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アサシン ドールズ
日時: 2010/08/06 14:10
名前: 令 (ID: tkV8RM03)

よろしくデス
僕はこういうの初めてなので、
キンチョーしてます・・・
それでは、書かせていただきます

登場人物  現在設定キャラクター

主人公  ウィオン・レイヤード(シヴァ)15歳

ヒロイン  リアン・ルールオ 15歳
ヒロイン2  ジョナ(ヒーリング) 15歳


プロローグ  夢の中の・・・

「カミサマ・・・、お願いします」
僕は広い、広い空に血まみれの右手をかかげた。
「僕を・・・」
ふと頭上を見ると、大きな影が僕を見下ろしていた。
「誰・・・?」
その瞬間、鋭く風をきる音がしてぎらつく刃が僕の左腕に突き立てられた。
「うあぁぁぁぁっっっ」
影は僕を飲み込むかのようにゆっくりと近ずいてきた。
刃を引き抜く。
飛び散る鮮血が影を染める。
影はさらに近ずいてくる・・・
そして僕は夢から覚めた。

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Re: アサシン ドールズ ( No.1 )
日時: 2010/08/06 15:07
名前: 令 (ID: tkV8RM03)

第一幕 ルールオ嬢の奴隷

 仮想世界 ゼオ・ルウバーニ
通称、オルバン  この世界は二つの国から成り立っていた。二つの国は双子のようにそっくりで、形も大きさも、ほとんどのものが同じだった。
 二つの国は東西に分かれており、
東の国は「レイゼン」、西の国は「フードゥ」
と呼ばれていた。
 双子同然にそっくりな二つの国は同じように発達していった。しかし、西の国「フードゥ」は、ある年の夏に恐ろしい伝染病が流行り、多くの人が死んだ。
「フードゥ」の国王、ハージェンは、「レイゼン」の国王ルーヴァアに助けを求めたが、感染を恐れてか、否か、レイゼンの国は助けにこなかった。
 フードゥの国の生き残りである国民たちはレイゼンの国民たちを恨んだ。 
「来てくれていたら、あの人は助かったかもしれないのに・・・」
「親父を返せ・・・!」
こうして、フードゥの国の攻撃によってレイゼンとフードゥの間には大きな溝ができ、54年間、現在に至るまで戦争は続いている・・・
       
 「終わりですよ、リアン様」
パタンと本を閉じ、僕は主に呼びかけた。
 「もう、おわりなのぉ?」
ゴシゴシと眠たそうに目をこする主を見て僕は思わず笑った。
 「15歳にもなって、絵本を読んでもらって普通ねむくなりますか?」
 「う・うるさいわねぇ・・・!眠くなんか・・・」
とか言いつつ、彼女は大きなあくびをした。
 「やっぱり、眠いわ・・・」
彼女はもう一度、口元を押さえて小さくあくびをした。
 「おやすみなさい。リアン様」
 「おやすみ、ウィオン」
彼女はそういい残すと、図書室を後にした。

 「ふぅ・・・」
僕は分厚い絵本の表紙をそっとなぞった。
 「レイゼンとフードゥの歴史、かぁ・・・」
僕は窓に目を向け、3分の1ほど欠けた月を見た。

 


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