ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 輪廻少女と依存少年
- 日時: 2010/08/22 14:28
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=tRCG00soTCk
イメソン/リンネ
リンネに基づいてるので、ご了承ください。
勝手に創作してる原曲あり小説です。
登場人物なども公式ではないので。
- Re: 輪廻少女と依存少年 ( No.6 )
- 日時: 2010/08/22 13:34
- 名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)
新しい小説ですね!!
楽しみです♪
- Re: 輪廻少女と依存少年 ( No.7 )
- 日時: 2010/08/22 13:53
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
ありがとうございます\(^o^)/
- Re: 輪廻少女と依存少年 ( No.8 )
- 日時: 2010/08/22 14:27
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
.
担任のどうでもいい話はどうでもいいとして。
僕はずっと、窓際の一番前に座る穂波さんを見ていた。 手首と首に包帯を巻いている彼女は、クラスから気味悪がられている存在だ。
あの子の行動全てに、皆がビクリと震える。
「じゃあな、津軽」 「うん、じゃあ」
谷沢と簡単に挨拶を交わして、一人教室から出て行く彼女を追う。
小柄な穂波さんは、握りこぶしほどの大きさの距離にいた。
「ちょい待ち」 「っ」
すぐに追いついて、腕を掴む。 包帯が綺麗だから、怪我なんてしていないと前から思っていた。
そしてそれは当たっていた。
「……ダー、リン?」
「え」
ぼそりと何かを言って。
穂波さんが華奢な体を震わせる。 鞄を落とし、瞳孔を縮小させ、生理的に涙があふれる。
「ダーリン?」
もう一度、訪ねてくる。 廊下を行き来する生徒の目など気にせず、穂波さんが僕をじっと見つめる。
「見つけた、ダーリンだ」
「うえ? えっ」
これは予想外だった。
僕は穂波さんに 「好きだ」 と告白するつもりだったのに。 恋愛的にではなく、ただ依存する人が欲しかっただけなのに。
なのに。
「やっと会えたね、ダーリン」
あの穂波さんが笑いかけてくれる。 僕じゃない他の誰かを求めながら。
「あの、さ……。 僕、穂波さんのコト好きなんだけど……」
「そんなの知ってるよ。 そしてアタシもだよ」
そうなの!?
公開の場で堂々とカップル成立になった僕らを、他の生徒が立ち止って見てる。
拍手とかくれないのかなー。
「アタシ、ずっと捜してたんだよ。 ダーリンの事、ずっと捜してて、やっと見つけた」
「そうなんだ」
どう記憶をたどっても、この子に 「ダーリン」 と呼ばれるような覚えはないけれど。
僕は、この子に依存したいから。
他人のふりでもいいやという事で。
「ね、早く家に帰ろうっ。 ダーリンがいつ帰ってきてもいいように、アタシ待ってたんだよ」
「えっと、穂波さんの家?」
「他にどこがあるの。 というか、穂波サンてなに? アヤメって呼んでよ。 彼女なんだし」
と、いうことで。
アヤメにぐいぐい引っ張られて、そのままド田舎を進んでいく。
そのまま片道15分。 踏切の音を聴きながら、鈍色電車が通り過ぎるのを見る。
いつのまにか繋がられた手をギュッと握りしめられ、アヤメを見る。
「電車、怖い?」 「怖いというか、見あきた」 「見あきた? ……ああ、あそこなのか。 家」
踏切のすぐ傍にある、灰色のアパート。 団地らしく、同じような建物が4つ建っている。
コクリとアヤメは頷く。
- Re: 輪廻少女と依存少年 ( No.9 )
- 日時: 2010/08/22 17:59
- 名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)
かわいい・・・(ポッ)
あああああああの、この子も貰ってよかですか!!
- Re: 輪廻少女と依存少年 ( No.10 )
- 日時: 2010/08/22 20:07
- 名前: 出雲 (ID: QuEgfe7r)
はじめまして。
出雲と言いますです、題名に惹かれてやってまいりました。
お上手すぎます、本当に!
これからも頑張って下さい、応援してます!