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- たいとる未定〈たいとる募集します〉
- 日時: 2010/09/12 16:26
- 名前: 夕宮 かりん (ID: pVoFPF2t)
気がつくと其処は灰色の世界だった。
「…何所?」
床は灰色、壁は灰色、天上も灰色。
そして右側の壁に灰色のドアが一つ。
他には何もない。
体を起こすと頭がズキンと痛んだ。
「っ——」
頭を強く強打したようで、さっき自分が何をやっていたのか思いだせない。
というか、自分が何者なのかも思いだせない。
〈ガチャ〉
ガチャ?
ドアが開く音だった。
「あ、新入りちゃん?やだ、この子ナイスっ」
灰色のドアの所に立っていたのは綺麗な女の人。
歳はおそらく20代前半だろう。
「ねぇ、名前なんて言うの?」
それが、思い出せない。
でも自分の名前覚えてませんなんて言えない。
「え、と。私は………」
「名前、忘れちゃったの?」
「———はい…」
本当にアホな話だ。
はい、と言ったのは変な子、と思われる事を承知で言った。
なのにその人は顔色を暗くする所か明るくした。
「そうなのかー、じゃあ私が名前付けてあげ…っとその前に私の名前は、宮河理。宜しくね♪」
そう言って宮河さんは手を差し伸べた。
「はい、宜し」
「理、そいつァ新入りィー?」
「あ、比呂ー♪この子可愛いよねっ。で、この子自分の事覚えてないみたいで。
名前すら覚えてないらしいから今名前決めてるんだけどー名前何がいいかなぁ」
宮河さんの目線がドアに行く。
私も反射的にドアに目を向けた。
——不良だ。
見た目的に不良だとすぐ分かった。
「名前ェ?んなもん俺が付けてやらァ」
「だーめー。この子は私が名前付けるの」
そう言うと宮河さんが私をぐいっと抱き寄せた。
それを引き離すように比呂さん(という人)が私の肩を引っ張る。
「あァん?よく見りゃコイツなかなか可愛いじゃねェか。理なんかに名前付けられたくねェよなァ」
「はー?この子は私の子ですーこの子に触らないでくださいー」
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- Re: たいとる未定〈たいとる募集します〉 ( No.1 )
- 日時: 2010/09/12 18:55
- 名前: 愛芯 (ID: 7GPkHSud)
いきなり記憶なくしてる主人公って・・・!
なんだか始まりから色んなキャラが出てきてるところから
まったくこの後の展開が予想できません!!><
でもなんだかおもしろい物語になりそうですね!
とても楽しみです!
タイトルは・・・
もうちょっと話が進んでから決めます?
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