ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 笑ったカノジョと泣いたボク。
- 日時: 2010/08/14 22:37
- 名前: 白月 ◆5IxW6Su6n2 (ID: Go.89if1)
渡る世間は馬鹿ばかり。
〆ご挨拶!
どうもオハヨウゴザイマスコンニチハコンバンハ。そして初めての方には初めまして。白月と名乗ってやがる者です。
ジャンルとしては少々歪んだ恋愛ものになるかと思われます。例えるなら電撃文庫の某小説とかそんなかんじ……なのかなぁ。
何はともあれハッピーエンドではないと思うのでご了承を。
では、宜しくお願いします!
〆目次
!イメージソングは初音ミクの「ペテン師の笑う頃に」辺りなんじゃないかと思ってます。
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- Re: 笑ったカノジョと泣いたボク。 ( No.3 )
- 日時: 2010/08/15 11:28
- 名前: 白月 ◆5IxW6Su6n2 (ID: Go.89if1)
>>アキラ様
な ん で す と !?←
おひゃあ愛読者とかありがとうございます面白そうとか勿体無いっすいやでもありがとうございますマジで感謝!←←
……少々興奮してしまいました。コメントありがとうございました!
- さあ、扉を開けようか。 ( No.4 )
- 日時: 2010/08/15 11:31
- 名前: 白月 ◆5IxW6Su6n2 (ID: Go.89if1)
目次!
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- 出会いと夜明け。 ( No.5 )
- 日時: 2010/08/17 22:19
- 名前: 白月 ◆5IxW6Su6n2 (ID: Go.89if1)
「……僕はね、世界が大好きなんだ」
葛原涼矢が彼と出会ったのは、秋とは言えどまだ暑さの残る9月のある日だった。
いつも母親の見舞いをする為に通っていた病院。その母親が死んだ今でも足が向くのは、恐らく長く通っていたから習性がついたのだろう。
いつものように母のいた部屋に向かうと、そこには一人の少年が病院の白いベッドの上に座っていた。
長い黒髪をなびかせていたのと、こちらを振り返った顔はまるで少女のように整ったものだったが、彼女にはすぐに少年だと分かったのだ。
「……誰?」
白い服を来てこちらを見ているその少年は、形の良い唇をそう動かした。その時間がとてもゆっくりとしたものに思えたのは、恐らく彼女がこの病院の雰囲気に呑まれていたのもあるのだろう。
彼の言葉を理解する為に数秒かけて、その後に自分から発せられた言葉は、客観的に見れば酷く滑稽だった事だろう。
「……君、は?」
途切れ途切れに自分の唇から紡がれたその言葉は、出会ったばかりの少年を困らせるのには十分だったようだ。事実、彼は僅かに首を傾げて彼女が彼の言葉を理解するまでにかかった時間と同じ位の間を空けてこう言った。
「……霧風、命」
それが名前なのだと認識するのに一瞬の時間を要した。その後に、いつも人の目を見て話す鈴矢にしては珍しくややうつむきがちに自分の名を呟いた。……ああ、情けない!
「……葛原涼矢」
顔を上げると、彼は小さく、だけどとても綺麗に笑った。
……その笑顔が、余りにも儚くて。
今この瞬間に捕まえておかなければ彼は消えてしまうのではないかと思ったものだから、涼矢は無意識に彼……命の手を握っていた。……握ったその手は、驚く程に冷たかったのだけれど。彼はまた綺麗に笑って、自分の手を握った涼矢のそれを両手で包み込んだ。……嗚呼、やっぱり冷たい。
「……どうしたの?」
それには答えずに握る力を僅かに強めたら、命は優しく微笑んで手を離そうとしない涼矢を受け入れていた。
何時間だったか、何分だったか。
暫くの間彼の手を握っていた涼矢は、漸く感覚を取り戻して手を離した。
「……ご、めん」
「大丈夫だよ」
か細い声の謝罪も命にはちゃんと聞こえたらしく、優しい微笑みを絶やさないままそう言った。
その言葉に何時の間にかうつむいていた顔を上げ、思わず笑って彼女は言った。
「……また、来てもいい?」
相手が静かに頷いたのを確認すると、白い病院の扉を開けて廊下に出た。
……何故だろうか。こんなに嬉しくなったのは、始めてだ。
思わずほころぶ口元を押さえて、少女は夕暮れの道を帰路についた。
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コメディ・ライトっぽいけどあくまでシリアスです。次からシリアス小説の本領発揮(?)です。
- Re: 笑ったカノジョと泣いたボク。 ( No.6 )
- 日時: 2010/08/15 12:24
- 名前: 阿嘉狐 (ID: 16/cv9YI)
凄いです!www
何か狂ってると言いますか。異質と言いますか、お気に入りに登録させて頂きました!私も、小説書いてるんで、アドバイス下さい!
- Re: 笑ったカノジョと泣いたボク。 ( No.7 )
- 日時: 2010/08/15 13:22
- 名前: 白月 ◆5IxW6Su6n2 (ID: Go.89if1)
>>阿嘉狐様
凄いって……凄いって言われた……!(感動)狂ってるとかそういうのを目指してたりするので言って貰えると嬉しいです^^
お気に入りに登録……ありがとうございます!こんなので良ければよろしくお願いします!
はい。アドバイスと呼べる物ができるかはわかりませんが見に行かせて貰います。
コメントありがとうございました!
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