから逃げているようだが・・・・


「はぁ!?」


翔太は戒の後ろに現れたある‘物’を見て驚いた。

戒の後ろから、ガスマスクに全身黒服を着た謎の人物が、警棒らしきものを持って追いかけてくる。

「しょ、翔太!!助けて!!」

「た、助けてって・・・・俺も逃げる!!!」

翔太にはどうすることもできない。

とりあえず、戒と逃げることを選んだ。

「どうすんの!?」

「・・・・・返り討ちにするぞ。」

翔太は角を曲がり、階段を降りたと見せかけて壁に隠れる。戒も後ろにスタンバイ。


ダッダッダッダ!!


敵と思われる相手が翔太の目の前を駆けて行ったその時だった。


「喰らえ!!!」


翔太は敵の横から思いっきりタックルを喰らわした。

敵はバランスを崩し、早いスピードで走っていたせいか顔面から派手に崩れた。

「おっしゃ!!」

敵が落とした警棒を拾い、翔太は倒れた敵の顔面を殴った。

そして、それがヒットしたのか、敵はピクリとも動かなくなる。

「やった!!」

戒は敵が気絶したことに気付くと、恐る恐る翔太に駆け寄る。

「・・・・それにしても、こいつやゲームって何なんだ?」

「・・・・僕には分からない。けど、目が覚めたときにはだれもいなかったよ。」

翔太は戒の言葉を聞き、更に謎が深まる。



このゲームは、何のために始まったんだ?


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