ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 妖狐使い菊花 オリキャラ募集!
- 日時: 2010/11/19 06:15
- 名前: 無花果 (ID: lNJ.MCVY)
ねえ、おばあさま。私、強くなったかな?
それなら、なんで私は一人なの?
私は強い。普通じゃないの。
それが解ったら、きっとあいつらも・・・。
ねえ、おばあさま。
こんな事にチカラを使って、私は悪い子ね。
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御崎 菊花 -Misaki Kikuka-
この物語の主人公。中2。
普段は普通の、ちょっと暗い中学生で通っている。
いじめられっ子体質。そのためいつも一人。
軽く人間不信に陥っているが、根はいい子。
裏の世界では超有名、最強の妖術士御崎 桜花を祖母に持つ。
その力を継ぎ、年の割には高い妖力を持つ。
???
菊花の喚んだ妖狐。白銀の毛並みに青緑の目を持つ。尻尾7本。
かなりいたずら好き、だけど優しい。
???
菊花の喚んだ妖狐。白銀の毛並みに赤の目。尻尾5本。
普段はクールぶってる。お転婆な姉と妹に苦労しているが、本人も相当いたずらっ子。
???
菊花の喚んだ妖狐。白銀の毛並みに薄紫の目。尻尾は3本。
かなりハイテンション。ちびっ子。
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はじめまして、無花果です。
初めはコメディ・ライトに投稿しようかなーと思っていたのですが、内容が・・・
いきなりオリキャラ募集です。
名前/よみ
性別/年齢
容姿
性格
口調
サンプルボイス
その他、備考
———ありがとうございました
お客様&オリキャラ
星都さん 一城 愛花 >>9
ヴィオラさん 餡子 >>5
千尋さん 伊禮 一護 >>6
水練さん 天ノ川 聖羅 >>11
金平糖さん 黒河 零子 >>14
- Re: 妖狐使い菊花 オリキャラ募集! ( No.1 )
- 日時: 2010/08/25 19:39
- 名前: 無花果 (ID: lNJ.MCVY)
暗い部屋、一人の少女が何かの儀式をしている。
(名前を知られてはならない・・・
弱いモノを縛る一番の方法は、名を与えること)
床に描かれた大きな陣の横に、小さな陣。
その中にしゃがみ込み、祈りを捧げているようだ。
・・・だが、そんなにキレイで神聖なものではない。
ゴウ・・・ッ
大きな陣から、いきなり風が吹き出した。
埃が舞い上がり、まわりがよく見えなくなる。
「来た・・・!」
少女はつぶやき、立ち上がると懐から黒いリボンを取り出す。
風が収まると、少女はまだ埃が収まる前に、陣の中の影に向かって黒いリボンを投げる。
「ぐっ!」
リボンはするすると広がると、影の首に巻きついた。
煙が晴れる・・・
「・・・子ども?」
そこにいたのは、少女と同い年くらいの、白い浴衣を着た白銀の髪の少女。
澄んだ青緑色の瞳を恨めし気に光らせ、少女のことを見つめていた。
(・・・見た目で油断してはいけない。
ヒトガタを保てるほど、強い妖・・・)
少女は頭を振ると、強い意志を込めて目の前の“妖”を見つめ、はっきりとつぶやいた。
「“雪白”」
それを聞くと、銀の妖はビクンと体を震わせた。
そして、首に巻きついたリボンに、黄色い宝石が現れる。
それを見届けると、少女はほうっと息をつき、床に崩れ落ちた。
「なるほどねえ・・・使い魔召喚か。ずいぶんと久々だこと・・・。
・・・ずいぶんと、可愛らしい術士だねえ」
銀の妖は、見た目にそぐわない落ち着いた口調で呟いた。
今度は、少女が体を震わせる。
「どうして・・・しゃべれるのよ」
銀の妖はぱちくりと瞬きをして、納得したような、呆れたような口調で言った。
「この枷か。ちょっと息苦しいけど、声が出せないほどじゃあないよ?
まさか、この姿を見て話せない妖怪だと思ったわけでもあるまいに。
余程、自分の腕に自信があるようだね。
・・・確かに、その年にしては凄い妖力だけどねえ」
少女は、それを聞いて体をまた震わせる。
「な・・・なんだって私の妖力の量が分かるわけ?!
それに私の枷も通用しないし・・・!
こんな低級妖怪が、なんで!?」
銀の妖は、一瞬呆然とし、それからふふふ、と楽しげに笑う。
それを聞いた少女は感じた。
・・・底冷えするほどの、恐怖を。
「低級? ふふ、まさか・・・自分の喚んだ妖の力量も測れないのかい・・・?」
そう言って、銀の妖はゆっくりと立ち上がり、“変化を解く”。
少女は、その姿を見て目を見開く。
「・・・九尾?」
そこにあったのは、美しい白銀の毛並みを輝かせ、青緑の瞳でこちらを見下ろす巨大な妖狐。
・・・九つの尾を持つ、あまりにも有名で・・・あまりにも強力な存在だった。
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