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Il segreto dell'acacia
日時: 2010/09/14 17:07
名前: 雉明 ◆uqC/dldH8Q (ID: Z7dY/o0y)

初めましてorこんにちは、雉明です^^

今回、妖怪っぽいもの出そうと思っています。
そして、妖怪とか言いつつなんだかんだで恋愛主体らしいです。
恋愛とか許容できない、って人回れ右お勧めします。
……イヤでも一章は恋愛でないのか……何かよくわかんない話になりそうっす^p^

荒らし、チェンメ貼りに来た人は回れ右でお願いします。
荒らす人は色々覚悟の上でやってくださいね。

これでも読んでやるぜ、ってかた、宜しくお願いしますorz
スクロールでどうぞです^^

お客様
nekopanchi様 クロウ様

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Re: Il segreto dell'acacia ( No.1 )
日時: 2010/09/12 23:44
名前: 雉明 ◆uqC/dldH8Q (ID: Z7dY/o0y)

第1話



深夜、街外れの路地。
そこに現在、酒にでも酔っているのかおぼつかない足取りの中年男性が一人。

その男性に近づく、もう一つの影。中年男性は、その影に全く気付いていない。気付いていない——否、気付けないと言った方が正しいのかもしれない。影は現在意図的に気配を消しているし、酔ったような精神状態で気付けるほどに甘くない。それこそ影は熟練の殺人鬼だとでもいう様に気配を消し去っていた。

男声と影との距離が残り数十歩、と言うところまで縮まった時、唐突に影は口を開いた。

「金本充——」

急に背後で名を呼ばれ、少し狼狽の色を見せる中年男性。
影は低めではあるがよく響く声で、さらに続ける。

「恐喝により市民から金を巻き上げ、私腹をこやしのさばる糞人間……否、ゴミと称しても問題ないか」
「……なんだ手前?」

正体の解らぬ変な男に急に自らの名を呼ばれ、ゴミ呼ばわりされる。……そんな状況だが、中年男性は不用意に声を荒げたりはしなかった。理性を手放せば、その時点で負けたも同然だ。

Re: Il segreto dell'acacia ( No.2 )
日時: 2010/09/13 22:25
名前: 雉明 ◆uqC/dldH8Q (ID: Z7dY/o0y)

第2話



「我はグリフォン。天上の神々からの命により、貴様を——」

そこで、影は一度言葉を止める。……と、次の瞬間、影の背から何かが出現した。
広く、何処までも黒い——翼、が。

「処罰しに来た」
「——ッ!?」

そこでやっと危ないと悟り、身構えた時には既に遅く。
影の翼が動き、周囲に風を巻き起こす。
砂埃が舞い、中年男性は眼を開けない状態となる。
が——影の真意はそこにはない。

「にゃはッ」

そんな、楽しそうな響きを含んだ小さい笑い声を耳元で中年男性が聞いた、刹那——宙を確かに『何か』が舞った。風に乗るようにして。

一閃。視認できないほどに速く、刃物が中年男性の腹部に入り——刃物の持ち主の狙い通り、男性の服だけを切り裂いた。

「なッ……!」

男性が自分の服が裂けている事に気付いた時には、目の前に、意地悪そうに微笑んだ少女が立っていて。

——何時の間に!?

その叫びは中年男性の心に留まったままになるのだが。

それなりに警戒していたのに。……こんな易々と目の前に。

「どーするゥ? 殺ろうと思ったら今ここで貴方を切り裂いちゃうことだってできるんだけどォ……?」

甘えたような口調なのに、声は全く違う。少女、なんて声ではなく、正しく……氷。温度なんて欠片も感じさせない。
男性は、動く事も出来ず、ただただ硬直した状態で呆けたように少女を見つめる。

Re: Il segreto dell'acacia ( No.3 )
日時: 2010/09/13 22:56
名前: Nekopanchi (ID: 0M.9FvYj)

どうも! お久しぶりです雉明さん!
…いやー、最近見かけなかったのでどうしたのかと思いましたよ。

おー、今度は妖怪+恋愛ですかー、
妖怪モノ書いてる俺としては続き楽しみです。頑張って下さいね!!!!

Re: Il segreto dell'acacia ( No.4 )
日時: 2010/09/13 23:12
名前: 雉明 ◆uqC/dldH8Q (ID: Z7dY/o0y)

nekoさん
今度挨拶しに行こうと思ってたのですがすいませんm(__)m
ちょっと諸事情により消える事が多々あります、と言う変な奴俺^p^

妖怪、とはちょっと違う気もしてくるんですが、それっぽいのです。
nekoさんと被ったらどうしようガクブルってしてますw
俺は基本外国ものっぽい妖怪が多いので被らない……かな……どうなのだろう←

有難う御座います! 明日にでもそちらに顔出させて頂きますですー^^
頑張りますねー、nekoさんも頑張ってください!


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