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黒猫 -Connector's-
日時: 2010/08/25 14:42
名前: スタッグ ◆LqgVyB3LQg (ID: AFVnreeh)
参照: 特技(?)はデジャヴ

はじめまして。スタッグです。

作者が行き詰まったりしたら新しくスレたてたりもあるかもしれません。

(たぶん)長編となっております。
「下手な文章なんてみたくなーい」という方々は、ブラウザの戻るをclick!!

優しい方々はそのまま下にscroll!! してください。

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Re: 黒猫 ( No.1 )
日時: 2010/08/25 14:39
名前: スタッグ ◆LqgVyB3LQg (ID: AFVnreeh)
参照: 特技(?)はデジャヴ

プロローグ 

あの頃は、未来永劫『普通』だと思っていた。
でも『異常』になった。

『異常』になるきっかけは、ある日の交差点。

黒猫を見かけたことだった。

——


「やあ」

流石の俺も(俺でなくともおそらくは)びびる。
猫が、美少女に変身したのだ。
黒いストレートヘア。パッチリとした目。そして、猫耳。

「私は君の相棒だ」

一部の人が鼻血を噴出してしまいそうな見た目(主に猫耳派が)な彼女は、俺を指差す。

後ろを向いても、誰もいない。
さっきから止まっていた車も、いつの間にか消えていた。

「むぅ……さっそくか」

彼女は唸ると、口早に話し始めた。

「いいか? 一度だけ言うぞ。
 今からお前は『コネクター』だ。
 簡単に言えば、魔法使いのようなものだ。
 あと少しで『影』がやってくるから、お前の能力をつかって倒せ。
 お前の能力は『重力』だ。
 「コネクト」と叫べばあとは多分わかる。
 じゃあ、健闘を祈るぞ」

そういって、彼女は黒猫に戻り、どこかへ消えてしまった。
すると、化物が地中から沸いてきて、俺を取り囲み、一斉に襲ってくる。

殴れば吹っ飛ぶけれど、手ごたえはなく、起き上がってくる。
殴っては殴りを何回か繰り返したが、息が上がってきた。
もう駄目かも……

「コネクトと言えっ」

声が聞こえる。
幻聴か?

「いいからコネクトと言え!」

頭がおかしくなったか?
まあ……かけてみようか。

「コネクト」

光が俺を包んでいく。

力が湧いてくる。これなら多分倒せる!


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