ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 心優しき闇魔術士
- 日時: 2010/08/04 16:49
- 名前: 更紗蓮華 (ID: lNJ.MCVY)
・・・こんにちは、更紗蓮華です。
前作は・・・ごめんなさい、続けられなくなりました。
オリキャラも、出せませんでした・・・。
本当にごめんなさい!
これで、何回目・・・?
題名の通り、魔術士です。ロー・ファンタジーです。
・・・現実で、魔法な出来事、です。
・・・支離滅裂ですが、また途中で終わるやも知れませんが!(誤字ではありません)
よろしく、お願いいたします・・・。
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- Re: 心優しき闇魔術士 ( No.3 )
- 日時: 2010/08/04 16:48
- 名前: 更紗蓮華 (ID: lNJ.MCVY)
え・・・そうなんですかっ?
しまった・・・黄昏の魔導師を書いている人ですよね。
教えて下さり、ありがとうございます!
- 第一話 ( No.4 )
- 日時: 2010/08/04 17:52
- 名前: 更紗蓮華 (ID: lNJ.MCVY)
「音羽ッ! よくも抜け抜けと学校に・・・私達の前に顔出せるわね!」
焦げ茶・・・と言うにはあまりにも綺麗な、軽く巻いた髪。吸い込まれそうな濃紺の瞳。・・・なかなかの美人だ。
・・・だが、その顔は憤怒で歪められている。
「そんなに怒鳴るなよ。昨日の件は、そっちが先に手を出してきたんだろう?」
軽く首を傾けると、長い漆黒の髪が揺れる。同じく漆黒の瞳には、いたずらっぽい光が浮かんでいた。
・・・まわりの生徒たちは、遠巻きにその様子をみている。
「あんた・・・ッ!「おっと、そんな言葉遣いでいいのかい? 四宮のお嬢様」!?」
今にも掴みかかりそうな様子で近寄ってきた彼女を躱すと、小さくささやく。
狙い通り、驚いた様子で動きを止めた。
「あんたを崇拝している子達も、結構多いって聞いたけどねえ・・・?」
あくまでも、小さな声で。口には、少し歪んだ微笑を浮かべる。
「・・・私達のこと、バレたら・・・お上さんに怒られるんじゃなかったっけ?」
続けてささやく。ギリッ 歯軋りでもしたのだろうか、そんな音が聞こえてきた。
・・・そこで、私は耳元に寄せていた顔を離し、その場を去った。
止まってた人の動きが、また動き出す。何人かの女子生徒が、残った彼女に群がった。
なんと声を掛けているのだろうか。・・・私には関係の無い話だが。
「・・・ふう」
校舎裏まで来て、ようやっと足を止めた。小さく溜息をつく。
「・・・やっちった。これじゃあ、思いっきり私が悪者だよ」
独り言のように・・・実際独り言だが・・・つぶやくと、壁にもたれかかった。
「明日から、どうしようかねえ・・・」
- 第二話 ( No.5 )
- 日時: 2010/08/04 18:05
- 名前: 更紗蓮華 (ID: lNJ.MCVY)
私は、[闇]の魔術士だ。・・・と聞いたら、大抵の人は私は悪役だと思うだろう。さっきの立ち振る舞いも、相当のものだったし。
だけど、私だって好きで[闇]属性になったわけでは無い。・・・私だって、初めは人のためになりたくて・・・ちょっと恥ずかしいが、人助けがしたくて魔術士になったんだ。
なのに、私の属性は[闇]。何もしていないのに、疎まれて・・・
・・・いや、何もしていないというのは、勝手な言い分だな。昨日だって、ローレライの2人を傷つけた。
・・・いつからだろうな、魔術を・・・[闇]を使って人を傷つけていたのは。・・・それが、“正当防衛”の枠にはまらなくなったのは。
私は[闇]。それが望まぬものだったとしても、私はそれを受け入れねばならない。たとえ、どんなに虐げられても、私は魔術士を辞めてはいけない。
それが、私の罰なのだから・・・。
- 第三話 ( No.6 )
- 日時: 2010/08/05 05:59
- 名前: 更紗蓮華 (ID: lNJ.MCVY)
学校が終り、いつものように帰ろうとして。
「・・・なんでこうなるんだ。さすがに今回は私は悪くないぞ?」
植え込みの陰、息を整えながら思わず呟く。
・・・と。
「隠れたって無駄!」
ヒュンッ
とっさに身を躱すと、さっきまでいたところがずぶ濡れに。
水萌・・・いや、“ウォート”か。アリアも、暇なことだな。
魔術士は、二つの名を持つ。水萌はウォート・カルアム、四宮はアリア・ミューザ。
・・・昨日は、水萌なんて奴いなかったって? いたよ、あいつは陰が薄いんだ。
私も、もちろん名は二つ。フェザー・サウレス・・・人呼んで、“黒のフェザー”。
この名を言えば、大抵反応が帰ってくる・・・魔術士以外でも。どうも、都市伝説になっているらしい。
大方、他の魔術士が噂を流したんだろうよ。
・・・おっと、考えてる場合じゃない。
私は、水が飛んできたのとは逆の方向に、思いっきりかけ出した。
「待ちなさい!」
すぐにアリアの怒声と、巨大な水球が飛んでくる。
魔法全部ウォートに任せてるのか・・・どおりで、さっきから彼女の声がしないと思った。
・・・というか、そんなにポンポン魔術連発して・・・人に見つかったらまずいんじゃないのか?
魔術士がいることは、秘密だ。彼女たちは魔術士の組織に属していたはずだから、そんなの分かっているはずなんだが・・・。
こういう時は、私が人通りの多い場所に行ってしまえば、勝ちだ。
・・・だが、途中で道を間違えたらしい。明らかに人が通らないところに来てしまった。
「・・・ッ・・・疲れた」
完全に息が上がってしまっている。
あいつらもだいぶ長い距離走っているはずだが、大方、初めに疲れにくくなる魔術でもかけたのだろう。
だが、どうにも私は走れそうにない。隠れるか?・・・すぐに見つかるだろう。
「どうしたんですか?“黒のフェザー”さん」
- Re: 心優しき闇魔術士 ( No.7 )
- 日時: 2011/01/15 20:51
- 名前: 更紗蓮華 (ID: lNJ.MCVY)
え? 純白の髪の少女が、微笑んでいた。
・・・なんで、私が“黒のフェザー”だと?
「ふふっ、なかなか楽しそうなことやってますね・・・でも、今はそれどころじゃありませんでしたっけ。
また追い回されたくなければ、この中に入ってくれませんか?」
白の少女は、そう言って足元を指さす。
そこには、淡く輝く複雑な魔法陣。
「あ、ああ・・・」
言われるままに、私はその中に立つ。
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