ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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★ロシアンルーレット★
日時: 2010/08/03 11:02
名前: ちゃっぴー (ID: 8HM4KmaQ)

こんにちわ!!
 
クリックありがとうございます♪
小説、頑張って書くんで、よろしくお願いします★

じつは、ライトの方にもあるんで、そっちも読んでいただけたら幸いですww(まだ途中ですがww)

では、たのしんでいってください!!

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Re: ★ロシアンルーレット★ ( No.2 )
日時: 2010/08/03 11:08
名前: ちゃっぴー (ID: 8HM4KmaQ)

★プロローグ★


     いいかい●●
        お前は●●じゃない
    お前は●●じゃない
        お前は●●じゃない
  

      お前は化け物だよ  凛

Re: ★ロシアンルーレット★ ( No.3 )
日時: 2010/08/03 11:23
名前: ちゃっぴー (ID: 8HM4KmaQ)

★第一章★  

 季節は夏。静かな森の中。風が、吹いて、葉を揺らした。
 森の中に、一件のログハウスがあった。赤いペンキで塗装された屋根は、長年の風雨ではげ、ところどころ黒ずんでいた。
 ログハウスの中から、一人の少年が出てきた。栗色の髪に、薄茶の瞳。少しやせたその少年は、好青年をイメージさせる雰囲気があった。
 少年の名前は、瞬(しゅん)。一人暮らしの16歳だ。鍛冶屋を営んでいる。彼の腕前はかなり離れた大都市の鍛冶屋にも勝るものだった。いま、瞬は材料を取りに行こうとしていた。
「今日も暑いなぁ・・・。」
 太陽の熱が、じりじりと肌を焦がす。瞬は森の中を足早に進んだ。
 と、いつもとは違う光景に出くわす。

 人が、倒れていた。
 あわてて駆け寄る。瞬より一つ下くらいの少女だった。かすかに息をしている。
「大丈夫ですか?」
 声をかけるが反応が無い。が、代わりに、彼女のお腹が鳴った。

 ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅ

「行き倒れ?」
 少女は答えない。
「仕方ない。家に連れてってあげよう。」
 瞬は少女を担ぐと、材料取りを諦めてログハウスへと戻っていった。


 全ての始まりは、ここからだった。

Re: ★ロシアンルーレット★ ( No.4 )
日時: 2010/08/04 10:29
名前: ちゃっぴー (ID: 8HM4KmaQ)

★第一章 −2★

 目を開けたときに見えたものは、木だった。
  
 自然が生み出す、木の匂い。

 ここはドコだろう。

 私は誰なのかわからない。

 ここは、部屋?

 誰の家なんだろう。
 
 私、生きてる?

Re: ★ロシアンルーレット★ ( No.5 )
日時: 2010/08/04 10:44
名前: ちゃっぴー (ID: 8HM4KmaQ)

★第一章 −2続★
 気づいたときにはもう、少女は目を開けていた。部屋の中を見回したり、窓の外の景色を見たりしていた。
「もう、起きてたんだ。」
 瞬が特製のシチューを持って部屋に入ってきた。驚いたのか、少女が慌てて布団の中にもぐる。
「あはは。怯えなくても大丈夫だよ。ほら、お腹すいてるでしょ、シチュー作ったんだ。」
 布団の中で、カチリ と音がした。次の瞬間、布団から飛び出した少女の手には、真っ赤な色に塗装された銃が握られていた。手が、震えている。
「うわわわっ。危ないよ。僕は君の敵じゃないよ。・・・味方でもないけどっ。とにかくソレ、おろそうよ。」
 瞬はシチューをテーブルに置くと、慌てて両手を挙げた。少女はつぶやく。
「私、何者なの?」
「え?僕は鍛冶屋だよ・・・。え??君の事?」
 少女はゆっくりと人差し指を引き金にかける。肩まで伸びた、黒い髪がサラリと揺れる。
「私、記憶が無いの。自分の名前は覚えているんだけど。」
 掛け布団が、バサリと落ちる。
 少女は制服を着ていた。きっと森を抜けたところにある町の学校のものだろうと、瞬は推測する。
「名前は、何なの?」
 瞬がおそるそる尋ねると、少女は短く答えた。
「凛(りん)。」
「凛ちゃんは、どこから来たの?」
 凛と名乗った少女の目つきが変わった。
「凛ちゃんって呼ばないで!!」
「・・・。ごめん。」
 瞬は気を取り直して言った。
「お腹・・・すいてない?」
 凛の視線はさっきからずっとシチューに向けられていたのだ。真っ赤な銃が、ゆっくりとおろされる。制服のスカートのベルトの部分についたホルスターに、スポンと入る。 
「・・・たべる。」
 凛はスプーンを受け取って、黙々と食べ続けた。

Re: ★ロシアンルーレット★ ( No.6 )
日時: 2010/08/04 12:03
名前: 闇子 (ID: kfsDt.o/)

面白そうですね。
続きを楽しみにしています。


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