ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ペネロピー
日時: 2010/08/13 15:05
名前: クリアウォーター (ID: FxHN6Bqz)

題名のネタわかったーーーーー?

パーシーの彼女だよオン
参考:ハリポタ

ま、小説とはナーンも関係ないけどっ!
(え、それまずくね)

しりアースだし?ダークだししし?

でわでわでわ乞うご期待・・・

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dark night prologue ( No.1 )
日時: 2010/08/13 15:03
名前: クリアウォーター (ID: FxHN6Bqz)

さくさくさく……

深い森の中に響き渡る足音。
それ以外には何も聞こえない。
動物たちの息使いさえ、一つも。

さくさくさく…

たった一つの音の主は、一人の少女だった。
歳は16,7くらいだろうか。
艶のある黒髪は、地面すれすれまで伸びている。

さく。

開けた場所で少女は立ち止まって顔を上げた。
漆黒の双眸。
東洋人の顔立ちをしていた。

「一番乗りか…」

少女の呟きは深い闇に呑まれていった。
東の島国日本での、ある夜の出来事であった。

1.tinass ( No.2 )
日時: 2010/08/13 15:18
名前: クリアウォーター (ID: FxHN6Bqz)

私、ティナス。
本当の名前?
そんなものはもう忘れた。
だって必要ないんだもん。
私は「ティナス」としか呼ばれない。





この世に必要なもの。
それは1つしかない。
何だと思う?
聞いてみてごらん。
ペネロピー様に。





答えは……





             「弱者の排除」

2.death god ( No.3 )
日時: 2010/08/13 15:31
名前: クリアウォーター (ID: FxHN6Bqz)

今日は2人殺しました。





私の日課。
それは、人を殺すこと。
私の使命でもあり、生存理由でもある。





とはいっても、私はむやみに人を殺したりはしない。
殺すのは弱者のみ。
社会のクズのみ。





全てのクズを捨てる。
私たち「デスゴッド」の目標。
そして現実の未来。
そう、私たちは「死神」。





その頂点にいるのがぺネロピー様。
彼女こそ、真実。
だからデスゴッドは彼女に仕える。





私たちの行いは神そのもの。

3.flash back ( No.4 )
日時: 2010/08/13 19:00
名前: クリアウォーター (ID: FxHN6Bqz)

その日私は一日中布団の中にいた。
これが日常になりつつある。
人生にはもうあきあきした。
たったの15歳にして。





中学校では友達は一人もいなかった。
かといって、いじめられてたわけではない。
無視された。
そこにはなにも存在しないかのように。



無視、無視、無視、無視、無視、無視、無視、無視、無視。




私は空気になっていた。





小学校でいじめられてた時のほうがよっぽど良かった。
自分の存在を認めていたひとが「いた」ってことだから。





三年のはじめから、私は引きこもった。
一人で住む家に。
私には家族はいない。
ずっと前に……消えた。





「死のう」

突然そう思った。
そして私は森へ向かった。





近くにある、自殺名所の森へ。


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