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晴院学園・マネーゲーム・
日時: 2010/09/09 22:10
名前: キイノ (ID: fG4XXkjw)

まず注意事項です

・シリアスじゃなくなるかも…

・途中でキャラの性格や設定が変わるかも

・たまに流血や気持ち悪いのが出ると思います
 (そこまでこの話が続くかの問題だけど…)

それでもいい人は↓★



駄目小説に来ていただきありがとうございます
一ヶ月以上放置するときもあると思いますのでそこんところよろしくお願いします!




最初に読んでください

>>1 オリキャラ・以後増えていきます・
>>3 晴院学園について

目次

>>2 プロローグ
>>4 第一話 この世の運命と仕組み、それが金

Page:1



Re: 晴院学園・マネーゲーム・ ( No.1 )
日時: 2010/09/09 22:19
名前: キイノ (ID: fG4XXkjw)

オリキャラ

鵜野 鏡花(うの きょうか)晴院学園中等部二年 十五歳

髪はゆるい二つ縛り。縛ってないとセミロングより少し長め。
色は一般的にハッキリとした茶色。瞳だけ赤い
見かけも特に痩せてる太ってるもなく普通。身長も同じく
顔は目は大きいがいたって普通。

元お嬢様。親が社長だったが赤字でしまいに倒産。そして騙され2億6千万の借金。

よくあるタイプの考えるより行動。いじられキャラでマイペース。
正義感たっぷり。運動神経獣並み。お約束で勉強は赤点ざんまい。


藍神 蓮(あおがみ れん)晴院学園中等部二年 十五歳

髪型は読者の想像に合わせて。色は漆黒。瞳は濃い緑
一言で言うとかなりのイケメン。しかし無愛想で読書ばかり
アピールのために自分本を話題にされるのが大嫌い。過去の経験からして女子は嫌い。

金持ちのお坊ちゃま。勉強もスポーツも完璧。本当は自由気ままに過ごしたいと思ってる。夢見がちな子

過去は母が他界し父との二人親子。過去訳あり?


管理人 基本データ全て不明

裏競技場マネーゲームで管理人と名乗る謎の少女。普段はゲーム中審判を行っている。
マネーゲームととても深い関わりがあるのは確か。いつも済ました顔で感情を表向きに出さない。余裕の笑みを見せている。

ゆるやかなクルクルの腰まである青い髪。瞳は冷たい水色
生徒ではない。たまに鏡花に助言を出すときがある。

黒いワンピースの上に黒いジャケットを着ている。全身黒染め

Re: 晴院学園・マネーゲーム・ ( No.2 )
日時: 2010/09/08 22:04
名前: キイノ (ID: fG4XXkjw)

        プロローグ



金って便利なものだと思う。世の中にあるほとんどのものが金で買えると思う。


いいもんだよ…金は…世の中は金なんだよ結局。


よく「お金じゃ買えないものが…うんたらかんたら」とか何とか言ってるけど
そんなに甘いものじゃないんだよ…… 現実はね ……


そう考えたら金ってすごくない!?たくさんほしいよね!お金が!


     ならぜひともどうぞ…



    晴院学園裏競技場マネーゲームへ

  欲望にまみれたお金をゲームで奪い合いましょ!



      

       命がけでね………

Re: 晴院学園・マネーゲーム・ ( No.3 )
日時: 2010/09/09 18:54
名前: キイノ (ID: fG4XXkjw)

晴院学園説明会

晴院学園
幼稚舎から大学までのエスカレーター式。
面積東京ドーム約二倍の広大な敷地が広がる

その上に世界から多くの金持ち生徒が集う。全寮制の私立学園。三十年前に完成。
マスコミ、取材は完全に門前ばらいのため学園内の仕組みはほとんど謎。

他に分かることは全校生徒一万以上。学者施設のほか
娯楽施設(遊園地・アミューズメント・店街)などがそろう。マンモス学園都市。

入学条件は学力よりも家柄が重視される。まさに金持ちのための学園。
入学資金はかなり高いが一度入れば卒業、退学まで金は一切要らない。少し変な学園でもある。

Re: 晴院学園・マネーゲーム・ ( No.4 )
日時: 2010/09/09 22:08
名前: キイノ (ID: fG4XXkjw)

第一話 この世の運命と仕組み、それが金


(お金があるのとないのはどこが違うんだろ?)


この世で唯一の疑問。


(アタシはどっち?アタシはお嬢様なのかな?)


メイドからもらっ少女漫画のお嬢様は幸せそうだった。でも今のアタシは幸せではない。アタシだってお嬢様なのに…

「なんだか…つまんないの……」

周りに聞こえないような声でそっと呟いた。もうすぐ春が来る。満開の桜が現れる。新しい入学生がくる。

そして私、鵜野 鏡花は晴院学園中等部二年となる。世間で言う中学二年生だ。
中身はまだ小学生のような気がしてしょうがない。ついこの間初等部を卒業したと思ったらあっという間に一年が過ぎていた。

(アタシはこういう所向いてないんだよー)

頭をぼりぼりとかきながら大きなあくびをする。窓側の席は心地がいい…特に今みたいな暖かい季節はね…
そのままのんびりうたた寝でもしようと思ったら目の前に三つの影が現れた。

「鵜野さーん!見てこれー。高級ブランドの新作バッグ!この金って本物なんだー。けど割と安かったの!クスッ…たったの二十万よーー」

「撫子ちゃんとか見習ってー鵜野さんもがんばりましょ!
じゃないと一般人になっちゃうよー」

「けど鵜野さんってもう一般人みたいなものよねー。もうちょっとお金持ちの自覚持ったら?じゃないと晴院学園のレベルが落ちちゃう!」

言いたい事だけ言うと金持ちお嬢様たちは去っていった。正直あきれるな。

(何だよ…何の嫌味だよ…要するに金持ちは金持ちらしくしろってか?あーくだらねー)

しかしどんなにここに不満を持っても、何も言えない。
《金持ちは金持ちらしく…》


それがここ、金持ち私立学園晴院学園の基本ルールだ。


確かに全員が金持ちというわけではない。昔は金持ちだったのに訳ありで一般人になったとか後は推薦くらいだ。
一度入学すると卒業するまで資金は学校が支払う。そう考えるとラッキーだと思うし少し変だとも思う。

自分自身、初等部五年の頃に転校して来た。初めのうちは全寮制と聞いて好奇心で溢れていた。
でも自分の周りにいるのはもの自慢と高慢ちきなバカお嬢様お坊ちゃんばかり。

自分で言うのもなんだけど私は他の金持ちとどこか違う。何だろう金持ちじゃなくて一般人になりたかったのかな

(分かんないけど…でもどっちにしても、








アタシの今いる世界は楽しくない………)


・・・・・・・

プルルルル!!!
それはどこでも鳴りそうな普通の電話の音。授業が終わり放課後の部活もなく帰宅部の鏡花は部屋に寝っ転がっていた。
特に気の会う友達もいるわけではない。静まり返った部屋でぼぅーと天井を見つめる。



そんな時だった。運命を変える電話が鳴ったのは……


ガチャ…
やる気のない手でゆっくりと受話器をとる。

「もしもし……?」

すると電話の相手は以外にも

「鏡花…。久しぶりだな」

父だった……。父はいつも電話なんてしてこない。だから話し方も少しぎこちない。
それに去年の冬休みも夏休みも実家に帰っていないためどう話していいのか鏡花自身にもよく分からなかった。

「あぁ…うん、久しぶり。」

「学園は楽しいか?」

「もちろん…」

「友達はたくさん出来たか?」

「あったり前じゃん!!」

嘘の会話がむなしく流れていく。しかし鏡花は全てお見通しだった。

「もうめんどくさい会話はいいからさ…本題言ってよ」

「!っ…………そうか、分かった」

話の流れ的にいいニュースではないことは薄々気づいていた。それでも父の口から出た言葉は予想外だった。






「今日会社が倒産して借金を負わされた……」








「え…………」

一瞬何の反応もせずに受話器を持ったままどこか遠いどころにいる錯覚にとらわれた。そしてすぐまた現実に戻る

「え!何それ!?どうして……」

不思議とあまりショックは感じなかった。

「この世の中だ。赤字経営が長く続けばあっという間に今の状況さ。それを伝えに来た。
 気にするな……お前はそのまま学園で過ごせる。借金に返済期間はない。ゆっくりと返していくさ」

「でも……アタシも何かする!学園内でバイトする!」

「!?何を言ってるんだ!そんなの……ガチャ!!」

父がなんと言おうがかまわない。鏡花は強くこぶしを握り締めた。

確かに、一般人にはあこがれてた。金持ちはあまり好きじゃなかった


…だが

(借金なんてたまんないっつーの!!!!!!!)



バン!!

鏡花は訳も分からず部屋のドアを開け店街のほうへと走っていった。
お金をこんなに必要としたのは初めて…。普通の生活に憧れて嬉しかった反面、いつどのくらいの借金が襲ってくるのか分からない緊張感が心の中に張り巡らされてた。


(こんなの!アタシの望んだ生活じゃない!!)



「金ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」


・・・・・・・・・・・
走っていく鏡花の後姿を謎の人物が見つめていた。全身が漆黒で染まったスカート……怪しい空気…
腰まであるクルクルの綺麗な青い髪は彼女の美しくでも冷たい水色の瞳に良く合っていた。


そんな彼女がポツリと一言………

















「面白いゲーム参加者を見つけたわ…」


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