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- 障 害 者 部 屋〜hostゲーム〜
- 日時: 2010/08/28 14:24
- 名前: 羽留 (ID: pVoFPF2t)
「—ん?」
眼が覚めると灰色の世界に居た。
「どこ…ココ…」
頭を持ち上げるとヒビでも入ったかのようにズキンと痛んだ。
どうやら頭を強く強打していたようだ。
頭を触ると手にべったりと血がついていた。
まだ乾燥してないから、頭を打ったのはついさっきの事なのだと確信した。
——あれ?
さっきっていつだっけ。
いや、さっきはさっきでしょ。
さっきの事が思い出せない。
なんで頭を打ったのか。
何故こんな所に居るのか。
「あっれー、もしかして新入りちゃん?」
ふいに後ろから声をかけられた。
後ろを向くと、
「やっぱり、ていうかこの子可愛いんですけどっ」
いえいえ、それほどでも…って…誰?
亜麻色の髪に緑色の目、スレンダーで巨乳…ってスタイルいいなぁ。
「私、宮河理。君は?」
「私は—あれ—私は………」
あれ、私って誰だっけ。
名前は何だっけ。
思い出せない。
さっきの強打で記憶ブっとんだ?
「あー記憶障害かー。じゃあ私が名前付けていいのかな…えっとじゃあ君はね—」
「何?新入りな訳?」
次は扉からまた2人やって来た。
「おー瞬、ユウゴ。ねぇ聞いてよこの子記憶障害で記憶全くないらしいよ。だから名前付けようと思ってるんだけど何がいいかな♪」
瞬さん…とユウゴさんか。
第一印象的に瞬さんは無口でクールっぽい。
ユウゴさんは……って怖っ、不良みたい。
金髪だしピアス開けてるし髪逆立ってるし怖いイメージ。
「名前ぇ?んなもん俺が付けてやらぁ。お前はな—…」
「じゃあユウゴは名前で私は苗字決めるでいいでしょ?」
なんか変な方向になってません?
てかなんか、複雑な気分…。
「じゃあ君の苗字は宇根で♪」
ウネ?
もうちょい平凡なのにして下さいと言おうとしたけど折角決めてもらったんだし言うのやめようかな。
「じゃぁ名前は美琴だな」
宇根美琴が今日からの私の名前か—。
慣れるまで時間掛かりそうかもなぁ。
でもなんかもう親近感湧いてきた気がする。
「なんで美琴?」
「なんでってそりゃぁ美琴は俺の元彼でまだ未練があってなぁ、そりゃぁ俺ん中じゃ4番目に好きな…」
と自信ありげに話す。
そんな理由で私の名前決められても…。
しかも4番目って微妙だ。
「あんた最ってーい。だから美琴って子に振られたんだな」
私もそうだと思う、というのは心の中だけに秘めておこう。
「あァん?美琴の事悪く言ってんじゃねぇぞゴラ」
「はあぁ?べっつに誰も美琴って子の悪口なんて言ってねーよオラ」
あ、あの、入る隙もない。
いや、別に入る気なんてサラサラだけど。
「やんのかっ—」
「あの、喧嘩見てると超胸糞悪いんでやめてくれませんか?」
新たに1人登場。
「あら、ゆかり……。分かった、そうよね、喧嘩なんてイケないよね♪」
「お前昔レディースの頭やってたくせによく言うよ」
ぼそっとユウゴさんが呟く。
「昔は昔でしょ、それとも一発殴られたい?」
「べっつにー」
この2人結構お似合いかも。
……なんていうのは心の中だけに秘めておくけどね。
というか、ココは本当にどこなんだ。
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- Re: 障 害 者 部 屋 ( No.1 )
- 日時: 2010/08/28 14:21
- 名前: 羽留 (ID: pVoFPF2t)
登場人物@
宇野 美琴
主人公。
記憶障害を持つ。
性格は気弱で思った事をあまり口に出せない。
理に気に入られている。
サンボイ
「え、あの、えっと…その、あの、つまり、この…?」
「ご、ごめんなさい……本当にすいません…」
「宮河さん、おはようございますっ」
宮河 理
歳は20歳前半。
色覚障害を持ち、時々狂って大笑いする。
性格は結構サバサバしてるがKYではない。
美琴を物凄く可愛がる。
サンボイ
「美琴ちゃん可愛いー♪私が男だったら結婚出来たのにな♪」
「アハ……アハハハハハハハハッ」
「ちょっと泉谷、一発殴っていい?」
安部 ゆかり(あべゆかり)
歳は10代。
思った事は何でも言う。
どんな言いづらい事も聞く。
はっきり物事を言わない奴が嫌い。
麻薬に手を出し溺れた経験があるという。
男の人が苦手で触られたりすると狂う、男性恐怖症。
誰にでも敬語。
あまり人と接しないが理には心を許す。
サンボイ
「触らないでください、汚れます」
「頭の方は大丈夫ですか?」
「は?意味不明です」
夏風 秦
歳はゆかりと同じ。
自己中心的で自意識過剰。
昔親に虐待された経験を持ち、耳に傷害があり、耳が聞こえない。
でも自分は耳が聞こえないのを皆のせいにしている。
誰にでもタメ口で喋る。
そしてゆかりを嫌う。
サンボイ
「えー何聞こえなーい、もっとハッキリ喋ってよ」
「あたしって結構可愛くない?」
「有り得ない、ゆかり最悪。ウザーい」
泉谷 瞬
歳は10代後半。
無表情で無口。
馬鹿が嫌いで秦が大嫌いらしい。
昔交通事故で左手を麻痺し、片手しか使えない。
人とのコミニケーションは取れるが、人間が嫌いらしい。
そして自分は居なくていい人間だと思っている。
「人間って愚かだよね」
「なんで俺生きてんだろうね」
「……夏風、そういう性格嫌われるよ?…まぁ聞こえないだろうけどね」
山崎 ユウゴ
歳は理と同じ。
族に入っているという。
理とは犬猿の仲。
暴力をして一回警察にお世話になった事が2回あるがどちらも脱出した。
host
このゲームの主催者。
歳は理達と同じらしい。
いつも何かの仮面をかぶっている。
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