ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

━True colors━
日時: 2010/08/13 17:08
名前: 遊太 (ID: AidydSdZ)

◆まずはお知らせ◆
この度、前作の「ESP」を知っている及び見たという方にお知らせです。
勝手ながら、自身の都合により更新を止めることにしました。
今後は、考えに考えを重ねたこの小説・・・・

「True colors」(正体)という小説をお読みください。
内容は僕の好きな能力系のお話です。
それでは、新作をお楽しみに・・・・・( 一一)

〜第1章 喪失〜

Page:1



Re: ━True colors━ ( No.1 )
日時: 2010/08/13 19:02
名前: 遊太 (ID: AidydSdZ)

第1話【プロローグ】


2020年 3月1日 春


2020年という近未来を表すような年になった日本だが、以前と変わらない状態を保ち続けていた。
永遠に続く平和、変わらない日常、なんとなく時間が進んでいる。
しかし、ある場所では変わった出来事が起きていた。

──────


東京


白を基調とした5階建てのコの字の形をした建物。
東京中央病院のとある一室に、今回の主人公となる青年はいた。
「院長、彼はすでに目を覚ましてますが・・・・」
「結果通りか?」
「はい・・・・・・」
病院の院長である磯崎は、看護婦と話しながら個室の病室に入った。


病室の中には、ベットに座り、窓の外を眺める青い髪をした青年がいる。


「気分はどうですか?」
磯崎は青年に近づきながら、優しく声をかける。
青年はゆっくりと振り向くと、磯崎に軽く頭を下げた。
「・・・・この病院のお偉いさん?」
「そうだ。私は磯崎、最高責任者だ。」


「・・・・・俺って、何なんですか?」


青年の言葉に、磯崎と看護婦の顔色が変わる。
2人は顔を合わせ、磯崎が青年に少し近づき足を止める。
「君は昨日、2月28日の午前5時にこの病院の前で倒れていた。」
「そうなんだ、あんまり覚えてないです。」
「今日、もう一度精密な検査をする。それまでここで待っていてくれ。」
磯崎の言葉に、青年は頷く。


だが_____


検査が始まる時には_____


その青年は姿を消していた______


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。