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wolf princess
日時: 2010/12/04 00:24
名前: 稔 (ID: sWaVmrWQ)
参照: http://zinn//syousetu

お初です!
わたくし、稔(じん)です。
お時間ある方、読んで行ってくれたら、
嬉しいです!!≧v≦/

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Re: wolf princess ( No.1 )
日時: 2010/08/25 11:17
名前: 稔 (ID: gp9wpgoS)
参照: http://zinn//syousetu

        〜登場人物〜

  =狼族=

ライチ

 カイミ(狼族族長の孫)と行動を共にしている十六歳の人間の少女。人間には決して心を開かない。狼の歳では、九歳。

カイミ
 
 ライチ(人間の少女)を唯一背中に乗せている狼族族長の孫。
オスで狼の歳では十歳で、人間の歳にすると十八歳。

ハウオリ

 狼族族長。白い毛に左目には傷があり、右耳は昔の戦いで少し、欠けてしまったのだ。
ライチとカイミには、「じい様」と呼ばれている、心の優しい狼。

レイト

 カイミの父親であり、次期族長候補で今は狼族副族長を勤めている狼。
レイトの妻はケイトといって、カイミがまだ幼いころに亡くなった。おしとやかな理想の母親。

リアナ
 ライチの母親で、年齢も出身地も全てが不明の美しい美女。ライチと双子のように似ている。

  
  =人間=

ジェイミー・ライト

 ツバキとシオンの父親であり、ある国の国王でもある男。狼の里にちょくちょく足を運んでは里の立ち退きを要求してくる嫌な男。

ジェイミー・ルエカ

 ライトの妻で、二男のツバキを産むのと引き換えに命を失った。内気な性格だった。

ジェイミー・シオン
  
 ライトとルエカの間に産まれた二人の兄弟のうちの長男。顔は、母親に似ている。 
性格は、穏やかで先のことを考えて行動するタイプ。

ジェイミー・ツバキ

 シオンの弟であり、次期国王候補である。
顔は、父親似であり、唯一父の書斎に入れる。
性格は、シオンとは真逆で最近は狼殺しにハマっているという。


よく聞かれる質問なんですが、狼族の狼達は動物の狼です。
一応、ノート一冊分に登場してくる名のある人たちです。

Re: wolf princess 〇章 ( No.2 )
日時: 2010/08/25 13:46
名前: 稔 (ID: gp9wpgoS)
参照: http://zinn//syousetu

         〇章
 昔、人間と狼は手を取り合い共存していた。
平和条約を結び、時には人間に手を貸し、時には狼に手を貸していた。
ところがある日・・・。人間の一人が狼と人間の間で立てた平和条約を破ったのだ。
 ‘第一条   非暴力・不服従
 どんな事があっても暴力・服従他してはならない。’
という条約だったが、その人間は、

 「狼(イヌ)はおとなしく、主人の言う事だけを聞いていればいいんだぁ!」

と言いながら、まだ四歳にも満たない子供の狼に首輪と口輪、さらには鎖まで付け、言う事を聞かなければ熱湯や鞭で叩いていた。
水を飲むのも禁止され、まともに食事もしていなかった。
 そんなことが数週間も続いていたが、ある日この人間の所に狼族の族長とその息子が訪れた。
鵜の悪いことにこの人間が奴隷として扱っていた狼は族長の孫だったのだ。
嗅覚のいい狼族は孫の匂いが強くしたこの家を調べた。
どこの部屋もくまなく探した、が孫は見つからなかった。
ふと、居間の奥にある中庭を見ると蠅が何匹も飛んでいた。
自然と族長の足が動いた。
そこに近ずくにつれ、生ゴミが腐ったような臭いがしてきた。
足を止め辺りを見回した、がどこにも孫の姿はなく、「はぁ〜・・・」と大きくため息を吐いたとき、無意識のうちに下を向いた。
すろと、そこには目を疑うようなモノがあった。
それは、皮膚がなくなり骨だけになっている狼だった。
しかも鎖と口輪、首輪までもが付いている状態だった。
中庭に降り臭いをかいだ、それは紛れもなく孫の匂いだった。
悲しみもそうだが、怒りがふつふつと沸いてきた。
すると人間は家に置いてあったカマで族長の頭を切り落としたのだ!!
その光景を目の当たりにした族長の息子は急いで山に戻り、里のみんなに知らせた。

「族長が殺されたっ!そして、我が息子も!よってこれより平和条約最終条にのっとり、人間との平和条約は断ち切られたぁ!これから、人間との戦いを始める!」

 この事件を、境に人間と狼との長い戦いが始まった。

Re: wolf princess ( No.3 )
日時: 2010/08/25 14:43
名前: 佑架 (ID: BvmlmLmy)

初めまして。
自分はコメディ・ライト小説の方で(くだらないのを)
書かせてもらっています。

シリアス系はあまり読まないんですが、姉の勧めで
読ませていただきました。
続きが楽しみです。

Re: wolf princess ( No.4 )
日時: 2010/08/25 14:57
名前: 稔 (ID: gp9wpgoS)
参照: http://zinn//syousetu

佑架さん、コメありがとうです!!
こんな、小説にもなっていない、         たいして面白くもないモノを読んでくれて、    ありがとうです!!
じゃんじゃん、書いていきますので、
よろしくです!!

                     〜稔〜

Re: wolf princess Ⅰ章 〜1話〜 ( No.5 )
日時: 2010/08/26 10:44
名前: 稔 (ID: dB4i1UE/)
参照: http://zinn//syousetu

         Ⅰ章

「ライチ、そっちはどうだ?」

「うん、平気。カイミは?」

「オレの方は全く問題ない。」

と話しているのは、狼のカイミと人間のライチ。
今二人は、北西の位地にある見張り台にいた。
昨日の夜から昼過ぎまでの担当で、春の間はそう決まっていた。
けれど、つい最近季節が変わったため、さすがに朝方は寒いのだ。

「寒くないか?」

「うん、平気・・・。カイミ、温かいから・・・大丈・・・夫・・・。」

そう言ってライチは、左横に犬で言うお座りの体制で座っているカイミに身を預け眠ってしまった。
昨日から寝ていないためだろう。

「・・・たく・・・。風邪引くぜ・・・。」

カイミは、微笑しながらライチを見た。
北から少し冬の寒さが残っている風が吹いてきた。
ライチの二つに縛ってある髪がなびいている。
肌寒い風の中に仲間の鳴き声が混ざっていた。

「アオォぉォ〜〜ンッ・・・・・・・・・」

それは、里のある東の方角から聞こえてきた。
すると、南や西からも鳴き声がしてきた。
八方位にある見張り台からの声が、聞こえちゃってる伝言ゲームみたいに回ってきたのです。

「・・・・、里がっ!?」

カイミは、仲間からの伝言を鳴いて他の狼に伝えた。

「アオォぉォ〜〜ン・・・。ライチ、里がっ・・?」

カイミが右横に居るはずのライチに声をかけたが、そこには居なかった。
左右をきょろきょろしていると、下から声がした。

「カイミー、行くよ!」

カイミが下を見るとそこには、狼の毛で作ってある袖がありフードに仮面が付いてるポンチョを着て、腰には狼の骨や牙で作ってあるナイフをつけて待っていた。

「早いな・・・今行く。」

カイミは三メートルくらいある木から飛び降りて、先に走って行ったライチに追いつくように走った。
ライチの横に並んで走っているカイミにすかさずライチは乗った。

「伝言、聞いたのか?」

「うん、また人間が来たんでしょ。絶対に里は渡さない!!」

ライチは狼のような目つきになっていた。

「オレも、そのつもりだっ!」

そう言って、カイミはさらに走っているスピードを上げた。


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