ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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烏 〜復讐の黒い翼〜
日時: 2010/08/18 18:46
名前: 伏崎 (ID: JVqy14aC)

書くの初めてなんでヘタクソです。

ヘタなりに頑張ります。

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Re: 烏 〜復讐の黒い翼〜 ( No.5 )
日時: 2010/08/20 19:37
名前: 伏崎 (ID: MZtdagnx)

ここはどこだ?何だこの布団。俺は寝てたのか?見上げた天井は穴だらけだ。
そういえば長野から地獄にとんぼ返りしたんだよな

思考が定まらない。半分人間なのだから仕方がない。

もう同族はだれもいない。天狗は全て帝国に捕らえられた。そしてデスロードにされた。憑依といってもそれは偽りだ。囚われた妖怪や霊魂はデスロードに破壊されるまで解放されない。そんな事考えても仕方がない。何も変わりはしないのだから

「お〜い。飯だ」
やかましい声が俺の脳を苛立たせる。獄門丸だから仕方がない。こいつは死んだ両親の代わりに俺に天狗の術を教えてくれた。獄門丸は訳ありで天狗の一族に育てられた鬼だ。

「閻魔様がお呼びだ」
獄門丸は飯を口に含みながらいった。
「なんで俺が?」
俺は少し戸惑った。あの爺さんが俺を呼ぶのは大抵が世間話の相手にされるか、人間界での土産話だけだ。見た目は怖いがとてもいい爺さんだ。帰りには俺に術を教えてくれる。今の俺がいるのも獄門丸と爺さんのおかげだと思う。二人共変人なのだが。
「行くだけ行ってみるよ」
俺はできるだけ戸惑いをこらえていってみた。

「ガフェイン、聞こえるか?」
頭の中にジジィの声が聞こえた。
ガフェイン。それが私の名だ。今は危険を冒して帝国にいる。厳密にいうならばスパイという奴だ。
「デスロードの設計データはそっちに送った。そっちでも造りはじめたのか?」
私もジジィに届くように念じた。
「もちろんじゃ。有資格者も地獄に帰ってきたからのう」
「あの餓鬼なら帝国を滅ぼせる。仲間も解放できる、よね」
「そこで何をしている」
私とした事が迂闊だった。軍事施設のど真ん中でジジィと話したのがまずかった。余裕で逃げ切れるから問題ないがな。

私は楽々と逃げ切れた。だが私の背後で爆発音が聞こえた。私は振り返った。デスロード?いや形状が全く違う。中国の武将?なんで機械なのに顎鬚をたくわえている?
「そこの侵入者止まれ!俺様専用のデスロード“エンヒト”から逃げられると思うな!!」デスロードは手に持っている蛇矛を振るった。私は軽々と華麗によけた。自我を持ったデスロードだと?囚われた物達は自我を失うはずだ。そんな事は地獄に帰ってからゆっくり考えればいい。とりあえず今は逃げる事が優先だ。

Re: 烏 〜復讐の黒い翼〜 ( No.6 )
日時: 2010/08/22 11:04
名前: 伏崎 (ID: ReMbFIQb)

「よく来たな風人。お前に託したいものがある。ついて来い」いつも陽気な爺さんなのになぜか今日は暗い。仕事ないからか?デスロードが現れてから爺さんの仕事は減ったもんな。

なんやかんやで爺さんの後についていった。案内されたのは爺さんの居城の地下深くだった。巨大な扉の前に金棒を持った鬼が2人立っている。おそらく門番だろうと俺は推測をたてた。
「なぁ、俺に託したい物ってなんだよ?」俺は思い切って爺さんにきいた。しかし爺さんは答えなかった。
そして爺さんは黙って扉の向こうに消えた。俺も後をついていった。

扉の向こう側は人間界だった。工場というより格納庫のような場所だ。幽霊がたくさんいる。ざっと見た感じ20人程度だ。しかしよーく見たら幽霊ではなかった。生きている人間だ。しかも日本人・・・。俺以外にも生き残った人間がいたのか。よかった・・・
「あれをみろ。あれをお前に託す」と爺さんはいった。俺は爺さんの視線の先にある物を見た。
あれは・・・デスロード!?しかし形状が違う。なんでこんな物がここに?天狗の一族を壊滅させた兵器がなんである?
俺は怒りをこらえて
「爺さんあれは・・・・」といった。
「お前のために造ったデスロードだ。大丈夫。地獄製だから」
「大丈夫、じゃねーよ。俺があれになれというのか?冗談じゃない。俺はあれになる気はない。爺さんだってわかっているだろ?」
「わかっておる。だが風人にも決断の時が来たのだ。お前も戦場赴くときがきたのだ。ガフェインのように」
「あいつはあいつだ。俺は半分妖怪だが残りの半分は人間だ。だから戦うつもりはない。ましてやあんなもんになってよ・・・」俺は言葉がでなくなった。長い沈黙が爺さんと俺を包んだ。
「おそらく帝国は地獄に侵攻してくるだろう。おそらく上にも」爺さんはいった。地獄と天国に侵攻してくる?仏の婆ちゃんのところにも?
「俺はどうればいい?」迷っていても仕方がないと思った。俺もこれ以上大切な物は失いたくない。
「あれに乗って帝国へ行け。ガフェインが危ない」
「わかった」俺は短く応じた。
俺は天狗の部分を表に出した。俺は半分天狗といっても背中に黒い羽が生えるだけだ。そしてデスロードの胸部に降りた。不思議な事に体がデスロードに吸い込まれた。不思議な事に意識がある。もしかして天狗の部分だけデスロードになったのか?
気がつくとそこはコックピットのような場所だった。しかしレバーやベダルのようなものはない。そして頭の中に情報が流れ込んでくる。操作方法だった。そして最後に“CROWS”という単語が流れ込んできた。このデスロードの名前か。その時、頭の中に映像が流れこんできた。ハッチのようなものが開いている。行って来い、といってるようだ。俺はデスロードを発進させた。

Re: 烏 〜復讐の黒い翼〜 ( No.7 )
日時: 2010/08/22 12:35
名前: 紅桜 (ID: /BuoBgkT)

難しいですね・・・
頭がついて行かない(行けないww

続きが気になりますネ。
更新楽しみにしてます♪

Re: 烏 〜復讐の黒い翼〜 ( No.8 )
日時: 2010/09/03 19:53
名前: 伏崎 (ID: HnW2jOGR)

私はなにが起きたか分からなかった。私は顎鬚と通常のデスロード5機に追い回されていた。
その時、真っ黒な羽10枚程度がデスロード5機を一瞬にして貫き爆散させた。そして上空から黒いデスロードが舞い降りてきた。その姿からは烏を連想させる。
頭部は烏と人間の中間のような容貌をしているが四肢と胴体は人間だ。背中には黒い翼が装備されている。さっきの羽は翼からパージされたのだろう。

Re: 烏 〜復讐の黒い翼〜 ( No.9 )
日時: 2010/09/06 09:24
名前: 伏崎 (ID: m0lwpXYj)

黒い翼の天使なのか?私はわからなかった。
だがデスロードから発せられた声でデスロードの正体がわかった。風人だった。
風人は腰に装備されている実体剣を抜き放ち音速を超えるスピードで突進した。

顎鬚は蛇矛を振るって俺の突進を防いだ。俺はさらに翼から7枚の羽を射出した。この羽は自律式砲塔、及び自律式の刃になっている。
この羽1枚1枚にはFAユニットと呼ばれるシステムが導入されている。FAとは
Fild
Assalt
の略だ。
要するにこの羽のみで戦場を制圧可能なのだ。


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