ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 恋は愚かで美しい。
- 日時： 2010/08/24 21:50
- 名前： 智愛 （ID: RZyCPB/0）
暗い闇の中に生まれてしまった
恋という名の
世にも愚かな御伽話。
- Re: 恋は愚かで美しい。 ( No.7 )
- 日時： 2010/08/29 10:28
- 名前： 智愛 （ID: RZyCPB/0）
◆腹黒女◆
◇斗真◇くるみ◇
あ、斗真だー♡
今日もかっこいいんだからあ＞＜
ほら、無駄ににこにこするから
勘違いした女どもに
囲まれちゃってるじゃーん（´３｀）
駄目だなあ
斗真はくるみだけのものでしょ？
く「とおまあ☆」
女「あ、くるみじゃん
可愛いなあ。あんたはホント♡」
うるさいなあ、黙ってろよー
散れ、ブス女☆
く「ありがとお☆」
斗「何、どうしたの？（ニコ」
あーまじイケメン♡
その笑顔、くるみだけに頂戴よ。
く「お話があるの。
今日の放課後、くるみん家きて☆」
斗「そっか。分かったよ！」
‐放課後‐
斗「お邪魔します。
部屋綺麗だな。」
く「どうも☆」
斗「そうだ、話ってな（ドッ
ブシャッ ドサ
く「わあ
斗真は血も綺麗なんだねえ…♡」
包丁についた血
一滴も残さないよ☆
斗「ど…し、て」
く「んーとね
くるみは斗真が大好きで
斗真しか見えてないのに
斗真は他の女とも仲いいからあ
くるみだけのものにしようと思って☆」
やだ、告っちゃった♡
斗「…ッ」
く「痛い？
くるみの気持ち
ちょっとは分かってくれたあ…？」
斗真の目がちょっとしか開いてない。
もうそろそろかな？
く「斗真
ずーっといっしょだよ♡」
ちゅ
斗「は、らぐ……ろ おん、、な」
く「あ、死んじゃった？」
斗真の瞳に
最後に映ったのは
くるみ♡
- Re: 恋は愚かで美しい。 ( No.8 )
- 日時： 2010/09/06 18:00
- 名前： 智愛 （ID: RZyCPB/0）
◆狂った堕天使◆
嗚呼、愛しい。
欲しい、君のすべてが。
どの仕草もたまらない。
どうしようもないこの愛が
行き場を知らず、体から溢れて
震える。
私は悪魔だ。
みんなが言うような
可愛くてキラキラしてる天使なんかじゃない。
…いや、私は君に出会い、変わった。
君を一目見た瞬間、真っ黒になった。
堕天使だ。
君のせいだよ？
責任とってよね。
君の大事な人を
みーんな消したら
私を見てくれるかな？
とか、いつもそんなこと考えてるんだ。
私はきっと狂ってる。
でもそんなの構わない。
堕ちる代償に君が手に入るなら。
君と一緒になるためなら
１番大切なはずの君さえをも巻き込んで
どこまでも暗く広がる闇へ
君と共に飛び込むよ。
私はこんなに君を想っているから。
どうか私に振り向いて。
今日、君はここを通るはず。
ずっと見てたんだもの、しってるよ？
ほら、来た。
「あ、我が校の天使。」
「あ、偶然だね。」
偶然じゃないんだけどね。
努力だよ、君のための。
もっと一緒にいたい。
ううん、ずっと。
でも私からは誘わない。
君から言わせてみせる。
磨き上げたこの笑顔と瞳の魅力だけで
「…ッ///、なあ、よかったら
付き合ってくれねえ？」
落とす。
いや、堕とす、かな？
「いいよ。
その代わり
私以外の子見ちゃやだよ？」
潤目で上目遣い。
私のこれにグッと来ない男はいない。
「ああ、約束する。」
「破ったらお仕置きしちゃうから。」
殺しちゃうからね？
「そんなに想ってくれて嬉しいぜ？」
「んふふ、同じくらい想い返してね？」
あなたに残されたのは
私か死。
『独占』って
素敵な言葉。
- Re: 恋は愚かで美しい。 ( No.9 )
- 日時： 2011/07/21 16:25
- 名前： 智愛 （ID: RZyCPB/0）
◆もっと生きたい◆１
◇空◇桜◇
俺は
女の子らしくて甘えん坊で笑顔が可愛い
そんなお前を好きになった。
でも
今、俺はそれ以外のお前も好きだ。
悲しいときは泣けよ。
どんなお前だって
俺は受け入れるから。
- Re: 恋は愚かで美しい。 ( No.10 )
- 日時： 2011/07/21 16:29
- 名前： 智愛 （ID: RZyCPB/0）
◆もっと生きたい◆２
『空、だいすきー』
ぎゅー
「はいはい、知ってるっつーの。」
素直な桜。
素直になれない俺。
甘えん坊な桜。
シャイなため、素っ気無い俺。
なぜ桜はこんな俺を選んだのか。
今すぐ振られてもおかしくない。
なぜなら桜は
『そーら！』
こんなにも可愛い。
桜の家へ向かう。
今日は話があると言われたから。
別れ話、な気がする。
大丈夫、分かってたことじゃねーか。
だが
やばい
『いらっしゃい。空…』
「お邪魔します」
怖え
『いきなりごめんね、空
桜たち…』
やっぱり
『別れ「いやだ」
大丈夫じゃない。
とまらない
「わかれたくない。
今更諦めなんかつくか。
俺のことすきじゃないなら
最初から付き合うな。」
あーかっこ悪い、俺。
「俺はこんなにも
桜がすきなのに！」
『空…』
終わった俺の恋。
『空、桜もすき。
別れようなんて言ってごめんね。
空信じて、話す。』
どういうことだ。
『桜ね
もうすぐ死んじゃうんだ。』
- Re: 恋は愚かで美しい。 ( No.11 )
- 日時： 2011/07/21 16:24
- 名前： 智愛 （ID: RZyCPB/0）
◆もっと生きたい◆３
うそだろ？
『桜、病気なの。
まだこの病気になった人が世界中で30人もいなくて
名前も、治療法も、治る見込みもない病気。』
難しい話はよく分からない。
分かったのは
桜が俺の傍から離れていってしまう かもしれないってこと。
怖い、イヤだ。
どこにも行くな桜。
でも
１番怖いのは桜なんだ。
俺が安心させないでそうする。
「大丈夫だ。
俺がずっと傍にいてやる。
名前もねえ病気なんかに負けるな。」
口下手な俺が言える、精一杯。
でも桜になら伝わったはずだ。
『いいの？
空、どこにも行かない？』
「お前がどっか行けって言ったって
絶対行ってやんない。」
俺はこの時まだ 心のどこかで
桜は死なねえって思ってたんだ。
俺が守ってやれると思ってた。
何の根拠もなく
桜の病気をなめてた。
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