ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 振り向かないで
- 日時: 2010/09/19 15:27
- 名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)
はい、またまた完結してもないのに新スレ立ち上げてしまいましたよ。どうも、ソフィアです。
今回はゴーゴンがでてくるギャグシリアスになりました。
コメディに立ち上げようかとも思いましたが、コメディ流れるの早いのでこっちで……(あ、でも最近はシリアスも賑やかになってきましたよね)
ゴーゴンというのは髪の毛が蛇になっている女の人のことで、彼女の顔を見た者は石にされてしまうという言い伝えがあります。
物凄く暇なときとかにチラ見していただけたらいいな、と思っておりますので、どうぞよろしくお願いします!
Page:1
- Re: 振り向かないで ( No.1 )
- 日時: 2010/09/19 15:42
- 名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)
『ぼくの家族』三年一組 中村優太郎
ぼくの家族は、みんなとても優しいです。
ぼくの家には、ぼくとお父さんとお母さんとお兄ちゃんとお姉ちゃんが住んでいて、となりの家には、おばあちゃんやおじいちゃん、いとこが住んでいます。
まず、お父さんのしょうかいをします。お父さんは髪の毛が緑色で、よくバイクに乗りながらお酒をのむのでおまわりさんに捕まります。でも、ぼくは優しいお父さんが大好きです。
お母さんは髪の毛がピンクで、やっぱりお酒を飲みながらバイクに乗るけど、ぼくはお母さんが大好きです。
お姉ちゃんは有名なK大学というところに通っていて、とても頭がいいです。だけど、お姉ちゃんはお父さんとお母さんのことが大嫌いなそうなので、僕はお姉ちゃんが嫌いです。
お兄ちゃんはとっても優しいから好きです。お兄ちゃんの髪の毛は緑色だけど、お酒は飲みません。
おばあちゃんとおじいちゃんは、髪の毛が真っ白です。優しくていい人です。お菓子を買ってくれます。
そして、最後にいとこのしょうかいです。
いとこは、ぼくと同じ小学三年生で、とっても優しいです。髪の毛は緑色です。でもいとこは、お父さんやお兄ちゃんと違って、生まれたときから髪の毛が緑色でした。眉毛や、体に生えてくる毛も緑色です。
いとこは、そのせいで学校の子にいじめられているそうです。
そのいとことは、二組の中村みさきちゃんのことです。
一組にも、みさきちゃんのことをいじめている人がいるって聞きました。
みさきちゃんをいじめた事のある人は、このじゅぎょうが終わったらぼくの所に来てください。
これで、ぼくの発表を終わります。
聞いてくれて、ありがとうございました。
- Re: 振り向かないで ( No.2 )
- 日時: 2010/09/20 19:35
- 名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)
プロローグ 三年一組 中村優太郎
「大好き。大好き。みさきちゃん、大好き。みさきちゃん。大好き。大好き、大好き。大好き。みさきちゃん。大好き、大好き。大好き。大好き。大好き、みさきちゃん。みんななんかにはわからないと思うけど、みさきちゃんってね、すごく可愛いんだよ。それにね、すごくすごく優しいんだよ。それにそれに、可愛いの! 優しいし」
三年一組の中村優太郎。わたしは、こいつがすごく苦手だ。
毎日毎日「みさきちゃん」とやらの魅力を語り、それを真面目に聞かないと殴られてしまう。
そこまで「みさきちゃん」に心酔するとなれば、なにかしら理由があるのだろうが、いくらなんでもこれはやりすぎだとは思わないか?
あ、申し遅れたが、わたしの名前は星野レンリ。五年三組の学級委員長だ。
中村優太郎とは、帰り道が同じ方向なので、いつも一緒に下校している。
が……正直言うとキツい。もう限界である。
中村は、「みさきちゃん」の褒め言葉しか口にしないので、わたしはそれに返す言葉がない。
「へぇ」とか、「すごいね」と返すのが精一杯なのだ。
これは最早、ほら、あれである。今話題の「ヤンデレ」とかいうヤツである。
「いい加減にしろよ全く……」
「レンリさん、なんか言った?」
「いや、何も言ってない」
あぁ、ここでもし本当のことを言えば、わたしは一秒後に中村に殴られるだろうなぁ。
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。