ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 実体験した怖い話
- 日時: 2010/08/26 07:06
- 名前: ホラー (ID: tiJN6Js/)
なにかと霊感が強い私が、今年の夏に体験した怖い話を小説にしてみます。
霊感が強いため、頻繁に肝試しに誘われてしまう私・・・話もそれなりに多いです。
尚、でてくる団地や名前などはもちろん仮名です。
13話くらい関連性のない話が続きます。
一話 切り傷 >>1
尚、漫画みたいなありえないことが書いてありますが、
全てが事実となっています。
因みに、その映像を頭の中でイメージすれば怖さが増すかも
しれませんね・・・
Page:1
- Re: 実体験した怖い話 ( No.1 )
- 日時: 2010/08/25 18:24
- 名前: ホラー (ID: tiJN6Js/)
一話 切り傷
これは、8月の御盆休みに体験した夢の話です。
その日、私はいつものように朝にDSをやりながらテレビ
を見たり、昼にはPCで絵を描いたりといたって普通の
生活をしていました。
私の部屋のパソコンは、窓の近くにあり、椅子に座りながら
その窓から外を覗けるようになっています。
そして私部屋は二階。
別になにか風水でこうしたとかではなく、いたって普通の
どこにでもあるような設置です。
そして夕方まで暇をもてあましながら過ごしていたのですが・・・
夕方4時くらいに、一瞬、PCのある机で宿題をしている私の隣に手のひらが見えたのです。
霊感が強く、怪しい場所に行けば、そういったものを見る
のは日常茶飯事です。
この家は特別、敷地になにか問題のあるわけでもなく、
墓やお寺が近くにあるわけでもなく、
今まで家内では、霊を見たことはないので、気のせいかと
思いました。
そして夜。
救急車のなる音が外に響きわたっていました。
救急車が通るくらい別になんでもないでしょう。
しかしその救急車は、私の家からそう遠くはない
近所の家にとまったらしいのです。
部屋の窓から外を覗いてみると、確かに救急車は
私の家から3,4軒離れた家に止まっていました。
どうしたのだろうと思いながらも、親しい仲でもないし、
野次馬のように外にでて、いちいち様子を見るほど暇
じゃありません。
なにせ宿題がたっぷりと残っているのですから。
そして私は一階のリビングへ行き、家族と一緒に夕ご飯を食べ、
その後・・・
入浴の時間でした。
私が湯船の蓋を開けると、中のお湯が真っ赤に染まっていたのです。
私は湯船から目を離し、もう一度確認してみました。
しかしそこには何もなく、湯船にはただの透明のお湯が入っていました。
日常生活での疲労?
それとも夏によく見る心霊現象?
それともついさっきとなりの家の・・・
こういうことは考えれば考えるほどきりのないものです。
霊を見ることが普通とはいえ、あまり慣れてなく、怖がりな私。
恐怖の心に霊は惹かれて憑いてくるといいます。
私は全てを忘れ、いたって普通にすることにしました。
そして夜までリビングでテレビを見ていた私。
その間はなにもかも忘れていましたが、
いざ部屋へ向かうときに、湯船の血の色のお湯のことを思い出してしまいました。
23時。
私は部屋で薄いタオルのようなものを毛布代わりに、
扇風機とエアコンをつけて眠りにつきました。
そして・・・・ある夢を見たのです。
それはどこかの家の中でした。
怖がりながらも、興味本意でその家の中を見回り、
お風呂場へたどり着きました・・・。
私がお風呂場の扉をあけると、
中は今日、私がお風呂でみた血の色のお湯・・・
そして、女の人がそのお湯に浸かっていました・・・。
私は驚き、お風呂場から離れようとすると、
すぐ後ろにお腹を血だらけにした女の人が立って
私の行く手を阻みました。
そして女の人は
「見たでしょ。」
と一言言い、私の顔に、持っていたナイフで切りかかってきました・・・
そこで目が覚めたのです。
私は心底安心しました。
ですが少しだけ恐怖が心の中に残っていました。
朝、起きてきて、親と顔を合わせると、
人の顔を見るなり、
「あら。その顔の傷どうしたの?」
と言ってきたのです。
私は鳥肌が立ち、
洗面所へ向かい、自分の顔を見ました。
そこには、鼻の横に、紙で指を切ったような切り傷と、
私を監視するかのように、後ろからじっと見つめる
夢の中の女の人が映っていました・・・。
そして、その日に聞いた話ですが、
昨日の救急車は、お風呂の中で自分の胸を刺して自殺した
女の人を乗せたもので、
深夜1時に、その人は亡くなったそうなのです。
私は心配性なので、そういったことがあったら、自転車を走らせて、
最寄のお寺で見てもらうことにしてるのです。
そこの住職さんも笑顔で迎えてくれて、私は浄霊をしてもらいました。
住職さんに話を聞くと、二つの霊が憑いていて、
昼に見た謎の手の正体は、どこのだれかかは分からない、最近憑いた生霊。
そしてもう一人は、やはり、昨日自殺したという女の人の霊だったのです・・・。
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。