ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ワールド・レボリューション 数奇な邂逅
- 日時: 2010/08/28 21:50
- 名前: いち と 紅蓮の流星 (ID: PmZsycN0)
はい、こんばんわwww
このたび、紅蓮の流星sとコラボっちゃうことになりますたwww
俺の小説のキャラ「遠野秋夜」と
紅蓮の流星sの小説のキャラ「藤堂紫苑」が
協力してあんなことやそんなことしますwww
では、レッツゴー
ちなみに更新は明日以降です(少なくとも俺は)
- ワールド・レボリューション 数奇な邂逅 プロローグ ( No.5 )
- 日時: 2010/08/31 17:56
- 名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)
___『パラレルワールド』。こんな言葉がある。
平行した時間軸上に、幾つか___或いは無数の世界があり、それぞれ異なった世界を作り上げている、
というものだ。
常識では考えられないような謎の技術が存在する世界、
いつしか存在することが当たり前となってしまったが故に悲劇を生んでしまった技術が存在する世界、
何ら特別な力も無い平々凡々な世界。
平行であるが故、これらは決して交わることが無い。
___その筈だった。
その日は突然にやってきた。
日常は脆くも崩れた。
本来平行である筈だった運命は歪み、捩じれ始めた。
___『ワールド・レボリューション』。そう名乗る者たちの手によって。
これは、本来出逢う筈の無かった英雄達の物語。
- Re: ワールド・レボリューション 数奇な邂逅 ( No.6 )
- 日時: 2010/08/31 18:00
- 名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)
全力を出してこの程度・・・だと・・・!?
何か・・・スイマセン。今から吊ってきます。
- Re: ワールド・レボリューション 数奇な邂逅 ( No.7 )
- 日時: 2010/09/01 21:58
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
第1話 「交わる世界」
戦いの中で、俺は1人、思いをはせる。
ここじゃない場所では、今も大勢の人が平和な暮らしを送っているはずだ。
俺も、つい最近までは平和な世界に暮らしていた。
この、生き残りをかけた戦い「SURVIVAL GAME」に巻き込まれるまでは。
約300人があつまり、 壮絶な死闘を繰り広げた結果、今この地に立っているのは、わずかに64人。
そして、ほどなくしてこの64人が30人になる。
もちろん、そのときに俺が生きているという保証などない。
だから、考えないようにしても、どうしても考えてしまう。
どうして、俺がこんな目に—
これが、夢だったらいいのに、何度も考えた。
だが実際、俺は何度も殺されかけ、実際に1度死んだ。
それでも、願わずにはいられないのだ。
これが夢だったらいいのにと。
「………くだらないな」
1人、寂しくつぶやき立ち上がる。
今は、感傷に浸っている時ではない。
少しでも多くの情報をかき集め、仲間と共にこの下^−無の主催者を叩き潰し、ここから生きて出る。
それだけを、考えればいい。
「…よし」
俺は、再び歩きだ—そうとした時。
世界が歪んだ。
まずおかしいと思ったのは、空。
いつのまにか、大きな黒い穴ができている。
ブラックホールは、あんな形だろうか。
場違いなことを考えていると、今度は地面にも異変が起きた。
—グニャグニャに曲がっている。
これは、どういうことなんだ…!?
そして、ついに俺にも異変がおきはじめる。
「……!?」
ゆっくりと、体が宙に浮いていく。
大きな黒い穴に向かって。
吸い込まれる?
そう考えた瞬間、吸い込まれる速度が速くなった。
「…うわああああああああああああ!!!」
黒い穴に吸い込まれる瞬間、俺は意識を失った。
「…………起きるんだ、遠野秋夜」
どこからか、声がする。
どこから……?
俺は目覚めかけの意識の中、声の主を探す。
やがて、目の焦点が合い、ここはどこかの森の中だと言うことは分かったが、肝心の声の主が分からない。
「ここだ、ここ!!」
頭の上から声がした。
「…?」
見てみると、とても小さい羽根の生えた人間のような生き物がいる。
「やっと起きたか! 俺はミンク、妖精だ!!」
一人称は俺だが、このミンクと名乗る妖精はどう見ても女だ。
「…で、妖精が俺に何か?」
「ふん、愛想のないやつだな。いいけど、秋夜、お前ここがどこか分かるか?」
いきなり呼び捨てにされたとか、言いたいことは色々あったが、とりあえず胸の中にしまっておいた。
「いいや」
「やっぱりな、ここは複数の世界が融合した異世界だ」
「は?」
常識はずれなことんじは慣れてるつもりだったが、異世界といわれてもイマイチピンとこない。
「もう、頭悪いな。お前、大きな黒い穴に吸い込まれてきただろ? 」
「ああ」
「あれは、異世界へ通じる穴だったんだ」
「……悪いが、もうちょっと詳しく頼む」
するとミンクはうんざりした顔つきになった。
「お前って本当にバカだな。いいか? お前のいた世界は今現在消滅してるんだ」
「消滅?」
「そ。お前は今島で生き残りゲームをやってたと思うけど、この世界には島なんてないし、生き残りゲームなんてない」
「……続けてくれ」
今大事なのは、事実を受け入れて、対策を考えることだ。
「お前は、お前がいた世界の代表として連れてこられたんだ。ワールド・レボリューションにな」
「…つまり、そのワールド・レボリューションとかいうやつらによって、俺のいた世界は消され、なおかつ生き残っているのは俺だけ、そして消えた世界を元通りにできるのは俺だけってことか?」
「…なんだよ、飲み込み早いじゃねえか」
「聞きたいことは山ほどあるが、まずはお前が何者で、世界を救うにはどうすればいいか教えてくれ」
俺は素早く話を進めた。
「うん、まあ俺がただのキュートな妖精には見えないもんな」
「………」
「うっ、そんな目で見るなよ…俺は、もともとワールド・レボリューションがいた世界に住んでたんだ。やつらの野望を食い止めようとしたけど、ダメだった。そして、しまいには俺がいた世界も消され、生き残りこそ100人ぐらいはいるけど、なんせ妖精だから、100人じゃとても相手はできない」
「だから俺に助けを求めたわけだ」
「そういうこと。で、お前にやって欲しいのことは、奴らが持っている革命装置『ヘルゲート』を操作してすべての世界を元通りにすること」
「それは俺でも操作できるのか?」
「俺が操作法を知ってる。問題ない」
「そうか、俺も早く世界を取り戻したい。協力させてもらう」
「おう、それじゃ契約成立だな」
こうして、俺の決して語られることのない戦いが始まった。
- Re: ワールド・レボリューション 数奇な邂逅 ( No.8 )
- 日時: 2010/09/03 07:22
- 名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)
第二話「宣戦布告」
___同日夜、市街と思われる場所の裏道。
「はあ、はあ・・・!」
軽武装をした男が左腕を押さえながら暗い道を走る。
男の腕からは赤い血が滴っている。
「くそ・・・何だっていうんだあの化け物のようなガキは・・・!」
男は壁にもたれかかる。
(・・・上手く撒いたか・・・?)
男は壁から顔を出し今自身が走ってきた道の様子を伺う。
不意に、ガッと何者かの黒い手が背後から男の頭を掴む。
いや、正確には黒い手袋をはめた手が。
「!?」
「・・・何だ、弱くてつまらない」
黒い手袋の男は静かに言う。顔は路地の影に紛れて見えない。
頭を掴まれた男は冷静を装いながら、しかし確実に動揺しながら訊く。
「・・・貴様、我々に逆らおうというのか?」
「我々?」
黒い手袋の男は訊き返す。
「我々に・・・『ワールド・レボリューション』に、『あのお方』に盾付くというのだろう?
貴様、そんなことをして命があると思うなよ・・・!」
男は言う。
不意に、フフ・・・と手袋を付けた男が嗤いを漏らす。
「何が可笑しい!?」
「あんたら、親玉がいるのか。それは丁度良い。
起きたら『あのお方』とやらに伝えておけ。
『夜蜘蛛には気をつけろ』ってな」
「ぐあああぁあ!」
紫色の電光が奔る。
そして黒い手袋を付けた紫色の髪の男の顔が照らしだされる。
・・・さて、どうしたものか。
いきなり奇妙な黒い穴に引きずり込まれたと思ったら、全く見知らぬ場所に来てしまうとは。
しかも突然襲われるときた。『ワールド・レボリューション』とは一体何だ?
まあ、俺のアタッシュケースを狙うような奴はいくらでもいるが。
空間系の能力者によってどこかへ飛ばされたと考えるのが妥当だろうか。
いや、だとしてもこんな建造物は見たことが無い。
妙に機械的な街並み、そして遠くに一際大きい建物が見える。相当な大きさだ。
・・・だとしたら、これは夢だろうか?
・・・突如現れた穴、見知らぬ場所、そして『あのお方』、か・・・。
まあ、夢にしろ現実にしろ、
「しばらくは退屈しなさそうだな」
そう言うとフ、と笑い、
紫色の髪の男・・・『籐堂 紫苑』は夜の闇へと消えていった。
- Re: ワールド・レボリューション 数奇な邂逅 ( No.9 )
- 日時: 2010/09/03 05:30
- 名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)
……うわぁっ!!!!!!!!
ちょ、何これ、天才二名が合作してる!
わぉ、初っ端から面白いし!!!!!(当たり前
いちさんの小説も紅蓮の流星さんの小説も大好きなので、合作に超感謝です!
更新頑張ってください!全力で応援しておりますッ
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