ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

転生八犬士(血・狂気)
日時: 2010/09/23 04:12
名前: 光 (ID: QT5fUcT9)

光「御免な、立人・・・・・・。」
「フッ。」
涙を流しながら、そう呟いた光、立人の鋭い爪を其の身で受け止めたのだ
「ブワッ。」
鮮血が舞う、立人の眼の前で・・・・・・・・・
立人「え・・・?。」
2人「っ!!。」
結奈「ヒカ先輩っ!!!。」
香澄「光先輩っ!!!、しっかりしてっ!!!。」
振上げられた立人の鋭い爪を前に光は受け止めもせず、其の鋭い爪を身体で受け止めたのだ、其の所為で光の右肩から左腹に傷が走り、血が次々と噴出して来る、倒れ行く光の姿は、立人と海烈と黎羅と結奈達9人の眼にはスロ—モ—ションの様に見えたが、ドサッと言う音を聴いた途端、其の様子に固まる立人を後眼に海烈と頸羅と結奈達9人が必死に声を掛ける
万珠「光っ!!!。」
光「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
幹仁「おい、ヒカ・・・お前、何考えてんだよっ!!??、お前が死んだら、川瀬はどうなるんだよっ!!。」
那智「江積の言う通りだ、光っ!!、死んではいけないっ!!!。」
光「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
呼び掛けてもびくともしない光に結奈達8人が声を掛け、海烈達3人が持って居た包帯等で応急措置をして行く、どうやら傷は心臓迄達しては居ない様だ、其の様子を眼の前で呆然と見てる立人の手は震えてた・・・・・・
立人「・・・・・・ひか、る姉?」
光「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
立人「(動かない・・・?)。」
「すっ。」
立人が呼び掛けても光は起きる気配がちっとも無かった、寧ろ、死んでるかの様な姿をして居た・・・
「すっ。」
立人「(・・・俺が、殺した?、あんなに好きで、大好きだった光姉を此の手に掛けた・・・?)。」
『大好きだぞ、立人』
脳裏に自分の事を好きだと言ってくれた優しい光の声が響く・・・・・・・・・・・・、そして、父や母の死体が今の光に重なり、立人は座り込む
「ジワ・・・。」
「ツゥ・・・・・・。」
立人「・・・・・・・嫌だ、嫌だ光姉、死なないで・・・死なないで・・・っ!!!。」
四つん這いに成り、倒れてる光の傍に寄って声を掛けるが、やはり返事は無い、其の所為で立人は益々不安に成って来る
立人「・・・っ、お願いだから光姉ぇっ!!、眼を開けてくれよっ!!、光姉迄っ!!!、父さんと母さんみたいに居なく成ったら、俺、俺・・・・・・・・・っ!!!。」
そう言う立人の両眼から涙がポタポタと流れ落ち、


Page:1