ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Liar 騙しあいを始めようか ありがとうございました
日時: 2010/08/21 18:30
名前: まにゅ (ID: r6yRxP5o)

どんな奴でも嘘をつく—

悪人も善人も—

平気な顔して_

嘘をつく—



大人は—

みんな—

嘘つきだ—

信じてはいけないのだ—

信じたら—

自分だけ損をする—


いい顔したって—

心には—

みんな闇を抱えてる—

果てしなく広がる—


君の闇はどんな闇?—



さあ、始めようか?—


騙しあいを—

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Liar 騙しあいを始めようか ( No.2 )
日時: 2010/08/08 11:43
名前: まにゅ (ID: r6yRxP5o)

登場人物

伊達 梓:だて あずさ

18男

ダウト会員NО.1になる
戦争孤児
小さいころから自分ひとりで生きてきた
人間恐怖症


飯塚 森:いいづか しん

20男

ダウト会員NО.2になる
会社員
今どうしてここに自分がいるのか分からない
記憶喪失

 
中森 寧々:なかもり ねね

24女

ダウト会員NО.3になる
アイドルをしている
記憶が一部ない


江口 万里歌:えぐち まりか

28女

ダウト会員NО.4になる
とにかく無口
男が苦手


高橋 零:たかはし れい

19男

ダウト会員NО.5になる
路上で歌を歌っている自称ミュージシャン
自分のことはあまり覚えてないらしい


清瀬 達樹:きよせ たつき

22男

ダウト会員NО.6になる
大学生
ここにきたのは連れ去られたからといっている


金子 元:かねこ はじめ

17男

ダウト会員NО.7になる
森と同じく記憶喪失
いつもビクビクしている


LIAR:ライヤー

このゲームの首謀者
誰かは分からない 

Liar 騙しあいを始めようか ( No.3 )
日時: 2010/08/08 11:50
名前: まにゅ (ID: r6yRxP5o)

プロローグ**

時は、20XX年

日本改め、日本大帝国は、悲惨な歴史を繰り返し、幾度も戦争をしていた

たくさんの人間が戦地に借り出され、そこでたくさんの人は死んでいった

国内でも、その外でも・・

日本大帝国は惨敗した


人間は、再び奴隷として生きることになった



これは変えることの出来ない真実



馬鹿な人間が生み出した、傷跡

Liar 騙しあいを始めようか(コメお願いします) ( No.4 )
日時: 2010/08/08 13:43
名前: まにゅ (ID: r6yRxP5o)

第1話 俺について話そう・・か?

伊達 梓
こんな名前でも18の男

仕方がないんだ・・
この世に生まれてきたのは自分の意思ではないから

じゃあ、なんで生まれてきた?

・・・・なんてくだらないこと考えてみる

落ちぶれたもんだぜ

俺は、まだ怯えているのか・・?

あの時の記憶に・・


あの時って言うのは・・俺の小さいころの話

知ってんだろ?
日本・・いや日本大帝国がやってきたこと

戦争

人殺し・・

殺し殺され・・ひどいもんだった

俺の両親もそうだった
目の前で・・・
あれは耐えられるもんじゃなかった

戦争孤児の俺はどっかのお偉いさんのとこに貰われた
生活は裕福だったけど・・
心は満ちてなくて・・・
そのお偉いさんに結構ひどいことされても耐えてきた

ずっと

ずっと・・


だけど我慢できなくなって、ついやっちまった


・・・うそ、うそ

やってない
逃げてきただけ

びっくりしたか・・?

まあ、そんなわけで今に至るわけ

おかげで変な奴らに捕まって
今監禁状態だけどな・・・


まあいいさ

これも現実

受け止めるしかないんだろ

・・なあ?



くだらねぇ・・

人間はくだらねぇ

ぶっこわしてぇ

俺のこの手で

みんな
みんな・・

無理だけど


ところで
どこ行くんだろうな、俺


手には手錠
目には目隠し
足はロープできつく縛られて

俺そういうの興味ないよって言ってもおかしな奴ら反応なし

代わりに口にガムテープ

まったくどこの映画かっての


そんなこと言っても仕方がないけどな

よし!

寝るか?

ついたら叩き起こされるんだろうし・・いいよな?



ただ祈るのは

目が覚めたとき

この格好じゃないことだけ


後は何でもきやがれ


俺が立ち向かってやるよ?

Liar 騙しあいを始めようか(コメお願いします) ( No.5 )
日時: 2010/08/08 19:35
名前: まにゅ (ID: r6yRxP5o)

第2話 目覚めた場所は?

「・・・っ!!」
全身に激痛が走る
起きてみて、触ってみると、コンクリートの上だった

体はあのアイテム達は付いていなかった
ホッと胸を撫で下ろす
よかった
叶ったと

それにしてもここは何処だろう
辺りは真っ暗でまだ目が慣れない

手探りで辺りを探索する

「・・・あ。電気じゃん。」
壁に電気のスイッチがあった
「ポチ。」

眩しい
思わず目を細める
やっと慣れてきたところで目を開ける

「・・・・・!!」
息を呑んだ
何だここは・・?
何なんだ!!
一体ここは・・・何が行われていたのか?


そこにあったのは、椅子に座っていて、頭にはよく分からない機械が付けられ、そして足や手に手錠が付いた・・・・骸骨がいた。

「何だよ・・」
電気椅子か・・?
俺はそうだと確信した

頭の機械から線が伸びていて、何かの大きな機械に繋がれていた

もしかしてこいつは・・死刑囚?

そうしか考えられないが・・・

とにかく出よう
そう思いドアノブに手をかける

「あれ・・・開かない?」
ガチャガチャとドアノブを回すが一向に開く気配がしない

「・・・脱出しろってか・・?」


おもしれえ

おもしれえ・・


やってやるよ!!

Liar 騙しあいを始めようか(コメお願いします) ( No.6 )
日時: 2010/08/09 16:17
名前: まにゅ (ID: r6yRxP5o)

第3話 脱出の方法

「くそ・・・っ!!」
あれから何分が経過しただろう?
何度も辺りを探しても、何処にも鍵は見つからなかった


もう一度ドアをしっかり見る
これは・・・鍵穴がついていないのか?

「と・・言うことは・・・」

もう一度見る
よく見ると、ドアノブの上に何かがあった

触ってみる
数字が出てきた
何度も触ってみる
1から2へ
2から3へ・・・
どんどん変わっていく

「なるほどな」
つまりこの数字を見つけ出せってか・・・?

あんまし得意じゃねぇけどやってみっか?


俺はまたくまなく辺りを探した

「そういや、机の中に紙切れがあったっけ?」
机の中を開ける
一枚の紙と鉛筆が入っていた
「鉛筆もあったか・・一応持ってるか」

紙を見るとa+10−5と書いていた
「a+10−5・・?何だこれ?」
aは英語のaなのか?
10・・?
これは本当に10なのか?
5・・・?
数字の?

そんな考えがひたすら俺の脳内を駆け巡る
一体これは・・・?

「まあいい、先に他を探すか?」
とりあえず後回しにすることにした


「ん?
こんなこと書いてあったか?」
骸骨の手のひらに何かの文字が書いてあった
きっと見落としていたにちがいない

「・・・a=10、b=11・・・これは16進数か?」
そうか・・・?
そうなのか!!
「分かった分かったぞ!!」

あの紙に目を落とす
a+10−5と書かれた紙だ

a=10だから、10は16ということになるのか・・?
そうしたら・・・答えは・・
10+16−5で21!
21だ!

俺は急いでドアに近づく
21と手で押していく

ピッと鍵が外れる音がした

「・・・しゃ!!」


俺はドアを思いっきり開け、部屋を後にした



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