ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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閻魔と天使と罪人と
日時: 2010/09/09 18:19
名前: 月光 (ID: 3ePGpESz)

始めましての方、どうも月光といいます!!
月兎と従姉でございます><
「瞬間カタルシス」を書かぬまま新たなお話が思いついてしまった次第です…ごめんなさい。

*ルール/注意*
☆椿薔薇と月光同一人物です。
 そのまま投稿してしまう可能性がありますが
 ご了承ください・・・
・悪口(中傷)セクハラなどはご遠慮下さい!
・チェーンメールもお止めください!
・更新遅いです><
・アドバイスや感想お願いします><
 (どんな毒舌でも本心でいいです!)
★題名は決定ものではありません。
 
作者の一言【死後の世界を描いた物語です。
天国と地獄、そう分けられない世界で生きる少年少女達の物語です】

—登場人物紹介—
◎獄色 時魔 —ゴクシキ ジマ— (♂)
・死んで天獄へやってきた少年。
地獄寄りの人間《罪人》であり生前なにか罪を犯した。
真っ黒でいかにも地獄をイメージさせる姿をしている。

◎國紫 天魔 —コクジ テンマ— (♀)
・死に、すでに天獄にいた少女。
天国寄りの人間《聖人》であり、真っ白でいかにも天国をイメージさせる姿をしている。
プロローグで語りかけていたのは天魔である。

◎閻魔 —エンマ—
・天獄を創り上げた、もとは地獄の魔とされる。
性別などはよくわからなないが姿から男とされる。
ノー天気でテキトー屋な青年、何を考えているのか全く分からない。
普通にふらふらしている。

◎夢魔 —ムマ—
・夢の中に現れる女の姿をした魔。
悪夢を見させることが仕事であるが
彼女は夢の中でその人間と話し、暇つぶしをしている。
ケラケラ笑う、お姉さんてきな性格をしている。

—まとめ目次—
>>1 プロローグ
>>2 用語説明(1)

—目次—
>>3 第一廻「聖罪裁判」


—お客様—

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Re: そんな彼らの天獄転生 ( No.1 )
日時: 2010/08/11 10:03
名前: 月光 (ID: QuEgfe7r)


死んだ後の世界って信じてますか?

『天国』と『地獄』

生きている貴方達はそう死後の世界を分けているのでしょう?

『地獄』—生前に悪いことをした者が死後に行き苦しみを受ける、閻魔えんま大王が生前の罪業を裁く。

『天国』— 神や天使などがいる天上の理想世界、神から永遠の祝福を受ける神の国、もとい生前に良いことを成した者が死後にいく世界。

残念ながら、死後の世界にそんなものは…『地獄』という名の監獄は存在しません。

何が残念なのか?…それはこれから分かることでしょう。

死後の世界、天国と地獄…そう分けることのない世界を私たちはこう呼んでいます。

『天獄』と—

『天獄』はいうなれば天国でしょう。

苦しむことはありません、皆が幸せに暮らすことが出来るのです。

ですがそれが『罪人』にとっては地獄なのです。

ですから『天獄』という世界はその名の通り天国と地獄の二つの顔を持ち合わせた死後の世界。

それは、とある閻魔の創った—

人生の第二ステージなのです—








私ですか?

私は天獄の人間、もちろんすでに第1ステージを終えました。

—どうしてこの世界に…?

それはもちろん死んだからですよ—

Re: そんな彼らの天獄転生 ( No.2 )
日時: 2010/08/11 13:01
名前: 月光 (ID: QuEgfe7r)

       用語説明(1)

●天獄 —テンゴク—
・閻魔の創り上げた死後の世界であり
誰もが幸せに暮らすことのできるといういわば(天国)
地獄に行くような罪人も天獄に来ることとなる。
だがやはり閻魔の創った世界、裏があるとされる。

●罪人 —サイジン—
・地獄寄りの人間、地獄へ行くような大きな罪を犯した人間のことを言う。

●聖人 —セイジン—
・天国寄りの人間、言いことを生前成した人間や罪などを犯すことなく哀しく死んでいった人間のことを言う。

●聖罪裁判 —セイサイサイバン—
・天獄へやってきて閻魔が下す最初で最後の裁き。
罪人であるか聖人であるかの見当、また聖人と罪人の戦いが行われた場合の名称もこう名付けられる。

●壱ノ聖罪裁判 —イチノセイサイサイバン—
・今までで行われた最初の聖罪裁判(戦い)のこと。
これによって聖人は罪人には敵わないという事が裏付けられた。
天獄で死ぬという事は本当の死を現す。

●人生の第一ステージ —ジンセイノダイイチステージ—
・今私達の生きている此の世をいう。

●人生の第二ステージ —ジンセイノダイニステージ—
・死後の世界、天獄、あの世をいう。

Re: そんな彼らの天獄転生 ( No.3 )
日時: 2010/08/12 11:27
名前: 月光 (ID: QuEgfe7r)

第一廻「聖罪裁判」

「あー君が、時魔クン?珍しい名前だからさ、覚えやすくていいよ。俺は閻魔だから」

…俺は今、あの閻魔とやらと向き合っていた。

思ったよりも、というか全く閻魔に見えない風貌、天然な好青年にしか見えない。

そういうものなのか?

俺にはよくわからないが、この『天獄』という世界もこの、閻魔が創ったらしい。

「ああ、獄色 時魔だ。貴方が閻魔様か…で、ここでは何をするんだ?」

「ここはまぁ言えば裁判所なんだけど、今やってるこれ、聖罪裁判っていう裁判ね。ま、俺の言う事にこたえてればいいだけだからさ、緊張しなくておっけー」

ヘラヘラしている。

閻魔って言うぐらいだから強いんだよな、なんか、俺でも倒せそうだ。

俺が、きっと閻魔にきくような言葉遣いしていないのに怒りもしないのか…
よくわからない人物だ。

「いやー時魔クン?最初の好青年っていうのはよかったよ、でも見くびっちゃいけないよーこれでも俺、一応閻魔だしね。ヘラヘラしてたり怒ったりしないのはアレだから、俺に敵わない相手だってことが分かったからさ」

なるほど、閻魔様は流石だな。

俺の心も読み取れるってわけだ、俺もそう馬鹿じゃないし敵うなんて本気で思う訳ない。
印象で言っただけだしな。

「貴方の敵わない相手が来るのか?」

「来るはずないでしょー」
即答か。

まぁ正論だ、閻魔だしな。

「・・んじゃーそろそろ本題ね、ここでは、ま。聖人か罪人かを分けるってだけなわけ。閻魔の仕事ってケッコー楽だから」
アハハ、と笑う、閻魔。

「聖人、と罪人…とは?」

「聖人っていうのは、天国寄りの人間のこと。天国にいける、生前悪いことしないで死んだ人だよ、ま。悪いことしないで死んだ人なんてはっきり言っている筈ないけどねー」
まぁ、あたりまえだ。

ということは罪人はその反対、地獄寄りの人間か。

言えば俺のことだな。

「罪人はわかったみたいだから説明はぶく。君の心よんだ結果、時魔クンは罪人…かな?生前何しちゃったわけ?」
こっちもいちいちきかなくてすむから楽でいいな。

「そうだな、聖人になれるわけもないし。俺は、なんだ、言えば…人殺し、、、」

そうだ、俺は人殺しだ。

「そう、人殺しちゃったのか。まぁそう少なくないよー、君ぐらいの年の子でもね。まー殺した人に会っちゃうってことあるかもだから、その時はその時で大変」
そうか、死んだんだもんな。

というか殺されたんだもんな、聖人か

「そう、だよな。死んだ人にもう一度会えるなんてある意味最高だな」
そんなこと言って俺、いいのか。


でも、皆に会えるんだ。


「じゃ、もういっちゃっていいよー。俺そろそろ次の仕事行かなきゃだし」

「ここの仕事は…」

「秘書がテキトーにやってくれるさ」

本当にテキトー屋な閻魔だな。

Re: 閻魔と天使と罪人と ( No.4 )
日時: 2010/09/09 18:20
名前: 月光 (ID: 3ePGpESz)

これ以上の名前変更は有りません。

「閻魔と天使と罪人と」
更新再開したいとおもいますのでおねがいします。


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