ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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緋い瞳は知っている。
日時: 2010/08/06 21:35
名前: 時代 (ID: LMPzgpkP)

「世界の終わりを」

「人の想いを」


_〆作品紹介
題名:緋い瞳は知っている。
作者:時代(じだいじゃないよ!)
開始:'10 8/6
ジャンル:ホラー?サスペンス?…取り敢えずそんなところ。
傾向:グロ、エロ描写あり
グロ描写が少々強いかもしれない。苦手な方はご注意を!


_〆目次

Page:1



始まるもの ( No.1 )
日時: 2010/08/07 09:06
名前: 時代 (ID: LMPzgpkP)

「……ったく」
こんなに大きな仕事は初めてだよ、と巨大な電子画面とそれに表示される数字達を前にして、一人の少年が呟いた。
やがてその口角が僅かに上がり、それと同時に一つのキーを細い指が叩いた。
「……データエリア“1084”削除。……“aios”実行。」

そして、この世にも奇妙な電子知能がやがて世界に影響を及ぼす事になるなど、この時は誰も思わなかったのだろう。
気付いてしまった者の恐怖が、「それ」の糧になる事など、誰も思いつかないだろう。


……「人間が想像したものを、人間が作れない訳が無い」





__________________
……短っ

既視感覚とウイルス ( No.2 )
日時: 2010/08/08 00:16
名前: 時代 (ID: Go.89if1)

池上カズヤは、ディスプレイに大きく表示された「WIN」の文字と相手のキャラクターに余裕でアッパーをかました自分のキャラクターを見て本日何度目か分からない溜め息をついた。
それがメインではなくとも戦闘の為にキャラクターを作る人間もそう珍しくないこのオンラインゲームでは、プレイヤー自身が他者に挑戦状を送りつけるのも少なからずある事だった。……それに、彼の場合それが1日に数十件は送られて来るので、それを全て片付ける為だけにPCを立ち上げる事も日常なので、今更驚かれる事も無い。
カズヤのキャラクターは、世界一位……つまり、チャンピオンなのだから。
チャンピオンである彼を倒せば次のチャンピオンになれる、と喜び勇んで挑戦するのはいいものの、挑戦状を送りつけた者逹は大抵チャンピオンのあまりの強さに返り討ちにされるか降伏してアイテムの一部を渡す事になるのだった。
「……別に」
好きでチャンピオンになったんじゃない、と誰に言うでもなく呟くと、次の瞬間突如ディスプレイに現れるエラーを意味する数字の羅列。……どうやら、PC内にウイルスが入り込んだらしい。
その数字は、何故か数秒程するとディスプレイから跡形もなく消え去ったのだが、彼はその数字にどこか既視感を覚えた。
数学は、どの教科よりも大嫌いなのに。今までも、ずっとこれからもあんなに大量の数字は縁どころかここでなければ見る事も無いだろうに、どうして。そんな疑問が頭をよぎったが、どうせどこかで見た数式と同じ並びの文字でもあったんだろう、と自己完結させた。




(保留)

Re: 緋い瞳は知っている。 ( No.3 )
日時: 2010/08/23 22:00
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


あらら、まだ見てないのが!!(汗

今度も今度で面白いなこの野郎(黙
こういう系の話は初めて・・・ですよね?
楽しみです、頑張って下さい!

(保留と書かれているのにも関わらずまたコメをしているという件orz)


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