ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- _殺人組織
- 日時: 2010/10/17 10:39
- 名前: 雅 ◆D0A7OQqR9g (ID: JfFpjBhB)
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狂った世界の更に裏側
世界管理局の裏に続く
殺人組織の名。
—「 」
@ FIRST @
初めてきた方はお読みください。
→注意事項
@.グロテスク表現あります
@.登場人物多いです
@.亀更新です←
(追加有)
→駄目な事
@.荒らし
@.中傷
@.チェンメ
@.ルール破り
→良い事
@.コメ
@.NEXT
@.励ましの言葉←
等々
<全部読んだ方>
初めまして!
雅です(*^^)v
今から小説を開始しますが
「戻る」か「読む」
どちらか選んでください←
それでは初まり始まり(#^.^#)
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- Re: _殺人組織 ( No.2 )
- 日時: 2010/09/14 20:38
- 名前: 雅 ◆D0A7OQqR9g (ID: JfFpjBhB)
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( ゼロとは )
闇の帝王。
ものすごく強い。
闇の神として拝まれている。
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- Re: _殺人組織 ( No.3 )
- 日時: 2010/09/14 20:58
- 名前: 雅 ◆D0A7OQqR9g (ID: JfFpjBhB)
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[01]
世界は、狂った。
世界は、狂ってしまった。
能力(アビリティ)という力を手に入れたばっかりに。
ゼロという帝王を中心に狂った世界は回り始めてしまったんだ。
*
「…貴様だな。ルナスという男は」
ルナスという男の首に剣をつきたてる。
剣をつきたてる少女の名は—シオン・ローズナイト
世界管理局という世界を管理し、人の生死まで決めるという局の裏にある「殺人組織」所属。
世界管理局の命令でいらない人を殺すのが役目。
—で、今回はルナスが選ばれたわけだった。
「そっそうだが……
っ、嫌だああああ!殺さないでくれええええ!」
最初は冷静を装っていたけれど最後はやはり取り乱す。
大体人間と言う者はそうなのだ。
その悲痛な声を聞くたびに殺人組織の人々は胸を少しばかり痛めるのだが。
それが命令。
決して逆らうことのできない命令なのだ。
少女は少し目を細めて剣を離す。
ルナスは安心したような顔をする。
しかしそれは間違いで。
少女はすぐに闇の能力で闇の剣を造る。
そしてその剣を今度はルナスの心臓辺りにあてた。
「…一瞬で死ぬか、苦しんで死ぬか選ぶがよい」
少女はそう呟いて目を瞑る。
そして静かに返答を待つ。
「…一瞬、がいい。」
そう聞いた途端少女は剣を消し、全身に力を込める。
—彼女のもう1つの能力「無」。
それはすべての存在するもの、つまり「有」を消す。
つまり「無」にする能力だ。
今まさにその能力を使おうとしている。
「貴様は世界管理局に選ばれし被害者の1人。
消えた魂は天国に送ってやろう。」
少女はニヤリと小さく微笑んで能力を高めた。
ルナスの茶色い瞳からは涙があふれていた。
少女は目を瞑る。
そして呟いた。
「さようなら。
…魂よ天に召され幸せとなることを祈る」
ルナスの体は闇に包まれ消えた。
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- Re: _殺人組織 ( No.4 )
- 日時: 2010/09/14 21:17
- 名前: 雅 ◆D0A7OQqR9g (ID: JfFpjBhB)
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[02]
「うむ。良くやった諸君」
「陛下っ!…有り難きお言葉!」
少女は1人の男性を見たとたん膝まづく。
続いて「クロス」「マリア」「プロス」「ルナ」「エレナ」も膝まづく。
男性は口角を更に上げて高笑いした。
「はははははっ。顔を上げるのだ諸君。
そんなにも堅くならなくてよいではないか」
ニヤニヤと笑い男性は足を組んだ。
そしてどこからかハンコを出して書類に押した。
書類には「殺人依頼書」と書かれていた。
「疲れたであろう。もう休むがよい。
あまり取り乱さないようにするのだぞ」
愉快そうに笑って男性は足早に去って行った。
扉が重く閉まった後クロスがシオンに問う。
「どうして苦しめなかったのだ?
お前らしくない。…シオン」
「別に。少しばかり体調が優れなくてな。
…早く終わらせたかった。」
「…それならいいんだ。
別に苦しめなくてはならないというわけじゃない
しな。」
「分かってくれて結構」
「そうだな」
クロスと話をしてシオンはツカツカと歩いていく。
そしてカプセルを皆に配った。
「なに、コレ」
口々に言う皆にシオンは口を開く。
「新しい能力増加薬だそうだ。
多少の副作用はあるが前回より少なくなったと」
そうだけ説明してシオンは薬を口に運んだ。
血の味がして、不愉快だ。
先程殺したルナスの取り巻きの、血。
チッと舌打ちをして水を口に含んだ。
無駄に甘い薬にまた不愉快を感じて側に置いていたコーヒーを一口飲んだ。
辺りを見回すと副作用のせいか寝ている奴や吐血をする奴が多数。
でも副作用のレベルが低くなっている。
昔は殺人意欲を起る、とか死ぬとかの副作用があった。
ふふ、と安心の笑みをこぼした。
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- Re: _殺人組織 ( No.5 )
- 日時: 2010/09/15 17:33
- 名前: 雅 ◆D0A7OQqR9g (ID: JfFpjBhB)
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[03]
「今日の依頼はラクス城の破壊だ。」
次の日。
依頼だけ聞いて皆さっさと歩いてゆく。
私も依頼内容の紙を持って歩いた。
—それだけならクロスの能力でいけるか?
そう思いながら依頼内容を見る。
端の方に「魔獣に注意」と書かれていた。
—いけなさそうだ…。
目を瞑って、息を吸って、歩いた。
*
「ここがラクス城。まずは見つかりにくいルートを
探す」
それだけ言うと皆各自に探し始める。
そして調べたがあまり結果は得られなく、一番灯りが少ない道へ出た。
そしてエレナの具現化能力で家来の服を身にまとい歩いていく。
途中他の家来に会ったが何とか切り抜けた。
「結構早く終わりそうですね、シオンさん」
そう呟いたマリアにプロスは言葉を返す。
「そ、そうでもないみたい…だよ?マリアちゃん」
プロスが指差している方向を見ると…
銀色の狼が、いた。
≪…貴様等は、誰だ。名を名乗れ。≫
「…世界管理局裏組織である「DARK—ダーク—」の
シオン・ローズナイトです」
≪…DARK…、それならば貴様等は殺さなければ
私に勝てる者は……おらんがな!≫
自己紹介をしたあと、狼は襲いかかってくる。
そして狼は一瞬のうちに吹雪を起こした。
辺りは凍りつく。
白銀の世界になる。
すかさずシオンも剣に闇を這わせた。
「負けるのは貴様だ。狼よ」
≪狼ではない。珀(ハク)という名がある。≫
「そんなことどうでもいいハクぅ!!!」
≪そんなに力むと逆に負けるぞ。≫
シオンは闇の剣でハクを切り刻む。
一方ハクはシオンを吹雪で所々凍らせてゆく。
2人とも自由は聞かなくなりただ息を吐く。
2人の様子では互角に見える。
「っ私は負けられん!依頼は必ず遂行するのだ!」
≪貴様はここで死ぬのだああああああ!≫
2人は一斉に攻撃する。
闇と吹雪はぶつかって黒は白に白は黒に染まっていった。
霧が発生しあたりは何も見えなくなった。
霧が晴れたころ見えたのは…
2人の倒れた姿。
…引き分けだった。
≪お主、中々やるじゃないか…
この私をここまでにしたのはお主が初めて≫
「ふふ、有難う。貴様も素晴らしい。」
≪…決めた。私はお主に着いて行くことにする
…いいか?…シオン≫
「いいだろう。…宜しくなハク」
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- Re: _殺人組織 ( No.6 )
- 日時: 2010/09/30 16:15
- 名前: ちーちゃん (ID: 8cMze6mt)
面白い…これからも読みます!
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