ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 疑心暗鬼
- 日時: 2010/08/02 14:03
- 名前: ミシェル (ID: NoHM/no/)
こんにちは。ミシェルです。ここで何かを書くことは初めてです。ですので、至らないこともあるお思いますがこれからよろしくお願いします。
ぜんぜん素人が書くのでなに「この駄文?」「あほみたいな内容」「駄文の割に更新遅いし」などは思っても書かないでください。
気長にこのミシェルとお付き合いください。
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- 疑心暗鬼 プロローグ ( No.1 )
- 日時: 2010/08/02 14:15
- 名前: ミシェル (ID: NoHM/no/)
ああ、愛してる。生ぬるいこの世界。
最高。愛しすぎて腐りそう。でも、足りないな。僕にとって世界のすべてが。
もうすぐ死ぬの?
死ぬかもね。
最近2年咳が止まらない。結核?
死ぬ前に一花咲かせましょうか。
この、宮金垢也という名を世間に知らしめましょうか。
主人公、宮金垢也。性別男。年齢24。職業、品川新也探偵事務所の探偵。性格不明。
- Re: 疑心暗鬼 ( No.2 )
- 日時: 2010/08/02 15:00
- 名前: ミシェル (ID: NoHM/no/)
「ああ、また負ける」
そうんな声がして自慢げに女の声がした。
「お前は私に勝てはせぬよ。」
軽い高笑いがその女からもれた。
「垢也はまた自殺か?」
「まだわかりはせぬ。だがそうだろうなぁ?そなたがそういうのならば。そなたの勘はよく当たる」
ふっと笑い下を向き答える。
「垢也に関してはこういえるからな『絶対にこいつは誰ににも殺せない』とな」
ははは、と笑う男。
「絶対的な自信はどこから湧き出るのかな?セント・レノワール卿?」
「新也がそばにいる限り復讐に燃え続けるからな。垢也は。レディーフェアルはどう思う?」
紅茶の匂いが静かに漂い味わうかのようにティーカップを傾ける。
「アールグレイの香りは好きだ。」
「答えになってませんよ。」
「まあ、楽しもうじゃないか、この愉快な遊戯<垢也の人生>を」
セント・レノワール卿。 性別男。年齢不明。職業神けん操り人形。性格温厚。
レディーフェアル。 性別女。年齢不明。職業神けん人型の人形。性格残酷非道。
- Re: 疑心暗鬼 ( No.3 )
- 日時: 2010/08/02 15:08
- 名前: ミシェル (ID: NoHM/no/)
護送車の中で青年があることに気がつく。靴紐が解けている。
—…あぁ…チャンス…
「すみません、靴紐結んでもいいですか?」
警官達が顔を見合わせる。両サイドには固く強張った。ここにいる青年は大量殺人鬼。歴史に残るだろう。一人で恐らく500人以上殺している。
青年が黒髪をかき揚げた。
「…いいだろう」
軽い咳がでて胸を掴む。そして思う。“僕はもう永くない”
「ありがとう…ございます…」
パカパカして壊れかけている靴。そしてポケットからコロコロとボタンが転げ落ちる。それに気がついた隣の警官がボタンを拾い渡す。
グイッと青年がその警官を引き寄せる。
「動かないでくださいッ!」
首にあてる生温い金属。それが小刀とわかるには捕らえられた明石刑事にはまだ解らなかった。
「銃を捨ててくださいね。」
一瞬動きが止まる。そして、その車に乗っている最高幹部と思われる狩宮が銃を捨てる。そして次々と銃を捨てる。
口が乾いた。冷や汗が流れる。…怖い。
「これを飲んでください。」
そう行って小さなカプセルの薬のような物をパカパカしている靴の間から取り出し渡した。10個ぐらい入っているのがわかった。
- Re: 疑心暗鬼 ( No.4 )
- 日時: 2010/08/02 15:14
- 名前: ミシェル (ID: NoHM/no/)
「止めるんだ!垢也君!!」
「飲んでください。」
「…毒か…?」
「毒ではないです。」
大量殺人鬼の言うことなど聞けない。けれども、明石刑事を助けるためには…
「飲め!!」
ズバンッと明石の銃を発砲する。
「本気だな?後悔はしないんだな?」
そう聞く狩宮。
「…」
「垢也君…?」
「…後悔はしてますよッ!ずっと、ずっと、ずっとッ!だけど、このまま終わらせたらそれこそ…ずっと…後悔し続ける…」
静かな車内。静かすぎる貪欲な殺意に一同が背筋を凍らせる。
「…飲んでください。もちろん運転手にも言っています。車を停めて。」
ゆっくり停まる車。素直に要求に従い薬を飲んだ。本部には連絡した。後は待つだけ…。
「…薬は小型爆弾です。手動でも操作できます…。」
息が詰まりそう。目眩がする。立っていられない。
「明石さんには僕と一緒に行動してもらいます。変な行動したらわかりますよね?」
こくっと小さく頷く。
「じゃあ、ここにいる人を縛ってください。」
静かに動き出す。拳銃を両手に持ちナイフを口でくわえる。
新人である明石は言われたとうりにはしない。ロープを持って振り返り様に蹴りをいれる。“やった”と思った瞬間にバンッという音がし鼻から血が出ていた。
「次変な行動したら全員殺します。」
そういい、足で頭を押さえ拳銃を明石と他に向けなら銃を発砲する。明石には当てなかった。人質。足手まといだと困る。他全員は主に脚に鉛玉を喰らった。恐怖心で明石は動けなくなった。
—…僕がやった…?僕の性…?
全く解らなくなった。頭が真っ白だ…。
静かに囁く垢也。
“貴方の性ですよ”
クスクスと笑う。
“誰も貴方の性で傷つけないであげましょうか?”
悪魔だ。と皆が思う。
「僕は…」
「皆をロープで結んで」
“動け”そう目で伝える狩宮。
動き出す明石。
「そう…そうすれば良いんです。」
椅子に座る垢也。
辛い。ああ…紗耶香…あと…少しですよ…。
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