ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 親友の事故 〜絶対犯人を見つけ出す!〜
- 日時: 2010/08/12 12:07
- 名前: 紗琳 (ID: EdkNSjYc)
シリアス・ダーク初ちょーせんですっ><
下手なところもありますが見ていただけるとうれしぃです☆
コメ&アドバイス大歓迎♪
んでゎまずあたしの自己紹介から〜☆
名前(仮名):紗琳 Sarin
性格:いじられキャラ、暗くゎない
せーべつ:♀
星座:おうし座
その他:中学一年生。エロさはクラスでTOP③に入っている///
好きな男子と一緒のクラスで恋バナ大好き!
- Re: 親友の事故 〜絶対犯人を見つけ出す!〜 ( No.8 )
- 日時: 2010/08/14 11:20
- 名前: 紗琳 (ID: fvpOomqm)
3話
「空音……?」
異変に気づいた周りの大人たちが騒ぎ出した。
「いやぁぁぁぁぁ!空音ぇぇぇぇ!!」
あたしは泣きじゃくった。
そっと血だらけの空音の体を手で支えた。
「……七……穂」
空音はかろうじて息があった。
「空音!?空音っ!」
「七穂……」
空音は小さな声で『良かった』と呟いた。
____良かった?
あたしが助かったから?
でも、でも空音は_____!
あたしは空音がもう助からない事を悟っていた。
「七穂……あたしの……持ってて」
そう言った空音の目の先にあったのはI podだった。
_____どういうこと?
自分の形見として持っておけっていうこと?
「____空音?」
「…………」
空音は目を閉じて冷たくなっていった。
「空……音?起きてよ、空音……」
あたしの涙が空音の顔に落ちる。
それでも空音は起きない。
「空音————!!」
セミがうるさく鳴く夏。
よく晴れた夕方。
君は あっけなく。でも、確かに____
逝ってしまった。
- Re: 親友の事故 〜絶対犯人を見つけ出す!〜 ( No.9 )
- 日時: 2010/08/17 13:41
- 名前: 紗琳 (ID: /5HKG0DI)
4話
それから空音は救急車に運ばれていった。
でも、あたしは_____
空音が助からないと分かっていた。
- Re: 親友の事故 〜絶対犯人を見つけ出す!〜 ( No.10 )
- 日時: 2010/08/17 14:08
- 名前: 紗琳 (ID: /5HKG0DI)
↑間違えました!
4話
それから空音は救急車に運ばれていった。
あたしはそれに望みは掛けなかった。
もう空音は医療の力ではどうにもならないって分かってたから。
____そう分かってても...、いや分かっているからこそ涙は止まらなかった。
_____空音はやはり逝ってしまった。
悲しくて悲しくてあたしは何度も泣いた。
「津田 七穂さん……ですね?」
あたしが霊安室の前でぼーっとしていると誰かが話しかけてきた。
「紺澤警察[コンサワケイサツ]のものです。今回はご臨終様でした。私は橋本 空音さんの調査に当たっていたものです。今回は質問とご報告に参りました」
「警察……」
女の警察は一人でべらべらと喋った。
「では質問のほうですが……、貴方は隣に居ましたね?何か異変には気づかなかったですか?」
________異変。
確かにあたしは空寝の異変に気づかなかった。
___途中までは。
空音の顔が青いのに気づいたのは少ししてからだったから。
「どうですか?」
「……知りません。何も気づきませんでした」
____どうせあんたたちに言っても何も出来ないんでしょ。
だったら最初から頼らない。
信用なんて言葉欠片もない。
「分かりました。ではご報告ですが橋本 空音さんは警察のほうで
事故死 と判断されました」
「……そうですか」
唾を飲む。
ほら、あんたたちは証拠というものがないとなにも出来ない。
空音は事故死じゃない。
空音はたしかに怯えていた。
何にかは分からないけど____。
それに空音はあたしに逃げて、と言ったんだ。
一度も後ろを振り向いてないのに。
空音は事故死じゃない。
絶対に事故死じゃない。
誰かに殺されたんだ。
- Re: 親友の事故 〜絶対犯人を見つけ出す!〜 ( No.11 )
- 日時: 2011/01/10 14:06
- 名前: 紗琳 (ID: gyFfsWVs)
お久しぶりです♪
最近 忙しくてあんまりこれなかった^^;
更新 遅くてすみません><
- Re: 親友の事故 〜絶対犯人を見つけ出す!〜 ( No.12 )
- 日時: 2011/01/10 14:28
- 名前: 紗琳 (ID: gyFfsWVs)
5話
空音は事故死じゃない。
誰かに殺されたんだ_____。
「マジで言ってんの……?七穂」
「空音が……事故死じゃない?」
「でも、警察は事故死と言っていたじゃない……」
あたしはみんなにだけ真実を告げた。
みんなのことは信用していたから。
みんなの目はまだ赤くさきほどまで泣いていたみたいだ。
「警察なんて信用できないよ。でもあたしは確かに空寝の隣にいて
空音の異変を感じ取ったの____」
「それ、警察に言った?」
不安そうに聞く夕にあたしは首を横に振った。
「こんなの証拠にもならないもん。みんなは……
あたしを信用するの?
警察を信用するの?」
できればあたしだと言ってほしかった。
でも、みんなが警察だといっても一人でしらべる決心はついていた。
「そんなん……」
翔希がそっと口を開く。
だろ?
「「「七穂に決まってる
でしょ?」」」
「みんな……」
みんなが言ってくれる言葉が嬉しくて
あたしはそこに座り込んで涙を流した。
_____やっぱり不安だったんだ。
みんなが信じてくれなかったら……って。
みんながあたしの周りから離れたら……って。
強がってるつもりでも、あたしはやっぱりみんなが居ないと___。
「七穂、当たり前でしょう?私たちはいつも一緒にいたのよ、信用しないわけないじゃない」
百合があたしにそっと抱きつく。
「そーだ!小学校低学年のころ逆上がりできなかった俺を鍛えてくれたのは誰だよ!お前だろ?」
夕があたしに優しく近づく。
「俺だって七穂にいっぱい助けてもらった。次は俺らの番だろ。……ってか夕、お前は抱きつくなよ」
翔希が微笑む。
「だっ、抱きつかねぇよ!!」
「嘘つけ、抱きつこうとしたろ」
「七穂、馬鹿はほっといて行きましょ」
三人の掛け合いを見てあたしは涙を流しながら笑った。
空音が死んでから初めて笑った。
____ありがとう
みんなが信用してくれるからあたしは強くなれる。
みんなが傍にいてくれるから涙を流したり、笑える。
全部全部 みんなのおかげなんだってことに
改めて気づいた_________。
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