ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 『JUSTICE』
- 日時: 2010/09/10 19:30
- 名前: 闇色メロディー (ID: U3CBWc3a)
初投稿となる闇色メロディーです。
題名を見ても、パッとしないと思います。なので、読んで行ってください。
どうか、末永くよろしく(^0^)/
【オリキャラ募集用紙】>>4
─歴史に残る事件発生 政府専用機ハイジャック事件─
【キャスト】>>1
【01】>>2
【02】>>3
【03】>>7
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- Re: 『JUSTICE』 1話更新 ( No.3 )
- 日時: 2010/09/08 20:11
- 名前: 闇色メロディー (ID: U3CBWc3a)
【02】
刑事部で待つこと約1時間。
連太郎は自身のデスクを見つけ、手帳、拳銃等の手入れをしていた。
あれから出て行った奈々も帰ってこず、連太郎はため息をつきながらふと、窓の外を見る。
雲ひとつない青い空、この日の東京は珍しく快晴であり、空には飛行機が見える。
「おっ!新人か?」
ドアが開く音と同時に、3人の男性が刑事部に入ってきた。
連太郎は席から素早く立ちあがると、3人の刑事に向かって一礼する。
「配属された境連太郎です!!よろしくお願いします!!」
「おう!お前が境か・・・。俺は山本忠信、よろしくな相棒。」
山本は手に持っていた資料を連太郎の真向かいのデスクに置き、連太郎と握手を交わす。
山本の後ろから、眼鏡をかけたインテリ刑事と体つきの良い刑事が出てくる。
「私は藍田聖。よろしく、境君。」
「俺は小野谷郷輔、よろしくな!!!!」
小野谷は大きな手で力強く連太郎の背中を叩く。その痛さは尋常ではない。
「っと・・・自己紹介はまたあとな。事件が起こった。世田谷区で殺人事件だ。俺と境で行く。」
「は、はい!!!」
連太郎はいきなりの事件に目が輝く。
「それじゃあ、私と小野谷は例の事件を捜査しておきます。」
「頼む、行くぞ境!!」
山本の相棒となった境は、事件が起こった世田谷区へ急いだのだった。
世田谷区
閑静な住宅街は、1つの殺人事件で大騒ぎとなっていた。
事件の起きた青い屋根で2階建ての家は、KEEP OUTと書かれた黄色のテープで囲まれている。
そのテープを潜り、山本と連太郎は現場に入った。
「鑑識、被害者の身元は?」
「岩瀬知男51歳。セブン・ゲームという会社に勤めている社員です。」
鑑識の言葉に、山本は首を傾げながら復唱する。
「セブン・ゲーム・・・・?」
「人気ゲームを売り出してる有名な会社です。そういえば、最近お金のことで事件あってたような・・」
連太郎の言葉で、山本は手帳を取り出しメモを始める。
「死因と死亡推定時刻は?」
「死因は刺殺。心臓を前から一突きですね、死亡してから1時間も経ってません。」
「・・・・近所に聞き込みだな。よし、分かったことがあったら連絡を頼む。」
山本は手帳に聞いたことを書くと、テープを越えてパトカーに向かう。
連太郎も後を追い、野次馬を掻き分けてパトカーに乗った。
「会社にも聞き行きますか?」
「いや・・・・。これは殺人課に任せよう。俺らは違う事件に向かう。」
「ち、違う事件?」
連太郎は山本の言葉で、思わず言葉を失った。
殺人事件が起きている最中に、違う課に任せて別に事件を追うことができるのだろうか?
連太郎の頭には、その行動が考えられなかった。
「違う事件ってなんですか?」
「度肝抜かれるぞ。さっきの会議中で入った情報だが・・・・・・」
「総理を含めて各省庁の関係者が乗った政府専用機が、何者かによってハイジャックされた。」
「へ・・・・?」
連太郎は、動きが止まり呆然となる。
総理、省庁、ハイジャック、どの言葉も連太郎にとっては重い響きがあるものだ。
「刑事部の者は全員、この事件を追うことになった。さっきの事件に行ったのは、ちょっとな・・・」
「ちょっとって・・・・、気になりますよ。なんですか?」
「ハイジャックした犯人は複数で、詳しい人数は分からないんだが、その中に岩瀬久司という男がいる。」
「岩瀬って、さっきの殺人事件の被害者と同じ名前!?」
連太郎は気付くと、思わず口をポカンとあけて唖然となる。
「だから、一応あの事件を覗いたんだが・・・。今のところはよく分からんな。」
山本は大きくため息をつくと、ハンドルを横に切る。
「とりあえず、警視庁に戻って会議に出席だ。」
「会議・・・・・」
連太郎は配属当日から、大きな事件の会議に出席できることに感動する。
そして、2人は警視庁へと戻ったのだった。
- Re: 『JUSTICE』 ( No.4 )
- 日時: 2010/09/08 21:23
- 名前: 闇色メロディー (ID: U3CBWc3a)
〜オリキャラ募集用紙〜
[名前・読み方]
[性別・年齢・容姿]
[経歴]
[犯罪者or警察関係者orその他]
※詳細を書きたい方はどうぞ♪
[あなたの小説紹介]
お願いします。
- Re: 『JUSTICE』 オリキャラ募集中 ( No.5 )
- 日時: 2010/09/09 18:33
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?371512
〜オリキャラ募集用紙〜
[名前・読み方]九重 夕子(くじゅう ゆうこ)
[性別・年齢・容姿]性別は♀
年齢は23歳
優しい心を持っていて結構いい人のような感じがしていて賢いがちょっとおっちょこちょいなためか死にかけたことがあった、微笑が多くて何故か勇ましい所もあるからなのか警察庁のなかで一番男っぽい警部といわれている。
姿は可愛くてちょっと童顔なためか子供っぽいといわれることが多いところを気にしている、黒髪でちょっとボサボサした長髪。眼の色は青色
[経歴]おまかせでお願いします・・・。
[犯罪者or警察関係者orその他]警察関係者
※詳細を書きたい方はどうぞ♪
[あなたの小説紹介]社会問題系で小説やってます、一応恋物語っぽい感じになってますがいじめ描写も入っています・・・そろそろ最終回に入りそうです。それでもキャラは募集していますのでぜひ応募してください。
お願いします。
- Re: 『JUSTICE』 オリキャラ募集中 ( No.6 )
- 日時: 2010/09/09 19:46
- 名前: 闇色メロディー (ID: U3CBWc3a)
>>5 ヴィオラ様
オリキャラ有難う御座います。
是非、使わせてもらいます。
- Re: 『JUSTICE』 ( No.7 )
- 日時: 2010/09/10 19:29
- 名前: 闇色メロディー (ID: U3CBWc3a)
【03】
警視庁
警視庁に戻ってきた連太郎と山本は、10階の会議室に入った。
‘政府専用機ハイジャック事件特別捜査本部’と達筆で書かれた紙がドアの横に張ってある。
会議室の中にはすでに捜査員が座っており、山本と連太郎は一番後ろの席に座った。
「それでは、これより捜査会議を始める。今回この事件の担当をする水間陣だ。」
水間は会議室の一番前に立ち、ホワイトボードに今回の事件資料を張っていく。
「今日の午前10時33分、羽田空港に止まっていた政府専用機がテロリストによってハイジャックされた。犯人は元々機内に潜入していたらしく、乗り合わせていた藤原総理含め省庁の役人と乗務員総勢40名が人質となった。テロリストの目的は、今のところ不明。だが、その内の一人が岩瀬久司というのが分かっている。刑事課以外の者は、現在捜査中の岩瀬知男が死亡した事件を追え。」
水間の命令と共に、刑事以外の捜査員は立ちあがって会議室を後にしていく。
それに紛れて、連太郎と山本は一番前の席に移動する。
会議室に残ったのは、水間と刑事課の捜査員10名程度であった。
「あっ!南さん。」
「緊張してる?安心して、みんな優しいから。」
奈々は連太郎の隣に座ると、笑顔で優しい言葉を言ってきた。
連太郎は奈々の優しい言葉と笑顔で、顔が赤くなっていく。
すると、後ろから野太い声で小野谷が話しかけてきた。
「話が始まる。黙ってろ。」
小野谷の大きな手のひらで背中を叩かれた連太郎は、思わず顔を歪める。
「それじゃあ、刑事課の諸君。君たちには特別命令を下す。ハイジャックされた飛行機に、選ばれた者は潜入し、現場を遂行に鎮圧しろ。」
「え・・・・・?」
水間の言葉に、連太郎の顔を引きつる。
だが、他の捜査員は何食わぬ顔でその命令を聞いていた。
「山本さん、あなたを班長として4人1組の班を作ってくれ。」
「あいよ。水間管理官・・・・」
山本は水間に言うと、席から立って刑事課のメンバーの顔を一人一人見て行く。
「んなら・・・境と小野谷。後、藍田でどうだ?」
山本の言葉に、小野谷と藍田は了解のサインを出すが、連太郎は次々進んで行く話しについていけてなかった。無理もない。
「よし、潜入方法を説明する。」
水間はそう言うと、ホワイトボードに資料を張りながら説明を始めた。
「飛行機の操作設定を管理棟が一時的に警視庁のネットワークに繋ぐ。その時、飛行機のハッチを開いて、4人を乗せたヘリコプターをハッチに突っ込ませる。ハッチが開いている時間は限られているから、チャンスは一回しかないぞ。更に、失敗すればヘリどころか飛行機までドッカーンだからな。」
水間は4人の顔を見ると、最後に笑顔で口を開く。
「事件解決の成功を願っている。地上は我々。上空に君らに託す。それと、この事件は3日以内に解決できねば、自動的にFBIが動き出す。」
「他国に任せられっか!!俺らが解決してやるよ!!」
小野谷は「ガハハ」と豪快な笑いを見せる。
藍田も鼻で笑い、まるで余裕の様だ。
山本は退屈そうな表情で、やる気が見えない。
連太郎は3人を見て、思わずため息をついた。
「大丈夫・・・・なのか・・・・」
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