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黄昏の魔導師
日時: 2010/08/15 17:09
名前: 九蛍 ◆WpSnIpcg.c (ID: cRxReSbI)

 ※注意、この物語りはフィクションです。実在する人物・団体・固有名所など一切関係ありません。
   心当たりがあったとしても、それは何かの勘違いです

 第一話>>2  第二話>>15



   【主な登場人物】

 ・端峰 昏音/はしみね くのん  男
  自称『魔導師』の少年。

 ・九路 コルノ/くみち こるの  女
  殆ど無表情な少女。

 ・荘野 麻生/そうの まい  女
  失踪した友人を探している少女。

 ・砂子 釿真/いさご ぎんま  男
  麻生のクラスメイト。

 ・逢城 小遙/あしろ こはる  女
  失踪した麻生の親友。

 ・須ヶ良 宗太/すがら そうた  男
  モテモテのイケメン君。

   【用語】

 ・黄昏の魔導師/たそがれのまどうし
  昏音の通り名。決して魔法なぞ使えない。

 ・奏猿テレプシコーラ/そうえんてれぷしこーら
  ヒトに寄生する正体不明の存在。実態はない。概念的カタチは猿(サル)。

 ・魔導器/まどうき
  魔導師がある特殊な術式を施したもの。主に指輪やネックレス、装飾品などに用いられる。


 えとアドバイスとか感想がありましたらどんどんお願いしますっ!
 あと、私には普通にタメ口OKです

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Re: 黄昏の魔導師 - 奏猿テレプシコーラ ( No.2 )
日時: 2010/08/14 15:41
名前: 九蛍 ◆WpSnIpcg.c (ID: cRxReSbI)

   第一話 「はじまりはじまりぃ〜」

 ある日の放課後。
 ボクこと端峰昏音(はしみねくのん)は、重いバッグを携えて下校しようとしたところだった。
「——あんた、魔法使いなんでしょ?」
 ふと、背後から聞きなれぬ女子の声がした。
 振り向くと、そこには髪の毛がピンク色の変態がいたので、ボクはそいつを無視し、家に帰ってやらなきゃいけない宿題などを思い出して憂鬱になった。
「はぁ……やってらんないよ、ほんと」
「ちょっとあんた、無視すんじゃないわよ! 端峰、待ちなさい! は・し・み・ね! あんた魔法使いなんでしょ!?」
 ボクの名前を知っていて、かつこの図々しさから推測するに、どうやらこいつは同級生らしい。
 全く、モテる男は辛いぜ——とかそんなノリじゃないな。これは。
「……魔法使い? なんのこと?」
 巷で流行ってんの、それ?
「あんたのことよ。キューちゃんから聞いたもん」
「……九路(くみち)サンですか」
 キューちゃん、もとより九路こと九路コルノ(くみちこるの)とは、ボクの幼馴染みで、恥ずかしながらボクの想い人でもある。——もっとも、数ヶ月まえにフラれて疎遠になるのかなあなんて悲しいことを思うも、最後に「いままで通り友達でいようね」的な言われをしたので、図々しくもオトモダチその一であり続けるのですが……
 ですが、そのオトモダチのオトモダチが、一体ボクになんの用だろうか?
 まあ、自分でいうのもなんだが、ボクは根暗だから、きっとオタクとでも勘違いされたのだろう。そうに違いない。
「……ボク、ゲームはあんまりやんない方なんだ」
「違うわよ! 誰がそっちの魔法使いとか言ったのよ!? ワタシは真面目に訊いてんの!」
 真面目に魔法使いとか訊いてんだったら重症だ……。
「……えと、それで、ボクになんと答えろと?」
「だから、あんたが魔法使いかどうかって訊いてるんのよ!」
「違うよ」
 即答した。
「ボクはただの端峰。魔法使いなんかじゃない。これでいい?」
「……キューちゃんご指名なんだけど」
「一体何があったんだ? ボクでよければ微力ながら手助けするよ」
「……」
 なぜだろう。なんかものすごく呆れられた気がする。
「……いま、助けるって言ったわよね?」
「まあ、一応はそうは言ったけど……」
「お願いがあるの、ついてきて」
 やだ——そう言おうとしたが、髪の毛ピンク色の変態女子に腕を掴まれて、半ば引き摺られがちに——

 ボクは、小規模な世界の危機に巻き込まれるのだった。




「その後、ボクの姿を見た者は、い〜な〜い〜……」
「変なモノローグ入れてないでついてきなさい!」
「じゃあ、引き摺んなボケ! 変な髪の毛の色しやがって」
「これは地毛なのよ!」
「マジでッ!?」

Re: 黄昏の魔導師 - 奏猿テレプシコーラ ( No.3 )
日時: 2010/08/04 16:25
名前: 更紗蓮華 (ID: lNJ.MCVY)

はじめまして、更紗蓮華です。
面白そうですね。

・・・で、一つ気になったのですが、ハイ・ファンタジーの反対、現実の世界でのファンタジーはエブリデイ・マジックではありませんか?
それとも、ロー・ファンタジーとも言うのですか・・・?

・・・まあともかく、面白いことには違いないので、頑張ってください。

Re: 黄昏の魔導師 - 奏猿テレプシコーラ ( No.4 )
日時: 2010/08/04 16:34
名前: 九蛍 ◆WpSnIpcg.c (ID: cRxReSbI)


 はい、ありがとうございます!

Re: 黄昏の魔導師 - 奏猿テレプシコーラ ( No.5 )
日時: 2010/08/04 16:46
名前: 更紗蓮華 (ID: lNJ.MCVY)

ごめんなさーい!間違えました!

Re: 黄昏の魔導師 - 奏猿テレプシコーラ ( No.6 )
日時: 2010/08/04 16:48
名前: 九蛍 ◆WpSnIpcg.c (ID: cRxReSbI)


 いえいえ、別に気にしてないですから
 というかそっちの小説の方に書いたのやっぱり当てつけがましかったですよね、ごめんなさい……


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