ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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cross
日時: 2010/08/31 11:34
名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)

初めまして、水妖ウンディーネです。

ド素人ですが、宜しくお願いします。
                 
この小説は、「cross」と言うとある者の話です。

☆★☆★登場人物★☆★☆
(cross以外全員自殺志願者)

cross
年齢:不詳
性別:不詳
 感情を持たない。
 偽善者ぶってる奴が大嫌い。

朝日奈 恋歌-asahina renka-
年齢:16歳
性別:女
 両親を殺害した過去を持つ。

詩賦 理人-shifu ayahito-
年齢:18歳
性別:男
 スポーツが得意。
 いつもカッターを持ち歩いている。

石倉 未依香-ishikura miika-
年齢:10歳
性別:女
 巫女さん。
 誰にでも敬語を使う。

新實 寿-niimi toshi-
年齢:26歳
性別:男
 某会社の社長。
 偉そうな態度をしていて、憎まれやすい。

坂下 狢-sakashita muzina-
年齢:故人 享年6歳
性別:女
 サディスト。基本ツンツンしている。



     ——私の世界へようこそ——
 
 

プロローグ:>>1
第一章:>>9>>10
第二章:>>12
第三章:>>17>>20
第四章:>>25>>28
第五章:>>30
第六章:>>33>>37
第七章:>>38>>47
第八章:>>60>>62>>65
     >>75>>77
過去編プロフ:>>74
第九章:>>82>>92


八章が異様に長いです。
諦めて九章にしました。
変な所で切ってすいません。
すんませんorz

すべてが短いですが・・・^^;

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Re: cross ( No.75 )
日時: 2010/08/27 14:56
名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)

終焉の塔 外

初めて、終焉の塔から出た。
自分に当たる風がこそばゆくて。
草花が俺を迎えてくれる様で。
すべてが許される様で、嬉しかった。

「外は、こんなにも綺麗だったんだな。」
「ええ。」
「外は・・・こんなにも美しかったんだな。」
「そうですわね。」
「外は・・・ ・・・こんなにも暖かかったんだな・・・。」
「ええ。これもまた、必然ですから。」

認めてくれる。
こんな俺を。
人には会っていた。
でも、すぐ死にそうな人だった。
人とは思えない奴だっていた。
そんな俺を、
認めてくれた奴は・・・ ・・・彼女だけだった。



      ***



-詩賦家-

「貴方のお部屋は此方です。」
「・・・ああ。」
「・・・何かあったら其方のお部屋に居ますので、お呼びして下さい。」

優しくしてくれるのは有り難い。
でも・・・
いつまでも此処に居る訳にはいかない。
早く此処から退かないと、
奴等が此処へ来る。
あいつ等が来たら、彼女達が傷ついてしまう。
それだけは、嫌だ。

「君が、月読が連れて来た子かな?」
「・・・貴方は。」
「七葵の兄の彗だよ。」

・・・七葵?
誰だっけ?
あー・・・
月読と一緒に居た奴か。
兄って言われても・・・

「彗。邪魔しないであげて下さい。」
「いいじゃん。」
「そいつ・・・何。」
「彼は私の召使ですわ。」

召使・・・か。
・・・そうだ。俺には関係ない。
此処から去らなければいけない。











        彼女には、生きていて欲しいから。

Re: cross ( No.76 )
日時: 2010/08/27 14:58
名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)

何故過去編を書いているのか分かんねぇ・・・

Re: cross ( No.77 )
日時: 2010/08/27 15:36
名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)

夜、屋敷から抜け出す。
気付かれないように、細心の注意を払って。
俺が居たら、皆死ぬかもしれない。
皆を死なす訳にはいかない。
人の優しさを、温もりを、
教えてもらった。
嬉しかった。ただ単に。

「何処へ行くのですか、理人。」
「!」

後ろには、月読が居た。
その後ろには、彗と七葵が居た。
皆に、見つかった。

「・・・理人?答えなさい。」
「・・・ ・・・になる」
「え?」
「俺が居ると、皆不幸になる。」
「どうして?」

眉根を寄せて、唇を噛締めて。
鉄の味がする。
逃げるんだ。此処から。
逃げるんだ、逃げなくちゃ。
足が、竦む。
逃げないといけないのに、足が。

「・・・どうして?」
「俺は、不幸にしたくない。」
「どうして私達が不幸になるのですか?」
「俺は・・・ ・・・! 後ろっ!!」

後ろに居る。
やっぱり来た。
だから・・・っ
だから、嫌だったのに。
後ろから斬りかかろうとしている。
彗が月読を庇う。

「やめろっっ!!」
「・・・×××か?お前の所為だ。お前が居る所為で」
「分かってる!!分かってるから!!もうやめろっ!!」

そうだ、分かってる。
分かってるんだ。
俺が居る所為で、彼女達が苦しむ事も。
俺が居ても、誰かが助かる事なんて無い。

「貴方の所為ではありません。貴方が居る所為で誰かが不幸になるなど
 ありえませんわっっ!!」
「そうだよ。君が嫌いなら、誰も匿ったりはしないよ。」

涙が、頬を伝う。
初めて涙を流した。
有難う。
教えてくれて、

           有難う。





——————

ここから地味に戦闘シーンですよ!

Re: cross ( No.78 )
日時: 2010/08/27 15:41
名前: dr (ID: 8hgpVngW)

ねえねえ皆さん、水妖さんて天才だと思いません?
だってこんな神みたいな文章かくなんてもう天才以外のなにものでもありませんよ。
そうですよね。そうですよね???



すんません。荒らしじゃないです。
でも事実です!!!
事実なんです!!!!!

Re: cross ( No.79 )
日時: 2010/08/27 16:55
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
参照: http://yaplog.jp/akirahayate/

バサラ好きです(^.^) 伊達さん好きです\(^o^)/
格好いいとかじゃなく、性格とかが好きでs
>アニ剣さん


地味に戦闘シーンなんて止めて下さい!!笑
もっとバーンッと!!
ドッカーンと!!


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