ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- アノ神ハキミ。
- 日時: 2010/08/24 21:03
- 名前: 千風 (ID: wVVEXLrP)
こんにちは!!千風ですっ!!
題名はこんなんですが、昔からノートに書いてる小説をカキコでも書きたいと思ったので書いてみることにしました♪
自分でもあんまりな作品だとは思うんですが、スルーしないでコメントしてください☆
荒らしはやめてね☆
第壱部 序章〜波城灰示編
>>1 Word.1 あノ目醒メ[1]
>>2 Word.1 あノ目醒メ[2]
>>3 Word.1 あノ目醒メ[3]
-----プロローグ-----
八百屋の末っ子・朝比奈アヒルは、名前が気に入らず、国語が嫌い。
だが、ある日、悪意ある言葉に潜む悪霊・忌《イミ》に襲われている謎の少女と出会い、
「あ」の言葉の力に目醒める。
あの神となったアヒルは、言葉で戦う五十音の世界へと巻き込まれていく!
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- Re: アノ神ハキミ。 ( No.1 )
- 日時: 2010/08/24 20:52
- 名前: 千風 (ID: wVVEXLrP)
第壱部 序章〜波城灰示編
Word.1 あノ目醒メ[1]
言葉には、霊が宿る。
言葉には、魂が宿る。
やがて神は、言葉の力に目を醒ます…。
そう田舎でも都会でもない、ごく普通の町、言ノ葉町。そこの商店街の一角にある、小さな八百屋。まだシャッターの降りている店の看板には、『あさひな』と、大きく書かれていた。
その八百屋の二階、数個ある部屋の一つ、六畳足らずの部屋に置かれた、簡素なベッドの上に、一人の少年が、何とも気持ち良さそうな表情で眠っている。
「んん〜っ…ふじ…りんごぉ〜っ…」
妙な寝言を呟きながら、少年が寝返りをうつ。その瞬間、部屋の扉が、勢いよく開いた。
- Re: アノ神ハキミ。 ( No.2 )
- 日時: 2010/08/24 20:56
- 名前: 千風 (ID: wVVEXLrP)
Word.1 あノ目醒メ[2]
「アーくぅ〜ん!朝だっよぉ〜んっ!」
開いた扉の向こうから、大声を放って部屋へと飛び込んできたのは、満面の笑顔を見せた、ヒゲ面の中年男。その両手は、大量の真っ赤なトマトで、すっかり塞がっている。
「必殺!トマト攻撃ぃ〜っ!」
「ブハっ!」
ヒゲ親父が持っていたトマトを、寝ている少年へと連続で投げつける。すると、トマトの一つが寝ていた少年の顔面を直撃し、汁を飛び散らせて、勢いよく潰れた。その衝撃で、気持ち良さそうに眠っていた少年が、目を覚ました。
「あっ!アーくん!起きっ…!」
「朝っぱらから何してくれとんじゃあっ!クソ親父ぃぃっ!!」
「ぐほぉぉぉうっ!」
素早く起き上がった少年が、少年の目覚めを喜んでいたヒゲ親父の顎を、下から勢いよく蹴り上げる。少年は、ボサボサに乱れた、少し茶色がかった髪に、あまりいいとは言えない目つき。今、その顔面は、トマトの汁まみれである。
「さすがは我が息子っ…天晴れな蹴り技っ…」
「たくっ…!」
少年の父親らしきヒゲ親父が、顎を押さえ、苦しそうに呟く中、少年は近くにあったティッシュを一枚取り、顔についたトマトの汁を拭う。
- Re: アノ神ハキミ。 ( No.3 )
- 日時: 2010/08/24 21:03
- 名前: 千風 (ID: wVVEXLrP)
Word.1 あノ目醒メ[3]
「もっとマシな起こし方しろ!」
「だってアーくんがトマトを呼ぶから…」
「俺が呼んだのは富士りんごであって、トマトじゃねぇっ」
「仕方ないでしょ〜っ?ウチは八百屋なんだから!ってか、アーくんて、自分の寝言とか覚えてんのぉ〜っ?」
「俺が変態かのような言い方をすんなっ!」
怒鳴り返しつつも、ベッドに転がったトマトを拾う少年。
「だいたい売り物投げるかぁ?普通っ!」
「それっ、熟れ過ぎちゃって、もう売れないトマトだもんっ」
非難するように言い放つ少年に、父がどこか得意げに答える。
「熟れてたから汁の出も抜群だったでしょ〜?」
「おおっ…そうだな…」
笑顔で話す父に、少年が頷きながらも、勢いよく表情を引きつった。
- Re: アノ神ハキミ。 ( No.4 )
- 日時: 2010/08/25 18:16
- 名前: 千風 (ID: wVVEXLrP)
はぁ〜
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