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[始末屋]
日時: 2010/08/27 22:05
名前: ハッピー (ID: wVVEXLrP)

初めまして!ハッピーです(☆嬉o∀O*)♂㊤♂
久しぶりのシリアス・ダークです。
よろしくお願いします。コメント、感想もドシドシ募集してます!

ω注意ω

1.荒らしさんは戻るをクリック!
2.グロが入ります。苦手な人も戻るをクリック
3.ケンカや中傷は拒否です。仲良くしてください〜


目次 

第1章 マフィアからの依頼

第1話 上客からの電話 1 >>1

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Re: [始末屋] ( No.1 )
日時: 2010/08/27 22:03
名前: ハッピー (ID: wVVEXLrP)

--概要--

「始末屋」と渾名される便利屋、素人や一般の探偵社の手には負えない危険な仕事を中心に手がけるユウスケのもとに、イタリアマフィアから仕事の依頼が来た。
罠にはめられ、大切な人間を人質にとられたユウスケ。事態を打開する策はあるのか。


第1章 マフィアからの依頼


第一話 上客からの電話

「ブブブブ」
着信を知らせるバイブレーションが、テーブルの上で振動と共に音を立てた。
ユウスケはフトンから手を伸ばすと、それをつかみ手探りで電源ボタンを押した。
バイブレーションが止み、留守電につながる。
「ただいま、電話に出ることが出来ません・・・」
小さくメッセージ音が流れるのが聞こえた。
ユウスケは、かすむ眼で携帯の時間を確認した。時刻は6時10分。
「こんな早くに一体だれからだ」
思い、ユウスケは着信主を確認した。
いたずら電話以外では、ユウスケの携帯はほとんどなることがない。
番号を知る人間が極端に少ないからだ。
だが、仕事の依頼の電話であれば、放っておくわけにはいかない。
電話の主を確認すると、ユウスケはフトンから抜け出し、洗面所へと向かった。
冷水で顔を洗い、鏡の自分をみつめる。
もう眠気眼ではなかった。それを確認すると、着信履歴から電話をかけた。

Re: [始末屋] ( No.2 )
日時: 2010/08/28 20:31
名前: ハッピー (ID: wVVEXLrP)

電話の相手がイタリアなまりのある英語で言った。
「Hiユウスケ,久しぶりだ。元気にしているか?」
久しぶりの、イタリア人のクライアントからの電話だった。
「元気ですよ。多少、寝不足ではありますがね」
ユウスケも英語で答えた。なるべくはっきりと発音する。
「早くから失礼した。実はまた君に頼みたいことがあってな。何、たいしたことではない。だが急いでいるんだ。
 今日の昼ごろ会えないだろうか」
「いきなり急ですね。でも1時間くらいでしたら都合がつきます。場所の指定はありますか?」
ユウスケはたずねた。
「なるべく外国人が多く、目立たない場所がいいな、青山にメインストリート沿いに大きなカフェがある。
 名前は忘れたが、外にテラスがあり、外国人の客が多い。そこではどうかね?」
店はすぐに思い当たった。 
「結構です。時間はどうしましょう?」
「では13時にそこで待ち合わせしよう。私は外のテーブルでまっている。すぐにわかるはずだ。」
「わかりました。では13時にそこに伺います。それでは失礼します。」
ユウスケはそういい、電話を切った。


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