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四季の千代紙。
日時: 2010/08/09 14:27
名前: さきいかー (ID: c2pmews/)

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『守られている』と実感するだけで

自分は何もしなかった


傍にいるのが当たり前になって

「ありがとう」の一言が出てこなかった


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Re: 四季の千代紙。 ( No.1 )
日時: 2010/08/09 14:39
名前: さきいかー (ID: c2pmews/)



プロローグ







夏の夕日が、山へ落ちる頃になると。
いつも思い出すのは自分の兄の姿。


大きな兄の影。
小さな弟の影。

楽しさに満ちた弟の顔。
優しさに満ちた兄の顔。


当たり前のように、手を握った。温かい兄の手が、身
にしみこんでしまって。
寒くなると、寂しくなると手のひらを見る。

兄の存在を思い出す。




必ず



また、会いましょう。







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