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『NOTHING』
日時: 2010/09/02 21:51
名前: 天志 (ID: U3CBWc3a)

邪魔な物は消す_______


子供にも分かる簡単なことだ_______


━━━━━━━
初投稿となる天志(てんし)というものです。
クリックしてくれた貴方!!ありがとうございます。
できたら楽しんで見て下さい。
荒らしや喧嘩はお断りなのでよろしくぅ。。。。

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Re: 『NOTHING』 ( No.1 )
日時: 2010/09/02 21:58
名前: 天志 (ID: U3CBWc3a)

【勇気と現実を遥かに超えた殺意】


彼女、彼氏、友人、家族、先生、横を通り過ぎる人、目が合った人、顔も知らない人。


はっきり言って、邪魔と思う時があるでしょ?

貴方達に足りないのは、勇気と現実を遥かに超えた殺意。

それが揃えばお終いだ。

ぜーんぶ、自分の思い通り。

僕はやり遂げるよ、自分にとって邪魔者は消す。

でも、ばれたら僕がお終いになる。


突然だが、ここで問題______




僕は一体、誰でしょう?





答えが分かった時、貴方は恐らく驚くことになる。

それでは、邪魔者を排除して行こう。

Re: 『NOTHING』 ( No.2 )
日時: 2010/09/03 20:28
名前: 天志 (ID: U3CBWc3a)

【始まりは突然やってくる】

某マンションの屋上。金網の向こうに、1人の人間が確かに存在していた。
辺りは暗く、空の上には満月が輝いている。
そして、月夜の下にその人物はあらわれた。

「も、もう許してくれ!!!!」

金網の向こうに立つ男は、涙を流しながら何者かに訴える。
男の視線の先には、確かに誰かいるが、顔は闇の中に溶け込み認識ができない。
泣きじゃくる男を無視し、謎の人物は右手に持つ拳銃を構える。

「お、おい!!よせぇぇぇぇ!!!!!!!!」




バン________





乾いた銃声音が、ネオンで輝く東京の街に響き渡った。
男は前頭部を撃たれた瞬間、白目を剥いて屋上から落下して行った。
その後の結末は、言うまでもない。
謎の人物は拳銃を腰に直すと、暗闇の中へと消え去った。




******

翌日


『昨夜、第6マンションのエントランス付近で男性の遺体が発見されました。身元は都内の会社に勤める萩原健次郎さん40歳。死亡した男性は、1週間前から保険金関係のトラブルに巻き込まれており、多額の借金を背負っていることから、警視庁は自殺あるいは他殺として捜査を進める模様です。では、次のニュースです。』


ビルの大型モニターに、そんな大きなニュースが流れるものの、見ている人物は誰もいなかった。
何事もなかった様に、スクランブル交差点を行きかう人々。
その中に、今回の主人公となる人物はいた。

「・・・・明日から出勤か・・・・・」

つい先ほど警察になるための面接を受けた天本紫音は、スーツのネクタイを緩めながら歩いて行く。
勤務先は警視庁刑事部である。面接と筆記試験の両方を受け、人生で初めての仕事となる。

「明日から頑張るぞ。」

紫音は小声でそう言うと、足早に自宅へと急いだ。


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